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新規ビジネスにおける プロトタイピングと実践 ナビタイムジャパン 植竹

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自己紹介 ● 1986年生 ● 大学では「民俗学」を研究 ● 新卒でナビタイムジャパン入社 ● サーバーエンジニア → マネージャ ○ 乗換NAVITIMEやNAVITIMEを主に見ていました ○ リニューアルなども含め、 4アプリほど立ち上げ ※着せ替え搭載なども企画

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会社の紹介 株式会社ナビタイムジャパン(設立:2000年) 「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」 を経営理念に、BtoC/BtoB問わず様々なサービスを展開しています。 ※当社サービス全体の月間ユニークユーザ数合計( 2017年12月末時点)

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サービスの紹介 「毎日楽しく歩けて、気がついたら健康になる」 をテーマにしたアプリです ・毎日の振り返り通知 ・今までの歩いた全記録情報 ・もっと歩きたくなるコース紹介 などで、あなたの歩きをちょっと改善し、 楽しい習慣にするお手伝いを致します。 ウォーキングNAVITIME-ALKOO-

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サービスの紹介 ウォーキングポイント 移動記録 知る → 楽しむ → もっと歩く というステップが踏める機能を用意 コース情報

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そもそもの起こり 「限られた時間を有意義に」というビジョンに対して もっと他に出来ることはないかを考える中で、 「歩き」にフォーカスして検討を進めていた。 2014年、iOSに「ヘルスケア」が追加されるなど、 世の中で「ヘルスケア/fitness」の波が大きくなる・・・。

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健康寿命が伸びれば、有意義に使える時間も増える! 9.02年 12.4年 ※平均寿命(平成25年)は厚生労働省、平成 25年簡易生命表の概況より ※健康寿命(平成25年)は健康日本21(第二次)現状値の年次推移、別表第一より

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歩くことで、 健康寿命を伸ばす ことができないか・・・

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新ビジネス!! いままで「ヘルスケア」というものを作った事がなく、 知識/ノウハウが無い・・・ 「歩く」と一言で言っても、色々バリエーションはある  ・ウォーキング  ・お散歩  ・ハイキング  ・単なる移動手段     ・     ・     ・

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何が正解なんだろう??

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こういう時はプロトタイピング

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※開発体制 プロジェクト マネージャー 開発メンバー デザイナー

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以前のすすめかた コンセプトなど洗い出し デザイナーが素案作成 印刷などして、みんなで確認 画像を見ながら開発 完成!!

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問題だらけ・・・ 印刷の手間 PJ外の人に 見てもらうには? 実際の操作感が 分かりづらい 開発時に デザインとズレる 不明点や修正点 の共有/管理が手間 後から 振り返りづらい 「デザイン待ち」 が起きやすい

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大きな問題がクリアに 1. 誰でも簡単にプロトタイプを作成/確認可能 2. いつでも実際の端末で、確認/テスト可能 3. 結果をコメントで指摘/修正を管理共有できる

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うちも少しずつ進化しています

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プロトタイプテストの難しさ ・どれぐらいやるべきか ・誰に対してやるべきか ・何をもって成果/ゴールとすべきか プロトタイプテストは明確にやらないとただのコスト

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prottで解決できるもの ・実際の触り心地  -動きや画面の流れは自然か  -端末上で見た時に、どのボタンの意味や存在が分かるか? ・イメージの共有  -PJ内はもちろん、PJ外のメンバーとも  -正しい認識を持ち、余分なコストを払わずに済む

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prottで解決できないもの ・それが本当に売れるのか? ・どれ位売れるのか? ?

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プロダクトは試せるけど、ビジネスは試せない ・プロトタイピングにビジネスの責任を負わせてはいけない  -ビジネスは、ビジネスの市場で検証すべき  -究極、世の中に出してみないとわからない ・出来ることは、試すに値するだけのものを作ること  -打率を上げることは可能  -仮説をしっかり検証するための設計を行うのが大事

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今の所の正解(?) 「毎日楽しく歩けて、気がついたら健康になる」 をテーマにしたアプリです ・毎日の振り返り通知 ・今までの歩いた全記録情報 ・もっと歩きたくなるコース紹介 などで、あなたの歩きをちょっと改善し、 楽しい習慣にするお手伝いを致します。 ウォーキングNAVITIME-ALKOO-

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大事なのは、スピードを出すこと ● コストの削減 ○ 時間がかかることは、間違いなくコスト ● 数撃ちゃ当たる ○ より当たるように、外れたことも学びに出来る設計に ○ 数撃てるように考えて動く ● 何度でもやり続ける ○ 試行錯誤こそ、プロトタイピング

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ご静聴、ありがとうございました