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イベント参加者の 安全を守れていますか? Sep 07, 2019 DevRel/Japan Conference 2019, Lightning Talk 技術書同人誌博覧会 運営事務局 代表 森川晃 | @ariaki4dev CC-BY-4.0

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● エンジニアに向けた「技術書」の同人誌頒布イベント ● 2019年7月からはじまり、半年に1回開催予定 ● 次回は2019年12月14日に開催予定 ● 初期の運営母体は「エンジニアの登壇を応援する会」 ● エンジニアのアウトプットを支援&促進するための団体 ● 協賛企業を絶賛募集中! ● https://gishohaku.dev/

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コミュニティ運営で もっとも大切なことはなんだろう?

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持続可能性を絶やさないこと

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持続可能性を絶やさないこと 「何があっても継続できる組織づくり」 Sustainable 人(参加者) 運営基盤 ● 標準化や文書化 ● 自律的組織 ● 財務体制 ● コンティンジェンシープラン ● Mission / Vision / Value など ● プロモーション ● コンテンツ ● クオリティ など 成長の継続

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そもそもコミュニティって? Relationship は「価値の共有」 価値 「コミュニティとは同じ価値観をもった集団」 仲間意識 承認欲求 自己認知 地位評価 : コミュニティ 準拠集団

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● 価値のマネジメント ● 関係性のマネジメント

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安全 と 安心 Safe and Secure

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安全 / Safe 安心 / Secure ● 守られている ● リスクが低い ● 安全 <---> 危険 ● 客観的 ● 科学的根拠・運用管理 ● 物理的 ○ 事故(けが・破損) ○ 病気(熱中症・急病) など ● 誰かに害されない ● 気にかかることがない ● 安心 <---> 不安 ● 主観的 ● 倫理観・道徳観・誠実さ(Integrity) ● 対人的 ○ スタッフ ○ 一般参加者 ○ 登壇者・出展者 ○ スポンサー など

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安全を守る 安全は客観的に評価できるため、明確な基準をもって守ることができます ● イベント催行保険 ● イベント参加者保険 ● 避難誘導の確認徹底 ● AED設置箇所の確認徹底 ● 警備員の雇用 ● 救命講習(普通救命講習・上級救命講習) ● 夏場であれば、水分や塩飴などの提供 ● 冬場であれば、カイロなどの提供 安全を守ることは「コミュニティと主催者を守る」ことに繋がります

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安心を守る 安心は人の主観的意見に基づくため、基準自体を定義する必要があります ● 参加者規約 ● 行動規範 ● プライバシーポリシー ● 違反者の対処基準 ● 被害者の保護基準 ● 手引きや案内 ● スタッフへの教育徹底 ● 関係者への説明認知 すべての関係者に対して「正しく伝えて守らせる」ことが肝要です

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まとめ

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まとめ ● 持続可能性(Sustainability)を意識した運営 ● コミュニティは共通の価値に基づいた準拠集団 ● 価値だけでなく関係性のマネジメントが重要 ● 関係性は安全と安心をそれぞれ考えよう ● 安全:客観的に評価できるため、基準をもって対処しよう ● 安心:主観的意見に基づくため、基準自体を定義しよう

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私たちは、行動規範を遵守し、誇り高く誠実で公正な行動に努めます。 技術書同人誌博覧会におけるすべての関係者は、主催者とともに最善の努力を尽くすことで、 誰にとっても安全かつ安心な環境を作りだします。 私たちの行動指針は、常に「Don't be evil」かつ「Do the right thing」であり続けます。 技術書同人誌博覧会 - 行動規範より抜粋 https://esa-pages.io/p/sharing/13039/posts/13/4c6fe5c0f58bb4fb32cd.html

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