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1.インタラクティヴ仲裁とは?
1. 概要
インタラクティヴ仲裁とは、日本商事仲裁協会(JCAA)が2019年1月1日に
新たに創設した仲裁制度をいいます。インタラクティヴ仲裁の創設は、手続
過程において当事者と仲裁人とが「対話」を行い、かつ、定額制の仲裁人報
償金とすることで、当事者の予見可能性を確保した上で、迅速に紛争解決す
ることを目的としています。
2. 制度創設の背景
仲裁手続は、一回的解決を前提とした紛争解決制度であるため、上訴によ
り事実認定や結論・理由を見直すことは原則としてできません(第6回『仲
裁と裁判の比較』も参照)。この点は、仲裁制度のメリットではありますが、
仲裁人の考えが分からないことで、当事者による無用な立証活動が行われた
り、不意打ち的な判断が示されるという課題が指摘されていました。
また、仲裁手続が長期化することで、タイム・チャージ制の仲裁人報償金
が高額化すること及びそれを予測できないことは、仲裁手続の利用をためら
わせる一因になっていました。
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