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いまさら仕事術#3 2割の時間で8割のたたき台をつく り、8割の時間で2割を仕上げる いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 1

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「いまさら仕事術」とは 社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっていま す。 しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっているこ とが少なくありません。 その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきま す。 今回のテーマは、「2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を仕上げ る」です。 いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 2

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丨もくじ:2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割 を仕上げる 80:20の法則 やり直しの無い仕事はなく、上司は100%の正解を求めていない だから、2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を仕上げる 2割の時間で8割のたたき台をつくる 8割の時間で2割を仕上げる ◯◯の80:20 いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 3

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80:20の法則 パレートの法則:QCD7つ道具の1つのパレート図は、この法則にもとづくもの) 参考:https://www.youtube.com/watch?v=vJxc0wxrSmI 経済において、「結果の80%は、たった20%の原因から生み出されている」 という考え方 売上げの8割は、全体の2割の顧客で占めている Webサイトは、2割のページにサイト全体の8割のアクセスが集中する 勤務時間の2割で、その日のアウトプットの8割を実現している など 自分の身近なところにも、80:20に当てはまるものは山ほどある いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 4

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やり直しの無い仕事はなく、上司は100%の正解を求めていない 仕事を割り振る上長であっても、全部見えているわけではない(「何やればいい ですか?」は社会人として・・・) 専門家にだって分からないことはあるのだから、いちマネージャーならなお さら 仕事は、「絶対の正解は無い」を前提に、「いかに確率を上げる仕組みをつ くるか」の繰り返し ←マーケティングなんかはまさにコレ 確率を上げる=リスクを予測する/成功パターンをみつける だから、早く・速く・粗く・全体像をつくる(将棋や囲碁のプロの頭は、これの 超高速版) いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 5

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だから、2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を 仕上げる 2割の時間で8割のたたき台(=全体を構成する要素と、その構造を洗い出す)を つくる 残りの8割の時間で、2割を仕上げる いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 6

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2割の時間で8割のたたき台をつくる=全体を構成する要素と、その構造を洗い 出す ここで有効なのが、いわゆるフレームワーク パズルを組むイメージ 足りない要素と、構造の矛盾の有無が分かればOK 粗くても8割の全体像が見えることで、上司も判断が可能となる 結果、やり方も決まれば、納期や、そもそもの目的すら変わる(軌道修正) 場合もある つまり、QCDの優先順位とバランスが決まる 反対に、2割の時間で8割のたたき台をつくれなければ、その仕事は失敗リスクが 高い いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 7

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8割の時間で2割を仕上げる 足りない要素(人と情報)を集めたり、構造をシンプルにする 最終成果物にまとめる 2割の仕上げに8割の時間を使う前提がないと、リカバリーも出来ない つまり、期間に対して等分にタスクを割り振っていたら、その時点ですでにアウ ト(アウトにならなかったとしても、それは偶然) いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 8

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今年の80:20、当四半期の80:20、今月の80:20、今週の80: 20、今日の80:20 先のことはやってみないと分からない だから、フォーカスすべき2割を選択する ⇒「8割をつくる2割」を常に問いかける いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 9

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より深く知りたい人への推 薦図書 『なぜ、あなたの仕事は終わらない のか スピードは最強の武器である』 前述のスライド内容は私自身のトラ イ&エラーから培ってきたものです が、こちらの本にはより多くの経験 からの実践方法が体系的にまとめら れています。 もっと早くに出会いたかった本の1 冊です。 いまさら仕事術#3 ©2022 NobuhisaObara 10