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プロダクトの理想と現実はなぜ乖離しがち? プロダクト作りに潜む問題を考える 2022/05/24

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自己紹介 ● 鈴木 健太郎(Twitter:@suzukentaro) ● 年齢:39歳 ● 開発ディレクター歴:17年 ● 現職:株式会社Timers Lead Product Manager

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運営サービス紹介

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Famm Famm(ファム)とは、お子様の写真・動画共有/子育て費用の相談会つき撮影会/ママのための キャリアスクール/出張撮影など、子育て家族の理想のライフデザインに寄り添うブランドです。

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詳しくは https://famm.us/

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本日お話したいこと

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こんな投稿が最近バズりました

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本日お話したいポイント 1. 開発者の理解(解像度)が低い問題 2.営業が売りたいものが想定外すぎる 問題 3.リリース内容が理想からかけ離れる 問題

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1. 開発者の理解(解像度)が低い問題

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プロダクト提供価値が説明不足だから ● 開発メンバーに、開発機能の説明で終始している ○ プロダクトの顧客課題や価値の説明をしてない ○ 開発メンバーは機能仕様書通りの開発しかできない状況では? ● 解決例 ○ 開発内容のWhyとWhatを説明し、共感してもらう ■ リーンキャンバス ■ バリュープロポジションキャンバス ■ ユーザーインタビュー

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2. 営業が売りたいものが想定外すぎる問題

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営業チームの事情を理解してないから ● 営業がなぜそんなこと言い出すか、知ってますか? ○ 担当営業の追っている目標を知ってますか? ○ 営業が対面する顧客の反応を想像できますか? ● 解決案 ○ 営業の事情を理解してみる ■ 部署目標のヒアリング ■ 営業の席に同席させてもらう

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3. リリース内容が理想からかけ離れる問題

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各所からの要望に優先順位がつけられないから ● 横やりが止められない ○ 整合性のとれない要望を受けまくると、開発チームは疲弊混乱 ○ 「その要望、対応しないと本当に問題が起こりますか?」 ● 解決案 ○ 誰がプロダクトの最終意思決定者かはっきりさせる ■ 影の意思決定者がいたら、表に引きずり出すのもPdMの仕事 ■ 複数部署から要望が来たら、各部署に優先度整理してもらう ■ プロダクトゴールに合ってない要望は「No」の説明を

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リリース予定日 > 品質になってしまっているから ● リリース予定日が優先されすぎている ○ リリース予定日 > 顧客の期待になぜかなってしまっている ○ 間に合わない量を期限までに作ろうとしている ● 解決案 ○ 希望リリース日の必然性を早めに握っておく ■ リリース予定日を対外公表しない ■ リリース予定日に出せないと何が起こるのか想定 ■ リリース予定日が変えられないなら、実装要件を減らせないか

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まとめ

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まとめ 1. 開発者の理解(解像度)が低い問題 ○ プロダクト提供価値が説明不足だから 2. 営業が売りたいものが想定外すぎる問題 ○ 営業チームの事情を理解してないから 3. リリース内容が理想からかけ離れる問題 ○ 各所からの要望に優先順位がつけられないから ○ リリース予定日 > 品質になってしまっているから

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最後に 開発者・ビジネス各部門とも正しく 連携を取って、 どうしてこうなった...なプロダクト が世の中から少しでも減ることを 祈願しています。