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Agile Japan 2022 北陸サテライト 小さな変化から始めるアジャイル

Agile Japan 2022 北陸サテライト 小さな変化から始めるアジャイル

Sakamoto Keisuke

December 10, 2022
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  1. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    小さな変化から始めるアジャイル
    Agile Japan 2022 北陸サテライト

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  2. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    経歴
    2013年 Web制作会社を経て、ナイル株式会社に入社
    ● スマホアプリ開発でアジャイルUX推進
    2016年 合同会社DMM.comに入社
    ● UXリサーチャーとして事業横断でUXリサーチ&改善提案
    ● プロダクトオーナーとしてブロックチェーン関連の
    新規プロダクトを企画
    2018年 同グループ合同会社EXNOAに転籍
    ● フロントエンドエンジニアにジョブチェンジ
    ● Spotifyモデルを参考にプラットフォーム開発
    2021年 株式会社LabBaseに入社
    ● LabBase就職の開発に従事
    坂本 圭佑
    ソフトウェアエンジニア
    Certified ScrumMaster®
    試行錯誤しながら日々皆さんから学んでいます(感謝)

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  3. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 

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  4. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    研究エンパワープラットフォームの創造に向けて

    複数サービスを展開

    キャリア関連事業
 新規事業/新規サービス


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  6. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    目次
    ● チームで取り組んだこと
    ● 大事にしていること
    ● まとめ

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  7. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    チームで取り組んだこと

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  8. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    チーム夕会でアジャイル開発に関するドキュメントを1項目ずつ読む
    状況
    ● チームのメンバーはスクラムの経験がある人とない人が混在
    ● 意外と読んだことないスクラムガイド
    ● 夕会で「1日1つ強くなったこと」を共有していた
    やったこと
    ● チーム夕会でアジャイルに関するドキュメントを1項目ずつ音読
    起きたこと
    ● 基本は言いっぱなしだから特に反応はない
    ● たまにファシリテーターから一言コメントをもらえる
    ● 知らないことが書かれていると盛りあがる
    わかったこと
    ● 言いっぱなしでも辛くない(続けられる)
    ● コメントもらえると嬉しい
    ● 見開き2ページがちょうど良い

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  9. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    話しかけやすい環境づくり
    状況
    ● フルリモートワーク環境
    ● Discordオンラインメンバー少なめ
    やったこと
    ● DiscordからGatherに切り替え
    ● 大きなスペースからぱっと見で全体が見える
    小さなスペースに変更
    起きたこと
    ● MTGもGatherでやりたいという声
    わかったこと
    ● 顔が見えなくてもアイコンがあるから話しやすい
    ● Discordの時よりも移動の心理的障壁が低い

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  10. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    デイリースクラム_ファシリテーター輪番制
    状況
    ● チームの再編成
    ● メンバーはスクラムを知っているが実践はまちまち
    やったこと
    ● デイリースクラムのファシリテーターを輪番で実施
    起きたこと
    ● 初めてファシリテーターになった人が進め方がわからず混乱
    ● 進め方を知っている人がサポートする
    わかったこと
    ● 知っているのと実践できるのは違う
    ● 自発的な助け合いが起きる
    ● チームとしてスクラムに習熟していく感覚が生まれる

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  11. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    受け入れ基準駆動開発
    状況
    ● 「受け入れ基準」が記載されないまま着手することもしばしば
    ● 一部のメンバーは「完成の定義」と「受け入れ基準」の違いis何?
    やったこと
    ● 要求段階での認識ズレを解消することの重要性を共有
    ● リファインメント時にチームで話しながら受け入れ基準を書く
    ● 「実例マッピング」ワークショップ開催
    起きたこと
    ● 受け入れ基準を丁寧に記載する他チームが出現
    ● 頻繁に受け入れ基準チェック
    ● リリース後致命的な不具合が発生せず修正コスト減少
    わかったこと
    ● なぜやるかを説明すると受け入れられやすい
    ● 一緒にやってみると真似する人が増える
    参考:事例から学ぶ実例マッピングのやり方 / Example Mapping
    参考:ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版 アジャイル時代
    の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方

