Slide 1

Slide 1 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  小さな変化から始めるアジャイル Agile Japan 2022 北陸サテライト

Slide 2

Slide 2 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  経歴 2013年 Web制作会社を経て、ナイル株式会社に入社 ● スマホアプリ開発でアジャイルUX推進 2016年 合同会社DMM.comに入社 ● UXリサーチャーとして事業横断でUXリサーチ&改善提案 ● プロダクトオーナーとしてブロックチェーン関連の 新規プロダクトを企画 2018年 同グループ合同会社EXNOAに転籍 ● フロントエンドエンジニアにジョブチェンジ ● Spotifyモデルを参考にプラットフォーム開発 2021年 株式会社LabBaseに入社 ● LabBase就職の開発に従事 坂本 圭佑 ソフトウェアエンジニア Certified ScrumMaster® 試行錯誤しながら日々皆さんから学んでいます(感謝)

Slide 3

Slide 3 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 

Slide 4

Slide 4 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  研究エンパワープラットフォームの創造に向けて
 複数サービスを展開
 キャリア関連事業
 新規事業/新規サービス


Slide 5

Slide 5 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 

Slide 6

Slide 6 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  目次 ● チームで取り組んだこと ● 大事にしていること ● まとめ

Slide 7

Slide 7 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  チームで取り組んだこと

Slide 8

Slide 8 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  チーム夕会でアジャイル開発に関するドキュメントを1項目ずつ読む 状況 ● チームのメンバーはスクラムの経験がある人とない人が混在 ● 意外と読んだことないスクラムガイド ● 夕会で「1日1つ強くなったこと」を共有していた やったこと ● チーム夕会でアジャイルに関するドキュメントを1項目ずつ音読 起きたこと ● 基本は言いっぱなしだから特に反応はない ● たまにファシリテーターから一言コメントをもらえる ● 知らないことが書かれていると盛りあがる わかったこと ● 言いっぱなしでも辛くない(続けられる) ● コメントもらえると嬉しい ● 見開き2ページがちょうど良い

Slide 9

Slide 9 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  話しかけやすい環境づくり 状況 ● フルリモートワーク環境 ● Discordオンラインメンバー少なめ やったこと ● DiscordからGatherに切り替え ● 大きなスペースからぱっと見で全体が見える 小さなスペースに変更 起きたこと ● MTGもGatherでやりたいという声 わかったこと ● 顔が見えなくてもアイコンがあるから話しやすい ● Discordの時よりも移動の心理的障壁が低い

Slide 10

Slide 10 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  デイリースクラム_ファシリテーター輪番制 状況 ● チームの再編成 ● メンバーはスクラムを知っているが実践はまちまち やったこと ● デイリースクラムのファシリテーターを輪番で実施 起きたこと ● 初めてファシリテーターになった人が進め方がわからず混乱 ● 進め方を知っている人がサポートする わかったこと ● 知っているのと実践できるのは違う ● 自発的な助け合いが起きる ● チームとしてスクラムに習熟していく感覚が生まれる

Slide 11

Slide 11 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  受け入れ基準駆動開発 状況 ● 「受け入れ基準」が記載されないまま着手することもしばしば ● 一部のメンバーは「完成の定義」と「受け入れ基準」の違いis何? やったこと ● 要求段階での認識ズレを解消することの重要性を共有 ● リファインメント時にチームで話しながら受け入れ基準を書く ● 「実例マッピング」ワークショップ開催 起きたこと ● 受け入れ基準を丁寧に記載する他チームが出現 ● 頻繁に受け入れ基準チェック ● リリース後致命的な不具合が発生せず修正コスト減少 わかったこと ● なぜやるかを説明すると受け入れられやすい ● 一緒にやってみると真似する人が増える 参考:事例から学ぶ実例マッピングのやり方 / Example Mapping 参考:ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版 アジャイル時代 の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方

