Slide 1

Slide 1 text

循環型コミュニティの 構築 〜社内から社外へ持続可能な 繋がりを作ろう〜 社内から社外へ持続可能なつながりを作ろ う

Slide 2

Slide 2 text

登壇者の紹介 小糸 悠平 KDDIからKAGに出向中 スクラムマスターやりつつ社内スクラムコミュニティの運 営をしてます。自分と自分の周りの人が幸せで居続けられ るよう行動しています。 永島 隆之介 KDDI 社内アジャイルコーチやってます。コミュニティ運営も。 開発チームだったり、自分たちの組織をアジャイルにして いく活動を楽しんでいます。

Slide 3

Slide 3 text

ラーニングアウトカム ● 社内だけにとどまらない、社外との繋がりや広がりを 視野に入れた社内コミュニティの取り組み ● 社内コミュニティを活性化させる戦略と手法 ● 成功したイベントを創出するための具体的なアイデア

Slide 4

Slide 4 text

みなさんこんな悩みはありませんか?

Slide 5

Slide 5 text

みなさんこんな悩みはありませんか? ● 社外コミュニティに登壇する社員が増えない ● そもそも社外コミュニティに 興味を持つ・参加する人が増えない

Slide 6

Slide 6 text

なぜ人を増やしたいのか?

Slide 7

Slide 7 text

社外コミュニティに参加する人を増やしたい理由 ● 社外コミュニティへの恩返し ○ 自分1人で返すより多くの恩を返すことが出来る ● 社員全体のスキルアップ ○ 各個人が学びを得て会社全体のスキルが上がる ● 社外コミュニティと社内の接点の増加 ○ 特定のメンバに頼らずコミュニティと関われる

Slide 8

Slide 8 text

目指す形

Slide 9

Slide 9 text

目指す形 社内の各個人・チームが自律的に 学習、実践、共有、フィードバックのループを回したい

Slide 10

Slide 10 text

まずはこの形を目指そう

Slide 11

Slide 11 text

まずはこの形を目指そう 社内コミュニティがHubとなって 社外コミュニティに繋げられるようにしよう

Slide 12

Slide 12 text

社内コミュニティを立ち上げることに

Slide 13

Slide 13 text

KDDI Scrum Gathering (KSG)の結成 2022年9月結成 ● 社内外の知見を共有し、社内のスクラムをより盛り上げたい ● 皆で盛り上がるための場を提供

Slide 14

Slide 14 text

当面の目標 ● 新たに社外のコミュニティで登壇する人を輩出する

Slide 15

Slide 15 text

当面の目標 ● 新たに社外のコミュニティで登壇する人を輩出する ↓ ● 幾つか超えないとならない障壁があるだろう ○ 仮説を立てて障壁を取り除けるようなコミュニティの 運営をして行こう

Slide 16

Slide 16 text

社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) ??? ??? ??? ???

Slide 17

Slide 17 text

社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? ??? ??? ①イベント参加の壁

Slide 18

Slide 18 text

社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? ??? 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁

Slide 19

Slide 19 text

社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? 参加者(社外) 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁 ③社外イベント参加の壁

Slide 20

Slide 20 text

社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) 登壇者(社外) 参加者(社外) 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁 ④社外イベント登壇の壁 ③社外イベント参加の壁

Slide 21

Slide 21 text

最初の半年間でやったこと 月に1回のペースでイベントを開催 ● RSGT、全国スクフェスの動画視聴会 ● 社内LT会 「①イベント参加の壁」、「②イベント登壇 の壁」を乗り越えてもらおう

Slide 22

Slide 22 text

半年間やってわかったこと 動画視聴会、LT会ともに参加者は徐々に増えてきた

Slide 23

Slide 23 text

半年間やってわかったこと 一方で、LT会の登壇者は全然増えない 運営の身内に依頼して登壇者をなんとか確保している状態

Slide 24

Slide 24 text

次にやること 登壇者増加に向けて、共有に繋がらない理由を分析しよう

Slide 25

Slide 25 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 参加者 参加者を数の多い順に 4つに分けてみた

Slide 26

Slide 26 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた 参加者についてもう少し深掘りしてみる

Slide 27

Slide 27 text

登壇したい気持ちがある参加者 アンケートで「登壇したい」と回答 をくれる人 ● イベント中もチャットで書き込 みを多くしている ● 質問など発言が多い →能動的に参加

Slide 28

Slide 28 text

登壇から遠い参加者 アンケートで「登壇は考えていない、 わからない」と回答をくれる人 ● 初参加の人、管理職の人 ● 質問など発言が少ない →受動的に参加

Slide 29

Slide 29 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 ←参加者をこう分けてみた

Slide 30

Slide 30 text

コミュニティ参加者の分析 - 社内登壇者を増やすには? 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 参加者は増えてきた

Slide 31

Slide 31 text

社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた コミュニティ参加者の分析 - 社内登壇者を増やすには?

Slide 32

Slide 32 text

社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた ココを増やす必要がある コミュニティ参加者の分析 - 社内登壇者を増やすには?

Slide 33

Slide 33 text

能動的参加者をどう増やす? それまでは 増やしたい そもそも参加者が会話できる機会が少なかった もっと参加している感につながるイベントを開催しよう!

