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プロダクトデザイナー視点から見た チームでの意思決定の難しさと 重要ポイント3点 okesan

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プロダクトデザイン部所属 23新卒唯一のデザイナー 主にpixivリクエスト を担当 okesan

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話すこと 意思決定の重要ポイント3点 ● 「ゴール」を明確に ● 「変数的な要素」を意識しよう ● 「温度感」を把握して調整しよう

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「ゴール」を明確に 「変数的な要素」を意識しよう 「温度感」を把握して調整しよう

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ゴール

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変数的な要素

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「ゴール」を明確に

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「変数的な要素」を意識しよう

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「温度感」を把握して調整

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アウトプット

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アウトプット 「ゴール」を明確に 「変数的な要素」を意識しよう 「温度感」を把握して調整しよう イメージ・具体例

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アウトプット プロダクトデザイナーが 重要だと思った理由

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「ゴール」 を明確に

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ゴール ● PJの目的、やりたいことの規模感 ● ターゲットに与えたい効果や影響

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ゴール 意思決定のさまざまな事象の 判断基準になる

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● ゴール(目標)の設定意図はどういうものか ○ 意図に対してゴールの内容が見合っているか ○ たたきの手段案がある場合、どこまでがPJとして達成したい内容を反映したものなの か、どこからがリソースや外的要因、技術要因による制約の内容が反映されているの か? ■ 体験面を考慮した結果できた案なのか、制約を考慮した結果できた案なのか ■ 制約を考えない場合の理想案としてどのようなイメージを持っているのか ● プロダクト自体の方針やターゲットに適合する内容であるか? ○ そのタイミングで提供することで、ユーザーに想定通りの影響を与えることができる のか ○ プロダクトの今後の方針や施策と照らし合わせて、連続性のある体験を提供できる内 容なのか ○ 提供しようとしている新たな体験に対して、その体験の提供意図や使い道をユーザー が見いだせるようなものになりそうか ● その体験を提供するために変更・追加作成が必要な画面や要素はどれくらいあるか ○ 考えうる手段はどのようなものがどれくらいあるのか ■ それぞれのメリット・デメリット ■ 技術的制約がありそうな箇所はあるか ■ プロダクトの既存の機能に対して、整合性をとれるものなのか ■ pixivの一機能として提供する体験に対して、整合性が取れる内容であるか

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● ゴール(目標)の設定意図はどういうものか ○ 意図に対してゴールの内容が見合っているか ○ たたきの手段案がある場合、どこまでがPJとして達成したい内容を反映したものなの か、どこからがリソースや外的要因、技術要因による制約の内容が反映されているの か? ■ 体験面を考慮した結果できた案なのか、制約を考慮した結果できた案なのか ■ 制約を考えない場合の理想案としてどのようなイメージを持っているのか ● プロダクト自体の方針やターゲットに適合する内容であるか? ○ そのタイミングで提供することで、ユーザーに想定通りの影響を与えることができる のか ○ プロダクトの今後の方針や施策と照らし合わせて、連続性のある体験を提供できる内 容なのか ○ 提供しようとしている新たな体験に対して、その体験の提供意図や使い道をユーザー が見いだせるようなものになりそうか ● その体験を提供するために変更・追加作成が必要な画面や要素はどれくらいあるか ○ 考えうる手段はどのようなものがどれくらいあるのか ■ それぞれのメリット・デメリット ■ 技術的制約がありそうな箇所はあるか ■ プロダクトの既存の機能に対して、整合性をとれるものなのか ■ pixivの一機能として提供する体験に対して、整合性が取れる内容であるか ここに挙げた内容の判断基準が 「ゴール」

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● ゴール(目標)の設定意図はどういうものか ○ 意図に対してゴールの内容が見合っているか ○ たたきの手段案がある場合、どこまでがPJとして達成したい内容を反映したものなの か、どこからがリソースや外的要因、技術要因による制約の内容が反映されているの か? ■ 体験面を考慮した結果できた案なのか、制約を考慮した結果できた案なのか ■ 制約を考えない場合の理想案としてどのようなイメージを持っているのか ● プロダクト自体の方針やターゲットに適合する内容であるか? ○ そのタイミングで提供することで、ユーザーに想定通りの影響を与えることができる のか ○ プロダクトの今後の方針や施策と照らし合わせて、連続性のある体験を提供できる内 容なのか ○ 提供しようとしている新たな体験に対して、その体験の提供意図や使い道をユーザー が見いだせるようなものになりそうか ● その体験を提供するために変更・追加作成が必要な画面や要素はどれくらいあるか ○ 考えうる手段はどのようなものがどれくらいあるのか ■ それぞれのメリット・デメリット ■ 技術的制約がありそうな箇所はあるか ■ プロダクトの既存の機能に対して、整合性をとれるものなのか ■ pixivの一機能として提供する体験に対して、整合性が取れる内容であるか pixivのプロダクトデザイナーは なぜこれだけのことを考えている?

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pixiv特有のハイコンテクストな観点を 考慮しないとpixivのサービスとして適切な 体験設計ができない

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「変数的な要素 」 を意識しよう

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変数的な要素 ● 意思決定の様々な側面・階層に存在 ● 適切な値を入れると納得感のある一つ の意思決定になるというイメージ

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プロダクトデザイナー視点から見た PJにおける「変数的な要素」

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リソース、実現可能性(制約) ● PJの優先度、リソース・コスト ● リリース期限の有無 ● 期限までに要件を満たせるか ● そもそも実現できる? ● 実現できない場合の落とし所

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ターゲット ● 特定のターゲット ● いくつかの属性のターゲット ● 副作用的に影響のあるターゲット

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ペルソナ・ジャーニー ● 具体的な行動 ● 取りうる手段 ● その時々の感情

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要件設計 ● ゴールを満たす機能 ● ターゲットを満たす機能 ● 考慮しなければならない制約

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体験設計 ● どのような体験・感情を与えるか ○ 許容できるデメリット ○ 最低限担保したい体験 ● 競合・類似サービスに対してどんな 強みを設計するか

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UI ● どんな機能を追加するか ● 機能の意図(文脈)は伝わるか ○ どの画面に追加するか ○ 見せ方をどうするか ○ 情報の粒度 ● 既存のUI・機能との整合性

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効果測定 ● 測定可能な規模感の変更なのか ● どのように測定するのか ● 良し悪しの判断基準と仮説 ● 数値が悪かったときの改善方針

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「変数的な要素」 様々な段階に 様々な種類が存在

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変数的な要素 ● 変数の存在を常に意識 ● 議論の中で影響のある変数を考える

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変数的な要素 議論の解像度を高め立ち位置や 前後関係を推し量ることに役立つ

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「温度感」 を把握して調整しよう

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温度感 ● 「変数的な要素」の値の決めに作用 ● 適切な値を探るための調整作業

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理想の意思決定に向けて温度感を調整する 際に判断基準になるものは・・・? 温度感

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「ゴール」 温度感

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温度感 突き詰めるとほぼすべてのタイミングで 「ゴール」の内容が判断基準になる ● 変数的な要素の洗い出し ● 温度感の調整 など

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ゴールの解像度は高く、明確に 常に意識しておくことが重要 温度感

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「ゴール」を明確に 「変数的な要素」を意識しよう 「温度感」を把握して調整しよう

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「ゴール」を明確に 「変数的な要素」を意識しよう 「温度感」を把握して調整しよう

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お休み中バッジ+募集再開通知PJ

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リクエストLP改修PJ www.pixiv.net/request/about