Salesforceをしらなくて、でも担当になった人にきいてもらいたい
freee 株式会社ゼロからはじめるSalesforce2018.12.18
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University of the Philippines Dilliman校卒 Computer Science専攻2011.04 システムエンジニアとしてコンビニのシステムの保守を行う。そのころ業務の片手間に内部の工数管理をするためにSalesforceのカスタマイズを行っていた。2015.10 freee株式会社に入社し、GYOMUハックエンジニアとして、ノンエンジニアであるセールス、マーケティング、サポートなどの業務をエンジニアリングでサポートしている。2017.04 GYOMUハックとしての活動を外に広めるために、GYOMU HackersGuildというコミュニティを始めた。Miry HironoTwitter: mirygoaround廣野 美里freee株式会社 GYOMUハックエンジニア
きっかけはSalesforce女子部3突然、Salesforce担当になったんですが、何から始めればわからないんです……
きっかけはSalesforce女子部4突然、Salesforce担当になったんですが、何から始めればわからないんです……そりゃそうだよね??
5勉強会とかにいってもたぶん、はじめてのひとにはむずかしい???プロセスビルダーフローApex? オブジェクト
6勉強会とかにいってもたぶん、はじめてのひとにはむずかしい???プロセスビルダーフローApex? オブジェクトわからない言葉がてんこもり!
7ゼロからはじめるSalesforceということで、Salesforceをさあ使おう、と思った時にどういう風に考えていくといいのかをまとめてみました
81.何をやりたいのかを明確にまずは、Salesforceとか難しいことを考えずに、「何をやりたいのか」を明確にしましょう。マーケティング インサイドセールス工数管理フィールドセールスコールセンター
92.どんな数字を目標にするのかどんな業務を行なっていくのかが明確になったら、それぞれの業務でどんな数字を追っていくのかを考えましょう。今具体的に決まっている必要はないですが、大まかな方向性を決めましょう。アクティビティをカウントする商談化数をおっていくクオリティを観察する顧客満足度を取得する
103.Salesforceの機能を調べるここで初めてSalesforceが登場します。Salesforceはある程度の業務を想定した機能が標準で提供されているので、Salesforce上で業務を組み立てるのも結構自由にできます。ヘルプページTrailheadDevelopers EditionSandbox
114.実装設計する機能を調べたら、早速設計に入りましょう。けっこう癖があるので、DE環境やSandbox環境で触りながら設計するのが良いです。オブジェクト設計プロセスの自動化設計
124.実装設計するーオブジェクト設計追いたい数字を決めてもらったかと思いますが、それがSalesforceのレポートでどのように集計できるのかをイメージしながらオブジェクト構成のイメージを考えます。データモデル図を書くとイメージが湧きやすいかもしれません。
13おまけSalesforceは顧客情報のデータベースなのですが、データベースってなんだってところを簡単に。Table=本棚Record=本Column=要素 SalesforceだとTable→オブジェクトRecord→レコードColumn→項目
144.実装設計するーオブジェクト設計オブジェクト活用を考えるコツは、1. 標準オブジェクトを活用する2. 標準項目を活用する3. カスタム項目を活用する4. カスタムオブジェクトを活用するです。それぞれどのような内容を格納するのかを考えて、標準が使えるときは標準のものを使いましょう。
154.実装設計するープロセスの自動化設計業務プロセスを考えていると、自動化したいなという要望も出てくると思います。Salesforceの自動化や便利機能を使うことを考えたとき、この順で考えます。1. 数式で対応できるか2. 積み上げ集計で対応できるか3. LEXのコンポーネントで対応できるか4. ワークフロールールで対応できるか5. プロセスビルダーで対応できるか6. フローで対応できるか7. Apexで対応できるかとくに、エンジニアにとってはApexなどでコーディングしてしまうのが楽ですが、メンテナンスやどんな処理が動いているのかの把握のことを考えると上記の順で考えるのが良いです。
164.実装設計するープロセスの自動化設計下記のような機能は標準で提供されているので、検討してみてください● リードのマージ● リードのコンバート(取引の開始)● 取引先のマージ● 取引先責任者のマージ● 承認プロセス
175.実装するSalesforceの実装をするとき、いきなり本番環境で設定変更するのはやめましょう。DEやSandbox環境で思い通りの挙動をするのかをテストしてからにしましょう。Sandboxで実装をすれば、変更を本番環境に反映するリリースが行えるので、Sandboxをつかうのがいいかもしれません。けっこう癖があるので、あれ、これはできないんだ??とかいろいろ詰まるかもしれないですし、苦労するかもしれません。笑周りの人やコミュニティなどで訊きながら、思い通りのものを実装してみましょう。
186.動作確認業務に実際に関わる人に動作を確認してもらいましょう。オペレーションを回してみて、レポートを確認して、シュミレートしてみましょう。フィードバックを受けながらチューニングしていきましょう。
業務プロセスを改善しながら学んだことさまざまな課題に対応する中気づいた大事なことどんなデータが必要なのかを整理すること誰が何を見れれば良いのかを整理すること極力Salesforceの標準機能に則ること極力汎用的なプロセスにすることすでにあるツールなどは積極的にためしてみること
スモールビジネスを、世界の主役に。