Slide 12

Slide 12 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  爆弾バックログ 状況 ● 今後の計画を立てるために定期的にやりたいこと について開発メンバーにヒアリングしていた やったこと ● このまま放置しているとヤバいことも 「爆弾バックログ」として書き出してもらう ● 規模,難易度,緊急度を記載してもらう 起きたこと ● 「爆弾バックログ」に20件程度追加される ● 7件の爆弾解除に成功 わかったこと ● 「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」は別 ● いつ爆弾を解除するべきかの見極めが難しい 参考:セキュリティとアジャイル開発のいい関係について考える

Slide 13

Slide 13 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  仕様調査・不具合修正グループ 状況 ● 仕様調査・不具合修正依頼が散発的に発生 ● プロダクトマネージャーが誰に依頼するか迷う ● 複数プロダクトが存在し、属人化気味 やったこと ● 仕様調査・不具合解消グループを横断で立てる ● スプリントごとに担当グループが依頼に対応する ● 対応するときはモブワーク推奨 起きたこと ● プロダクトマネージャーが迷わずに依頼できる ● メンバー間でドメイン知識を緩やかに共有 わかったこと ● グループごとに負荷が偏るので再分配が必要 ● スプリントゴール達成に影響あり ユニットA ユニットB ユニットC 仕様調査・不具合解消グループ

Slide 14

Slide 14 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  ドメイン駆動設計勉強会 状況 ● 個人的に導入したいという気持ちがあった ● ドメイン駆動設計についての知識がバラバラ やったこと ● 誰でも参加可能な輪読会を開催 ● その場で読んで進めていくスタイル ● ケースを想定して実際にモデリング 起きたこと ● よくわからなかった点を話し合うことで、 認識合わせが進んだ わかったこと ● 架空のケースよりも自分達のプロダクトの方が想 像しやすい。予行演習になる。 ● ある程度プロダクトに対してチームを固定しない と難しい?

Slide 15

Slide 15 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  仕様が把握しやすいようにテストを書く 状況 ● テストケース名がtest01、コメントで補足 ● 1つのテストケース内にアサーションがたくさん ● テストケース間でテストデータに依存関係あり やったこと ● 課題感の共有&書き方について認識合わせ ● テストケースを見て仕様を把握できるように書く ● ペアプロでテストを一緒に書く 起きたこと ● 仕様が把握しやすいテストが増え始めた ● 過去のテストに追記するときは従来のままである こともしばしば わかったこと ● サンプルコードがあると真似されやすい 参考:テストコードにはテストの意図を込めよう

Slide 16

Slide 16 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  ヘルプサイトを育てる 状況 ● 定期的にスクラムチームに仕様調査依頼がある ● 部署を跨いで仕様に関する現状認識が錯綜気味 ● リリース後のヘルプサイト改訂作業が滞り気味 やったこと ● ユーザーストーリーの受け入れ基準を仕様書として残す ● 良いヘルプサイトについて学習する ● カスタマーサクセスチームとヘルプサイト改訂フローに ついて認識合わせ ● ヘルプサイトの見直し,運用開始 起きたこと ● 同じ内容の問い合わせが減少 わかったこと ● カスタマーサクセスチームも同じ課題感を持っていた ● 組織として力を入れるにはなぜやるかが大事

Slide 17

Slide 17 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  取り組みの全体像を提示する 取り組み回ってる? 一緒に推進しようよ! テックリード

Slide 18

Slide 18 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  大事にしていること

Slide 19

Slide 19 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  理想を描く

Slide 20

Slide 20 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  課題解決としての変化を起こす 理想 現状 課題 解決策

Slide 21

Slide 21 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  それぞれができる範囲で小さな変化を起こす 自チーム 他チーム 楽しく開発したいから アジャイル開発を 推進するぞ! 受け入れ基準駆動開発 一緒にやりましょ〜 受け入れ基準駆動開発 おすすめです〜 やってみよう かな?

Slide 22

Slide 22 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  理想に向かって進んでいる自分達を認める 理想 現状 ギャップが大きくてつらい 理想 過去 一歩ずつ理想に向かって 進められているぞ! 現状

Slide 23

Slide 23 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  まとめ

Slide 24

Slide 24 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.  仲間と対話を通して小さな変化を起こし、少しずつアジャイルになる 現状 理想

Slide 25

Slide 25 text

Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved.