Slide 1

Slide 1 text

No content

Slide 2

Slide 2 text

P 2

Slide 3

Slide 3 text

P 3

Slide 4

Slide 4 text

P 4

Slide 5

Slide 5 text

P 5

Slide 6

Slide 6 text

PLATEAU Windowで出来る事の詳細説明 ■日時の設定・位置/建物の設定 ■窓のある部屋の位置、向き、高さの設定 ■都市景観の表示 ■各種情報の表示 ■コンパス機能 ■デモ例:展示利用 ■今後の課題 P 6 P 7 P 8 P 9 P 10~12 P 13 P 14 P 15 ↑デモ動画↑

Slide 7

Slide 7 text

■日時の設定 ■位置/建物の設定 ● GoogleMapsGeocodingAPIで、住所や施 設名から地理座標を取得します。 ● CityGMLデータをパースしてjson化し、必 要なデータをメッシュコード単位でweb サーバに保持します。 ● 地理座標をキーとして建物単位の情報を 取得します。 💡 データ量削減のため属性情報を3Dオブジェクトから直 接参照するアップデートを検討中です。 P 7

Slide 8

Slide 8 text

■窓のある部屋の 位置、向き、高さの設定 ● CityGMLデータには概ね建物の輪郭線と 地上面高に相当する情報(LOD0footprint) 及び、計測高さ(measuredHeight)が格納 されます。これを元に建物の形状を決め ます。 ● 部屋の窓は建物の輪郭に沿って存在、高 さは地上面から計測高さまでの相対的な 距離と想定して、位置・向き・高さを設 定します。 💡 今回はカバー範囲の広さを重視するためLOD1データ に準拠していますが、輪郭形状と高さの値から建物の概ね の形を推定しているため、正確ではありません。より正確 さを求めるために、LOD2以上のデータがある地域で3次 元データをもとに部屋の位置を設定する、外部建物データ と連携するなどを検討しています。 P 8

Slide 9

Slide 9 text

■都市景観の表示 ● ArcGIS Maps SDK for Unityを用いて 建物周囲の3D建物景観を描画しま す。 ● 部屋内は方向キーで歩くことができま す。数字キーで時間の早送りや巻き戻 しが可能です。 ● 地理座標、方位、時間に応じて部屋に 差し込む光が変わる簡易日照シミュ レーションを行います。 ● Open Weather APIを用いて地理座標 と時間に応じた天候を表現します。天 候情報は1970年からのデータを参照で きます。 💡 ArcGIS Maps SDKではCesiumの3D tilesに相当するI3S仕様の3Dオブジェクトシーンをサーバーから読み込み描画し ます。CityGMLやFBXデータの読み込みに比してスケールと速度に優れる反面、詳細なカスタマイズに制約があり、ユー スケースに応じて制御方法の調査や別手法を検討していきます。 P 9

Slide 10

Slide 10 text

■各種情報の表示(1) (主要建物名) ● 現在地点周辺の主な公共施設の名前を表示しま す。CityGMLのName属性を利用しています。 (飲食店データ表示) ● スクレイピングデータの表示実装デモとして、現 在地周辺の東京都内の飲食店の各種情報を表示し ます。webスクレイピングしたデータをパースし て、jsonとしてwebサーバに保持して取得してい ます。 P 10

Slide 11

Slide 11 text

■各種情報の表示(2) (ジオタグ付きツイート表示) ● Twitter APIで現在地点周辺のジオタグ(地理座標) 付きツイートをキーワードに応じて取得表示しま す。 ● ツイートは風船のように表示され、クリックする と文章が表示されます。 ● 「固有表現の抽出」では文章から固有名詞を抽 出、リンクを生成します。これをもとにジオコー ディングし、後述のコンパス機能で、特定の地名 や施設の場所を示したりその場所に移動ができま す。 💡 固有表現の抽出はGinzaV5を利用しています。AIのトレー ニングやGPUを利用した精度と速度の向上が目下の課題です。 💡 TwitterAPIは有料化等のプラン再編が示唆されています が、現段階で詳細が公表されていません。今後のサポート方針 は公式の動きを注視しながら検討していきます。 P 11

Slide 12

Slide 12 text

■各種情報の表示(3) (主要ニュース表示) ● Wikipedia日本版の年別のできごとをスクレイピン グ、パースしてjson化したデータを 表示します。で きごとは現在の時間に応じてスクロール表示されま す。1970年からのできごとを保持しています。 ● Wikipediaの文章内リンクを解析してリンク先に位置 情報がある場合、コンパス機能でその方角と距離を示 す、その場所に移動するアクションが可能です。 (ローカルニュース表示) ● 登録したニュースサイトなどのRSSを読み込み、見出 しと概要を取得します。概要の文章から固有名詞を抽 出しリンクを生成、該当地名や施設の場所を特定でき ます。 P 12

Slide 13

Slide 13 text

■コンパス機能 ● ツイートやニュース内の地理座標を含むリンクをクリックすると、 コンパスに該当箇所の位置情報を表示します。 ● コンパスからは目的とする地理座標へのガイド光線、距離が表示されるほか、 目的の地理座標に部屋ごと移動することもできます。 P 13

Slide 14

Slide 14 text

■デモ例:展示利用 ● PLATEAU AWARDでのデモ実演ではPortalGraph SDKを活用し、マウス・方向キーやVRゴー グルを使わずに、Viveトラッカーを動かすことで、窓を覗き込むようなアクションを実現し、 より多くの人に興味を持ち手にとってもらう仕組みづくりの例を提案しました。 P 14

Slide 15

Slide 15 text

■今後の課題 (部屋生成) ● 「窓のある部屋」は現在すでにモデリングされた3D CGを表示しているが、ビルド機能や、BIMデータや Lidar等で計測したデータとの連携により、精度とカス タマイズ性の向上を狙う。 (都市景観の制御) ● Cesium(3DTiles)ベースでビューアを再構築する。な お3dTilesやI3Sデータは現在も盛んにアップデートが 行われているため、最新の情報を追いグラフィック面 の強化を目指す。 ● 限られた地域内で展開し、より高度なインタラクショ ンが求められる場合、CityGMLをベースにした生デー タの部分利用の取り入れを考慮する。 (地理情報の取り込み) ● 災害、騒音、治安、環境など多岐に渡る地理空間情報 を検討、有用に表現できる情報を取り込む。 ● 時系列情報を持つ地理空間データベースの取り込みを 強化し、時間軸での情報を強化する。 (機能の強化) ● 文章解析からの地理情報への紐づけのプロセスをAIト レーニングで強化し、地理情報が存在しない膨大なテ キストデータとの連携を強化する。 ● 開口部などの詳細なデータを持つLOD3以上のデータ を活用し機能強化するとともに、地理空間情報の相互 の関係性を利用したサービスを検討する。 (展開と活用) ● ユースケース、サービス、ロードマップ制定 ● UI/UX/空間デザインの強化。 ● 用途に応じたマルチプラットフォーム展開を行う。 ● 展示用途において手にとってもらいやすい仕組みを強 化する。デジタルガジェットを活用した各種センサリ ングデータの利用、xR関連技術の活用など。 Plateau WindowはCityGMLや各種APIなどの様々なデータと連 携し親しみやすいインターフェースで提示することで、より多 くの人が地理情報データを身近に感じ、新しい視点と発見をも たらす次世代の景観シミュレーションアプリを目指します。 P 15