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  12. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    爆弾バックログ
    状況
    ● 今後の計画を立てるために定期的にやりたいこと
    について開発メンバーにヒアリングしていた
    やったこと
    ● このまま放置しているとヤバいことも
    「爆弾バックログ」として書き出してもらう
    ● 規模,難易度,緊急度を記載してもらう
    起きたこと
    ● 「爆弾バックログ」に20件程度追加される
    ● 7件の爆弾解除に成功
    わかったこと
    ● 「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」は別
    ● いつ爆弾を解除するべきかの見極めが難しい
    参考:セキュリティとアジャイル開発のいい関係について考える

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  13. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    仕様調査・不具合修正グループ
    状況
    ● 仕様調査・不具合修正依頼が散発的に発生
    ● プロダクトマネージャーが誰に依頼するか迷う
    ● 複数プロダクトが存在し、属人化気味
    やったこと
    ● 仕様調査・不具合解消グループを横断で立てる
    ● スプリントごとに担当グループが依頼に対応する
    ● 対応するときはモブワーク推奨
    起きたこと
    ● プロダクトマネージャーが迷わずに依頼できる
    ● メンバー間でドメイン知識を緩やかに共有
    わかったこと
    ● グループごとに負荷が偏るので再分配が必要
    ● スプリントゴール達成に影響あり
    ユニットA ユニットB ユニットC
    仕様調査・不具合解消グループ

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  14. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    ドメイン駆動設計勉強会
    状況
    ● 個人的に導入したいという気持ちがあった
    ● ドメイン駆動設計についての知識がバラバラ
    やったこと
    ● 誰でも参加可能な輪読会を開催
    ● その場で読んで進めていくスタイル
    ● ケースを想定して実際にモデリング
    起きたこと
    ● よくわからなかった点を話し合うことで、
    認識合わせが進んだ
    わかったこと
    ● 架空のケースよりも自分達のプロダクトの方が想
    像しやすい。予行演習になる。
    ● ある程度プロダクトに対してチームを固定しない
    と難しい?

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  15. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    仕様が把握しやすいようにテストを書く
    状況
    ● テストケース名がtest01、コメントで補足
    ● 1つのテストケース内にアサーションがたくさん
    ● テストケース間でテストデータに依存関係あり
    やったこと
    ● 課題感の共有&書き方について認識合わせ
    ● テストケースを見て仕様を把握できるように書く
    ● ペアプロでテストを一緒に書く
    起きたこと
    ● 仕様が把握しやすいテストが増え始めた
    ● 過去のテストに追記するときは従来のままである
    こともしばしば
    わかったこと
    ● サンプルコードがあると真似されやすい
    参考:テストコードにはテストの意図を込めよう

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  16. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    ヘルプサイトを育てる
    状況
    ● 定期的にスクラムチームに仕様調査依頼がある
    ● 部署を跨いで仕様に関する現状認識が錯綜気味
    ● リリース後のヘルプサイト改訂作業が滞り気味
    やったこと
    ● ユーザーストーリーの受け入れ基準を仕様書として残す
    ● 良いヘルプサイトについて学習する
    ● カスタマーサクセスチームとヘルプサイト改訂フローに
    ついて認識合わせ
    ● ヘルプサイトの見直し,運用開始
    起きたこと
    ● 同じ内容の問い合わせが減少
    わかったこと
    ● カスタマーサクセスチームも同じ課題感を持っていた
    ● 組織として力を入れるにはなぜやるかが大事

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  17. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    取り組みの全体像を提示する
    取り組み回ってる?
    一緒に推進しようよ!
    テックリード

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  18. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    大事にしていること

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  19. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    理想を描く

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  20. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    課題解決としての変化を起こす
    理想
    現状
    課題
    解決策

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  21. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    それぞれができる範囲で小さな変化を起こす
    自チーム
    他チーム
    楽しく開発したいから
    アジャイル開発を
    推進するぞ! 受け入れ基準駆動開発
    一緒にやりましょ〜
    受け入れ基準駆動開発
    おすすめです〜
    やってみよう
    かな?

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  22. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    理想に向かって進んでいる自分達を認める
    理想
    現状
    ギャップが大きくてつらい
    理想
    過去
    一歩ずつ理想に向かって
    進められているぞ!
    現状

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  23. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    まとめ

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  24. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 
    仲間と対話を通して小さな変化を起こし、少しずつアジャイルになる
    現状
    理想

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  25. Copyright © LabBase, Inc. All Rights Reserved. 

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