Slide 34

Slide 34 text

コミュニティ結成(半年後~)

Slide 35

Slide 35 text

参加してる感のあるイベントの開催 能動的参加者を増やす ● 体験会の開催 ○ チームビルディング体験会 ○ ふりかえり体験会

Slide 36

Slide 36 text

体験会の開催 チームビルディングワーク体験会 ふりかえり体験会

Slide 37

Slide 37 text

わかったこと 興味があり積極的な”能動的参加者”が徐々に増えてきた

Slide 38

Slide 38 text

わかったこと LT会の登壇者希望者も少しづつ増えた

Slide 39

Slide 39 text

わかったこと 社外の方を招いても参加者の中に緊張感がある

Slide 40

Slide 40 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇希望者が増えてきた 能動的参加者も増えてきた 社外の方と距離感が少し遠い

Slide 41

Slide 41 text

社内から社外の垣根を低くする それまで こうしたい なんとなく社外の方と距離があった 普通に話せる感につながるイベントを開催しよう!

Slide 42

Slide 42 text

コミュニティ結成(2年目〜)

Slide 43

Slide 43 text

社内だけど社外のようなイベントの開催 社外との垣根を低くする ● 講演後の感想会 ○ 社外スクフェス動画視聴後 ○ ご本人による再演後 ● 社外のイベントを社内で開催 ○ スクフェス大阪虎ノ門トラック ● OST ○ KDDI Scrum座談会 ○ K5アジャイル交流会

Slide 44

Slide 44 text

講演後の感想会 Agile Japanサテライト RSGT2024視聴会

Slide 45

Slide 45 text

わかったこと 熱量はオンサイトの方が高い ● 社外の人を招いての再演後の感想会 ○ 初のハイブリッド開催で再演後現地、オンライン双方で 感想会を実施 ○ しようと思ったが、オンラインで感想会への参加はゼロに 講演中のオンライン視聴者50名弱いたのに、、、 インタラクティブなイベントはなるべくオンサイトで ムズカシイ。。

Slide 46

Slide 46 text

社外イベントを社内で開催 社外イベント初参加の社員も参加!

Slide 47

Slide 47 text

OST KDDI Scrum 座談会 K5アジャイル交流会 社内外関係なくカジュアルに話す

Slide 48

Slide 48 text

わかったこと 社外の人との関わりが自然なことになってきた

Slide 49

Slide 49 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社外との距離感が徐々に近くなってきた

Slide 50

Slide 50 text

やってみた結果

Slide 51

Slide 51 text

コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇希望者が増えてきた 受動的参加者は増えてきた 能動的参加者も増えてきた 社外と距離感が徐々に近くなってきた

Slide 52

Slide 52 text

社外登壇につながった ● 社内イベントで登壇! そこで黄色い森さん(社外の有識 者)にフィードバックをもらい刺激 を受けたことがきっかけで社外登壇 した方も ● 社外スクフェスのプロポーザル出し た人も増えた

Slide 53

Slide 53 text

まずはこの形を目指そう 社内コミュニティがHubとなって 社外コミュニティに繋げられるようになってきた

Slide 54

Slide 54 text

興味を持つタイミングは人それぞれ ● 長く続けてると突然 こんな相談が来ることも ● 興味を持った時に相談できる 場所でありたい コミュニティとして場を提供し続ける (長く続ける)ことが必要

Slide 55

Slide 55 text

コミュニティのこれから

Slide 56

Slide 56 text

コミュニティを長く続けるために 運営メンバーが楽しいと思えるコミュニティであり続ける ● スクフェス金沢のいづいづさんの発表を聞いてハッとする

Slide 57

Slide 57 text

コミュニティを長く続けるために 新しいメンバーを迎え入れて世代交代を進めていく必要性 ● 運営メンバー出世する問題 ○ 管理職になるとコミュニティ 活動の時間が取りにくい ○ 管理職の運営するコミュニティ って出たい? なんか業務っぽくなりそうで、、、

Slide 58

Slide 58 text

まとめ

Slide 59

Slide 59 text

2年間のコミュニティ運営で学んだこと ● 発表のハードルは社内外問わず高い ○ 受動的参加者→能動的参加者→発表者の流れを 意識したイベントを計画する ● 社外イベント参加のハードルも高い ○ 社外の方と話す機会を増やし身近に感じてもらう ● 場を提供し続ける(長く続ける)ことに価値がある ○ 運営が無理せず楽しめるコミュニティに

Slide 60

Slide 60 text

さいごに

Slide 61

Slide 61 text

目指す形はこの状態

Slide 62

Slide 62 text

目指す形はこの状態 まだまだ社外コミュニティとの接点が足りてないので もっともっと増やしていきたい

Slide 63

Slide 63 text

ということで

Slide 64

Slide 64 text

社外の方と話す場作りに協力してくれる方募集中 ● 興味のある方はぜひお声がけください ○ RSGT、スクラムフェスセッションの再演 ○ 他社の方、コミュニティとの合同イベント ■ OST、LT会 ○ などなど

Slide 65

Slide 65 text

最後にもう一つ (運営の方々の方針が変わらなければ)RSGT2025の社内視聴会を 開催予定です 80人くらい入れる会議室を確保したので、合同で同時視聴会 しませんか?

Slide 66

Slide 66 text

採用の話 KDDIキャリア採用ページ URL:https://career.kddi.com/ KAGのカジュアル面談 URL:https://hrmos.co/pages/kag/jobs/KAG-casual