Slide 1

Slide 1 text

Ruby on cygwin (2024/03 月 号) fd0 (Daisuke Fujimura) 2024-03-07 @ 表参道.rb #95

Slide 2

Slide 2 text

2 • fd0 (Daisuke Fujimura) • 仕事では引き続き 1 ミリも Ruby を書いていません • 今 日 はタイミーさんのオフィスに 入 ってみたかったの で来ました 誰?

Slide 3

Slide 3 text

3 • 表参道.rb #49 の資料を参照してください • 見 返したら 4 年半くらい前だった • Cygwin というプラットフォーム向けの Ruby について喋った • 公式から配布されてるバージョンが 2.3 のままだった • リクエストしたらメンテナが 2.6 にアップデートしてくれた • Cygwin : Windows 上で動作する UNIX 互換層となるソフトウェア • WSL が 一 般化してからはそっちを使う 人 が増えてそう 前回まであらすじ

Slide 4

Slide 4 text

4 • 2022-02-27 • 前のメンテナが inactive になった • 2.6 が EOL でヤバい (けど、この時点ではまだ他 力 本願) • 2023-04-12 • 3.2 へのアップデートを 一 念発起して挑む • 2023-04-30 • Ruby 3.2.2 を公式インストーラからインストール可能にした • Cygwin 公式側のメンテナとなった それからどうなった ( 日 付は書いたブログ)

Slide 5

Slide 5 text

No content

Slide 6

Slide 6 text

6 • レシピファイルの理解 • cygport というビルドシステム • gentoo の emerge みたいなやつ • 適 用 するパッチの意図 • fedora のものが多い • 中 身 の取捨選択 • rubygems や rdoc への分割とその関係性 引き取り / 準備

Slide 7

Slide 7 text

7 • メンテナ不在のため 自 分が引き取る旨を ML に投げる • 個 人 的には BTS みたいなものを提供して欲しい • レシピ管理のリポジトリの権限をもらう • (初めての場合は) SSH 公開鍵を ML に投げて登録する • メンテナ向けガイドに従いリリースする • リリースしたら ML にその旨をアナウンスする 引き取り / 実践

Slide 8

Slide 8 text

8 • そもそも利 用 者はいるのですか? • X 上で数件のポストを確認した • 多くの 人 は rbenv を使っているのでは? • 最新は 3.3 ですよ • パッケージにできることは 手 元で確認済 • Cygwin 公式のリリースフローに修正が必要 → レビュー待ち • 対応後は ruby-* (subpackages) の追従がある…。 • 多くの 人 は rbenv 配下に gem でインストールするのでは? FAQ

Slide 9

Slide 9 text

9 • (Cygwin 環境の) CI とかないんですか? • ひそかに野良で daily で master をチェックしてる on Appvayor • 大 昔に Ruby 公式に Github Actions を PR したら不安定だったた め怒られて revert された • 実は `make test` が 10 年くらい failed のまま • 解消する patch は既にある • 3.3 をリリースする時にはこれを 入 れても良いかも FAQ