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在宅勤務を健康に ~環境整備チェックポイント~ 山本 孔次郎

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在宅勤務開始一ヶ月経過、、、

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在宅勤務開始一ヶ月経過、、、 皆さん体の調子どうですか??

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在宅勤務開始一ヶ月経過、、、 皆さん体の調子どうですか?? 肩こり、腰痛、目の疲れ こんな症状ありませんか??

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エビデンスに基づく!

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エビデンスに基づく! 体が疲れにくい!

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エビデンスに基づく! 体が疲れにくい! 在宅勤務環境整備チェックポイント!

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恩師の教え Fitting the Task to the Human 仕事を人に合わせる

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環境チェックポイント ● モニターの明るさ ● モニターの位置 ● 机、椅子の高さ ● モニターの高さ ● 休憩の取り方(目の疲れ) ● 休憩の取り方(肩こり) ● 座位時間

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モニターの明るさ 画面の明るさは明るすぎず、暗すぎずに周辺環境の明るさと、同じぐらいにするのが良い。明るさが極端に 異なると、視線移動のたびに目に負担がかかる。(スマホアプリで簡易的に撮影可能@輝度測定) 赤色になるほど明るい(スマホアプリで撮影@輝度測定アプリ) 画面明るすぎ 周り暗すぎ ちょうどよい

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モニターの位置 モニターは体の正面に設置する。首や体に捻りが加わると、肩こりや腰痛の原因となる。 モニター 両肩ライン モニター

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机や椅子の高さ Elbow ルールが簡易的な基準となる。机に腕を置いたときに肘が大体90度になる高さが良いといわれる。ス タンディングデスクでも同様に調整する。 90〜100°

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モニターの高さ モニターの高さは、目の高さ、もしくは少し下に配置する。ノートPCの場合は机の高さを優先的に合わせる。

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休憩の取り方(目の疲れ) カリフォルニアの眼科医が提唱した20-20-20ルールというもの。20分作業したら、20m以上先を見て、20秒休 む(20秒目をつぶるでも可) 出典:(一社)日本人間工学会、榎原毅、松田文子(訳)「タブレット・スマートフォンなどを用いて在宅ワークを実践したい7 つの人間工学ヒント」日本人間工学会、2020

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休憩の取り方(肩こり) ストップ、ドロップ、フロップを行うと、肩こりの防止にもなる。以下はスマートフォンを前提としている が、PC作業にも応用できる。 出典:(一社)日本人間工学会、榎原毅、松田文子(訳)「タブレット・スマートフォンなどを用いて在宅ワークを実践したい7 つの人間工学ヒント」日本人間工学会、2020

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座位時間 近年のトレンドは、座りやすい椅子に座り続けることではなく、立位と座位を交互に繰り返すことが、様々 な観点(生活習慣病、腰痛、肩こり、生産性など)から推奨されている。 出典:(一社)日本人間工学会、榎原毅、松田文子(訳)「タブレット・スマートフォンなどを用いて在宅ワークを実践したい7 つの人間工学ヒント」日本人間工学会、2020

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座りすぎによる弊害 姿勢の拘束性が問題! ● 生活習慣病 ○ 運動習慣があっても、座っている時間が長いだけで、様々な生活習慣病の危険因子 となることが明らかにされつつある。 ● 肩こり、腰痛 ○ 座りすぎは腰痛になる可能性(実はエビデンスはPoor) ○ 一方で立ちっぱなしの職業においても腰痛は課題になっている。

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座りすぎによる弊害 ● 生産性 ○ 「座り姿勢 10 分+⽴ち姿勢 5 分」の組み合 わせは、情報機器使⽤者の覚醒度を 維持するとの研究もある。

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環境チェックポイントまとめ ● モニターの明るさ ○ 周辺環境と同じぐらいに調整 ● モニターの高さ ○ 目線の高さ、もしくは少し下 ● 机、椅子の高さ ○ Elbowルールで調整 ● 休憩の取り方(目の疲れ) ○ 20-20-20ルール l 休憩の取り方(肩こり) ○ ストップ、ドロップ、フロップ ● 座位時間 ○ できるだけ、座位と立位を交互に

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Keeping health can lead Improving the performance

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参考文献 (一社)日本人間工学会、榎原毅、松田文子(訳)「タブレット・スマートフォンなどを用いて在宅ワー クを実践したい7つの人間工学ヒント」日本人間工学会、2020