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真夏に送る、真冬のプロ ジェクト炎上怪談 ~七不思議編~ 【オンライン】ITエンジニア怪談 ~背筋も凍る、ゾッとす る話Night~ #4 @konosumi

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前提条件 :プロジェクト概要 ● いわゆる炎上プロジェクト、俗にいうデスマーチ ● 某スマホアプリの開発プロジェクト ● 私はiOSアプリの開発担当 ● 開発期間は4ヵ月(12月~3月)のはずが、12月後半の 段階で、プロジェクトが既に大幅遅延した

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前提条件:なぜ炎上したのか? ● 開発工数の見積もり (算出)を大幅にミスったから ● iOSアプリの開発経験はなく、社内にもアプリ開発経験 のあるエンジニアはいなかったため ● (Swiftの入門書を読み終えた段階では、思ったより俺 アプリ開発できると勘違いしていた) ● この勘違い見積もりが、数々の怪奇現象(七不思議)を 産むことになります

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ここからは、怪奇現象(七不思 議)をご紹介します

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七不思議 その一 : 飯がうまいほど、話は不味くなる ● 鋭意アプリ開発中のとある日に、いきなり社長から 高級料理店へ誘われる (確か、イタリアンか焼き鳥店だったはず) ● あまりに美味しい料理と日本酒に、感動する ● 料理と酒を一通り堪能した頃合いで、おもむろに 切り出される一言 ● 「土日も開発してくれないか?」

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● 一向に開発の遅れが取り戻せないため、実家に帰 省した元日(1月1日)を除き、大晦日・1月2日・GWも 開発する日々 ● オフィスの近くにある中華料理店は、大晦日も営業し ていることに気づく ● どうしても疲れが取れないときは、ノリの良い歌を歌 いながらオフィスでプログラミングするなど、謎の行 動を取り始める 七不思議 その二:オフィスで突然歌い始める

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七不思議 その三:オフィスを彩るカップ面 ● 終電近くまでの開発が日常化したため、オフィスに 夜食用のカップ麺が常備される ● プロジェクトメンバー全員で、カップ麵を入念に選 定する。カップヌードル, チャルメラ, 一平ちゃん, UFO, 赤いきつね, 緑のたぬき・・・ ● すべて箱買いなので、オフィスが大量のカップ麺で 彩られ、華やかになる

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七不思議 その四:真剣に検討される社宅 ● プロジェクトも半ばに差し掛かったが、未だに進捗 が遅れているため、社宅の導入が真剣に議論され る ● 「会社の近くに社宅を借りれば、終電を気にせずに 開発できますよね?」 ● なお、当時の私の終電は、23:55くらいだったと記 憶しています

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七不思議 その五:スーパー銭湯で倒れるエンジニア ● 平日は終電だが、土日は20時過ぎには帰れた ● しかし気力はないため、土日の仕事上がりは、会 社帰りに銭湯でひたすら湯舟につかる日々が習慣 化した ● 放心状態で湯舟に浸かり続けていたら、のぼせて しまい、脱衣所で倒れる経験を得る

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七不思議 その六:プロジェクトが進むほど遅くなる、ビ ルドの呪い ● 当時のSwiftはバージョン1.1で、差分コンパイルなど の仕組みがなく、ビルドが遅かった ● クラスが増えるほどビルドが遅くなり、中盤以降はビル ドするだけで、カップラーメンが作れる ● Macbookのスペック不足を後悔するも、進捗遅延でプ ロジェクトが既に赤字のため、言い出しにくい。金の弾 丸の大切さを知る

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七不思議 その七:通らないアプリ審査 ● ようやく完成したアプリをリリースしようとするも、 App Storeの審査で落ちる ● アプリ内にあるAndroidという文字(カテゴリ)が、審 査で引っかかってしまった ● ただでさえ開発が遅延しているアプリで、完成後に リリースが出来ない追撃を受ける

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まとめ 怪奇現象を体験にしたい方には、炎上プロジェクトは 大変おすすめです。 以上、ご清聴ありがとうございました。