Slide 1

Slide 1 text

Copyright© M&Aクラウド プロダクトにAIを組み込むための 切り⼝についての話 M&Aクラウド x ROXX 合同 LLMの事業活⽤勉強会 2024年4⽉24⽇ 栄⼭ 遼

Slide 2

Slide 2 text

Copyright© M&Aクラウド ⾃⼰紹介:栄⼭ 2 ● PHPとSvelteでM&Aクラウドを開発している エンジニア ● 日常疑問に思ったことはChatGPTに聞いて いる人間 ● 最近はGithub Copilotを使用した開発にも 慣れ。すっかりAIに依存してしまったAI依存 症患者 ● Xは@yamii_qqでやっている

Slide 3

Slide 3 text

Copyright© M&Aクラウド この話を話すに⾄ったきっかけ... 3 時は遡り... 2023年3⽉...

Slide 4

Slide 4 text

Copyright© M&Aクラウド この話を話すに⾄ったきっかけ... 4 そう!gpt-4がリリースされた!しかもAPI提供までされている! これは、プロダクトに組み込んで、ユーザーにすごい!って感じても らいたいね! 2023/03/14 : OpenAIがgpt-4の⼀般公開を開始(リリース⽂) 2023/03/22: Azure OpenAI Service に GPT-4 を導⼊(リリース⽂)

Slide 5

Slide 5 text

Copyright© M&Aクラウド で、どこに組み込む?? 5

Slide 6

Slide 6 text

Copyright© M&Aクラウド 今回はこの話題について話したい! 6

Slide 7

Slide 7 text

Copyright© M&Aクラウド アジェンダ 7 今回話すこと ‧弊社の事例 ‧組み込む際に考えたこと ‧今度の展望!どんな⾵にAIと付き合っていきたいか

Slide 8

Slide 8 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 8

Slide 9

Slide 9 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 9 2つ!! (時間の都合上1つになるかも)

Slide 10

Slide 10 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 10 1つ⽬!!

Slide 11

Slide 11 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 11 売却情報⾃動⽣成機能!!

Slide 12

Slide 12 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 12 どんな機能??

Slide 13

Slide 13 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 13 売り⼿が⼊⼒した ⾃社URLの情報を元に、 売却情報の⼀部をAIが⽣成して くれる機能!!

Slide 14

Slide 14 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能 14 対象:PFの売り⼿登録ユーザー 解消したい課題(ストーリー):  PFで活動するために必要な売却情報の⼊⼒項⽬数が多く、フリーテ  キストな項⽬も多い。⼊⼒が⼤変なので楽に⼊⼒したい!!  会社URLの情報を元に、⽂章を⽣成することで売り⼿は⼿間が少な  く⾃社の情報を⼊⼒できる。買い⼿は掲載される売却情報から得ら  れる情報が増える!  より良いマッチングの場が提供できる!

Slide 15

Slide 15 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能 15 ということで、1分くらいで軽くデモ! PRリリースも実はされている

Slide 16

Slide 16 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 16    

Slide 17

Slide 17 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 17 会社URLの⼊⼒

Slide 18

Slide 18 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 18

Slide 19

Slide 19 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 19

Slide 20

Slide 20 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 20

Slide 21

Slide 21 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能(参考資料) 21

Slide 22

Slide 22 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 22 2つ⽬!!

Slide 23

Slide 23 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 23 キーワードサジェスト機能

Slide 24

Slide 24 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 24

Slide 25

Slide 25 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - キーワードサジェスト機能 25 対象:買収ニーズを持っている会社の担当者 解消したい課題(ストーリー):  買収したい企業に関連するキーワードを、約1000個選択肢の中から  選択することを求められた。⽬視で確認するのは⼤変である。  狙っているキーワードを⼊れると似たようなキーワードをサジェス  トしてほしい。  

Slide 26

Slide 26 text

Copyright© M&Aクラウド 弊社の事例 - 売却情報⾃動⽣成機能 26 ということで、1分くらいで軽くデモ! PRリリースこちらもあるぞ!

