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一年間UnityAssetStoreで アセットを売ってみた 2020/08/25 アセットパブリッシャーLT大会#01 yunoda

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自己紹介 モバイルゲームエンジニア Unity/Blender 歴2年半 個人開発を経て、 エウレカスタジオ株式会社で ハイパーカジュアルゲームを作っていま す yunoda

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clusterでの活動

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アセットパブリッシャーLT大会について ● 今回が初開催 ● アセットを売っている人や売って みたい人の交流・情報交換が目 的 ● 需要があるのかどうかも含めて 実験的に開催してみた

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会場展示エリア clusterならでは、の試みとして 「アセットのサンプルが見れる」会場展示エリアを併設して みました! 気になったアセットは、QRコードから ストアページを訪れてみましょう!

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LT大会をやろう、と思った理由 ● Unityの情報は多いけど、UnityAssetStoreの情報は出回りにくい ● (個人的に)BOOTHやUEマーケットプレイスの知見がほしい! ● VRSNSが盛り上がっている。ユーザーの裾野が、ゲーム開発者だけでなく一般に も広がりつつあって、マーケットが広がってきている ● アセットを宣伝できる場所があるといいなぁ...... ● リターンの目安がある程度わかると、最初の一歩を踏み出しやすい

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リターンの目安、つまり...

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金 の話をしましょう!

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で、どれぐらい売れているの?

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集計期間とアセットの詳細 2019年10月~2020年7月 (9カ月) アセット数・・・7 マーケット・・・UnityAssetStoreのみ ジャンル・・・3Dモデル・マテリアル

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2019年の10月から順に見ていきましょう!

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2019年10月 『InstrumentsHD vol.1』を販売開始 UnityAssetStoreに初出品! ● 着手~完パケまで、だいたい 2週間(総 作業時間は170時間ぐらい) ● 26種類の3Dモデル ● HDRPで作成 ● ピアノのフリーアセットはすでにあった が、楽器が揃ったアセットがストアに見 当たらなかった ● 「無いなら売れば儲かる?」 がパブリッ シャーデビューの原点 ● 20ドルで販売

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2019年10月の売り上げは....

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0円!

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ひとつ作っただけじゃわからないので、

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2019年11月 『日本式プール』を販売開始 ● 着手~完パケまで、だいたい 1週間 ● propsはほぼなし。情景に絞った 3Dモデル ● HDRPで作成 ● ネタとして面白いアセットを作ったら、と思い立って制 作 ● 10ドルで販売 『日本式音楽室』を販売開始 ● 着手~完パケまで、だいたい 2週間 ● props多め。学校をテーマにした 3Dモデル ● HDRPで作成 ● 楽器アセットの次いでに買って貰えるといいな、と思っ て制作 ● 最初25ドルで販売 ⇒ 12月に15ドルに値下げ

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2019年11月の売り上げは....

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売れたっ!!!!

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リリースしてから三週目にようやく初の売り上げ 一か月近く動向がないこともある 販売数が急に跳ねたので、 どこかで紹介された可能性 がある...... 詳しいことは不明 (これは完全にラッキーパンチです .......)

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あれ、アセット結構売れるやん.....

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2019年12月 『日本式プール』を販売開始 ● 着手~完パケまで、だいたい 3週間 ● おでん種が主役の3Dモデル(モデル合計70個) ● HDRPで作成 ● 食べ物は結構ゲームに使いやすそう?、と思って制作 ● 着手~完パケまで、だいたい 1週間 ● HDRPの異方性反射マップについてアドカレを書いたときに作っ たサンプル集 ● マテリアルのみ(50個) ● 売れない......ことは織り込み済み(ニッチ過ぎる) 『Anisotropy Material Pack』を販売開始 『Food stall ver.Oden』を販売開始

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2019年12月 ● 着手~完パケまで、だいたい 2週間 ● humanoid型のキャラクタ―モデル ● もともとは小物の一つだったが、一つのアセットとして 出すことに ● 市場に出ているキャラクターが結構売れている?よう に見えたので実験的に売り出してみた ● リギング・アニメーション .....とやることが多い 合計3アセットをリリース! 『Simple Skeleton』を販売開始

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2019年12月の売り上げは....

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先月出したアセットが定期的に売れ始める

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2020年1月 仕事が決まり、アセット制作に使える時間が激減...... 1月はアセットのリリース無しという結果に

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2020年1月の売り上げは....

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「壊れてるよ」系のレビュー★1が付いたので、 そのバグ検証にバウチャーを配った。 ⇒SRPが分からないユーザーも多いので、 URP / HDRPで 作るのは良くなかった と痛感....

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2019年2月 『Unlimited Sword Works』を販売開始 ● 着手~完パケまで、一か月以上 ● 45種類の3Dモデル ● HDRPで作成 ● 「武器はゲームに使いやすい?」 ● 30ドルで販売 「日本刀だけ欲しい」みたいな声があったので、 ジャンルを混ぜ過ぎたかもしれません ......

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2020年2月の売り上げは....

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今日までの売り上げは....

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$50~$100ぐらい毎月売れる?

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売れている順に並べてみると.....

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(日本向けなので BOOTHで売った方がいい?)

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まとめ(※個人的な意見を含みます) ● キャラクターモデル売れない.....バ美肉向けのモデルで勝負した方かいいかも ● バリエーションの少なさが売り上げに響く可能性はある(=お得感が少ない) ● すでにフリーアセットで出ていないかチェック ● 値段20ドルを超えると、体感で売れ行きが減る..... ● 値段 × 売れた数 = 売れ高 なので、安過ぎず高過ぎずが重要 ● Built-inパイプラインで作るのが無難。HDRPでも売れないことはない

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アセット制作 / ストア整備に使用したツール モデリング・ペイント・リギング・アニメーション をすべてBlenderで作ってます ブラシ・デカール・パターンテクスチャ等はすべ てPhotoshopで作ってます DaVinci Resolve ストア動画や宣伝動画はすべてDaVinci Resolveで作っています

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アセット、出品してみませんか?