Slide 27

Slide 27 text

Copyright© M&Aクラウド ここから本題! 27

Slide 28

Slide 28 text

Copyright© M&Aクラウド 機能開発するにあたって考えた切り⼝ 28

Slide 29

Slide 29 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 29 コスト ユーザー 価値 セキュリ ティ ・ユーザーのどのような課題を解決したいのか ・代替方法はないか ・課題を解決できる質を担保した生成ができるか ・ユーザーが入力した情報が学習に使われるなど、外部に漏洩しない か(社内ガイドラインに沿っているか ) ・プロンプトインジェクションなど、悪用されないか ・生成結果にNGワードなどが混入した場合どうするか? ・1生成当たりどの程度のコストであるか ・想定使用ユーザー数、使用頻度 (=月間での運用費用) ・API提供事業者側での制限や今後のリリース動向のチェック

Slide 30

Slide 30 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 30   ユーザー 価値 ・ユーザーのどのような課題を解決したいのか ・代替方法はないか ・課題を解決できる質を担保した生成ができるか ここを考えるのがむ ずい!!

Slide 31

Slide 31 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 31 AIが得意なことを洗い出す(ここは巷に情報が溢れている)   要約 アイデア出し 検索 翻訳 検知 添削

Slide 32

Slide 32 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 32 ここまではどの プロダクトも同じ

Slide 33

Slide 33 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 33 そのまま提供しても 差別化できない

Slide 34

Slide 34 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 34 プロダクトが提供するユーザー価値の増加や課題の解決に対して、 AIの得意なこととコラボできないか考える (ここは会社内から知⾒を得る必要あり)  

Slide 35

Slide 35 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 35 例:   URL スクレイピング + 要約プロンプト 会社概要を入力するフ リーテキストの入力が 長くて回答率が低い x

Slide 36

Slide 36 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 36 AIを使わない例もある:   きちんと入力する とメリットがあるこ とを訴求 会社概要を入力するフ リーテキストの入力が長 くて回答率が低い そもそもフリーテキ ストをやめる x 入力するタイミン グを変えてみる

Slide 37

Slide 37 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 37 天秤にかける

Slide 38

Slide 38 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 38

Slide 39

Slide 39 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 39 AIが勝つことがたまにある

Slide 40

Slide 40 text

Copyright© M&Aクラウド AIを組み込む切り⼝ 40

Slide 41

Slide 41 text

Copyright© M&Aクラウド まとめ! 41

Slide 42

Slide 42 text

Copyright© M&Aクラウド ⾔いたかったこと 42 AIをプロダクトに組み込むためには、 AIの得意なこと * プロダクトの困りごとを合わせてみて、 代替案と⽐べてみることが⼤事 機能実装⾃体は、多少考慮事項があったものの、ハイパー難しい!っ て感じではなかったので誰でもチャレンジできる!  

Slide 43

Slide 43 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 43

Slide 44

Slide 44 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 44 AI業界は進化が早い!  

Slide 45

Slide 45 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 45 ‧Batch APIのリリース ⽣成時間を気にしなければ、⽣成コストやすくLLMを使⽤することが 可能に!  

Slide 46

Slide 46 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 46 Anthropic の Claude 3 Opus モデルが Amazon Bedrock で使⽤可能 に(リリース) OpenAI社提供のモデル以外も選択肢に!  

Slide 47

Slide 47 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 47 GPT-4 Turboモデルの提供開始(リリース) 既存のModelより安価にGPT-4が使⽤できるように!!  

Slide 48

Slide 48 text

Copyright© M&Aクラウド 今後 48 AI系のリリース情報を⼩⽿に挟みつつ、プロダクトに向き合うことで AIを活⽤してユーザーを楽しませることができそうだ! 今後に期待!!