Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
循環型コミュニティの構築〜社内から社外へ持続可能な繋がりを作ろう〜
Search
Koito
September 13, 2024
Business
0
870
循環型コミュニティの構築〜社内から社外へ持続可能な繋がりを作ろう〜
スクラムフェス三河2024
Koito
September 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by Koito
See All by Koito
ステークホルダーと向き合う
yuhkoito
0
13
20240829_KDHセミナー
yuhkoito
0
10
コミュニティ運営を継続するのに大切なこと
yuhkoito
0
65
社内スクラムフェスの舞台裏
yuhkoito
0
140
受託アジャイル開発においてスタートダッシュに成功して見えた景色
yuhkoito
0
930
リモート開発がマンネリ化してきたのでスクラムマスターをシャッフルしてみた
yuhkoito
0
150
Other Decks in Business
See All in Business
コーポレートストーリー(新規投資家様向け会社説明資料)
gatechnologies
1
9.5k
株式会社ワンコイングリッシュ 会社説明資料
oce_recruit
2
7.4k
Creating Creators in the age of Generative AI - In SIGGRAPH ASIA 2024
o_ob
0
120
職員給与等実態調査のDX
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
360
ストーリーテリングでチームに”熱"を伝える🔥
inagakikay
1
11k
サスメド株式会社 Culture Deck
susmed
0
37k
東京都教育委員会 情報共有掲示板
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
300
CData 製品を使って不動産API を可視化!実際に注文住宅を買ってみるまでの話
cdataj
2
220
Ampersand Company Profile
cuebicventures
PRO
0
520
ネクストビートコーポレートガイド/corporate-guide
nextbeat
3
77k
(7枚)具体と抽象の往復運動ができる上司と部下との4つの組合せ
nyattx
PRO
3
1.3k
メドピアグループ紹介資料
medpeer_recruit
10
120k
Featured
See All Featured
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.3k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
347
20k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.2k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
2k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
44
9.3k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
Transcript
循環型コミュニティの 構築 〜社内から社外へ持続可能な 繋がりを作ろう〜 社内から社外へ持続可能なつながりを作ろ う
登壇者の紹介 小糸 悠平 KDDIからKAGに出向中 スクラムマスターやりつつ社内スクラムコミュニティの運 営をしてます。自分と自分の周りの人が幸せで居続けられ るよう行動しています。 永島 隆之介 KDDI
社内アジャイルコーチやってます。コミュニティ運営も。 開発チームだったり、自分たちの組織をアジャイルにして いく活動を楽しんでいます。
ラーニングアウトカム • 社内だけにとどまらない、社外との繋がりや広がりを 視野に入れた社内コミュニティの取り組み • 社内コミュニティを活性化させる戦略と手法 • 成功したイベントを創出するための具体的なアイデア
みなさんこんな悩みはありませんか?
みなさんこんな悩みはありませんか? • 社外コミュニティに登壇する社員が増えない • そもそも社外コミュニティに 興味を持つ・参加する人が増えない
なぜ人を増やしたいのか?
社外コミュニティに参加する人を増やしたい理由 • 社外コミュニティへの恩返し ◦ 自分1人で返すより多くの恩を返すことが出来る • 社員全体のスキルアップ ◦ 各個人が学びを得て会社全体のスキルが上がる •
社外コミュニティと社内の接点の増加 ◦ 特定のメンバに頼らずコミュニティと関われる
目指す形
目指す形 社内の各個人・チームが自律的に 学習、実践、共有、フィードバックのループを回したい
まずはこの形を目指そう
まずはこの形を目指そう 社内コミュニティがHubとなって 社外コミュニティに繋げられるようにしよう
社内コミュニティを立ち上げることに
KDDI Scrum Gathering (KSG)の結成 2022年9月結成 • 社内外の知見を共有し、社内のスクラムをより盛り上げたい • 皆で盛り上がるための場を提供
当面の目標 • 新たに社外のコミュニティで登壇する人を輩出する
当面の目標 • 新たに社外のコミュニティで登壇する人を輩出する ↓ • 幾つか超えないとならない障壁があるだろう ◦ 仮説を立てて障壁を取り除けるようなコミュニティの 運営をして行こう
社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) ??? ??? ??? ???
社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? ??? ??? ①イベント参加の壁
社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? ??? 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁
社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) ??? 参加者(社外) 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁 ③社外イベント参加の壁
社外イベント登壇に向けて超えるべき障壁(仮説) 参加者(社内) 登壇者(社外) 参加者(社外) 登壇者(社内) ①イベント参加の壁 ②イベント登壇の壁 ④社外イベント登壇の壁 ③社外イベント参加の壁
最初の半年間でやったこと 月に1回のペースでイベントを開催 • RSGT、全国スクフェスの動画視聴会 • 社内LT会 「①イベント参加の壁」、「②イベント登壇 の壁」を乗り越えてもらおう
半年間やってわかったこと 動画視聴会、LT会ともに参加者は徐々に増えてきた
半年間やってわかったこと 一方で、LT会の登壇者は全然増えない 運営の身内に依頼して登壇者をなんとか確保している状態
次にやること 登壇者増加に向けて、共有に繋がらない理由を分析しよう
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 参加者 参加者を数の多い順に 4つに分けてみた
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた 参加者についてもう少し深掘りしてみる
登壇したい気持ちがある参加者 アンケートで「登壇したい」と回答 をくれる人 • イベント中もチャットで書き込 みを多くしている • 質問など発言が多い →能動的に参加
登壇から遠い参加者 アンケートで「登壇は考えていない、 わからない」と回答をくれる人 • 初参加の人、管理職の人 • 質問など発言が少ない →受動的に参加
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 ←参加者をこう分けてみた
コミュニティ参加者の分析 - 社内登壇者を増やすには? 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 参加者は増えてきた
社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた コミュニティ参加者の分析 - 社内登壇者を増やすには?
社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇者が増えない 参加者は増えてきた ココを増やす必要がある コミュニティ参加者の分析 -
社内登壇者を増やすには?
能動的参加者をどう増やす? それまでは 増やしたい そもそも参加者が会話できる機会が少なかった もっと参加している感につながるイベントを開催しよう!
コミュニティ結成(半年後~)
参加してる感のあるイベントの開催 能動的参加者を増やす • 体験会の開催 ◦ チームビルディング体験会 ◦ ふりかえり体験会
体験会の開催 チームビルディングワーク体験会 ふりかえり体験会
わかったこと 興味があり積極的な”能動的参加者”が徐々に増えてきた
わかったこと LT会の登壇者希望者も少しづつ増えた
わかったこと 社外の方を招いても参加者の中に緊張感がある
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇希望者が増えてきた 能動的参加者も増えてきた 社外の方と距離感が少し遠い
社内から社外の垣根を低くする それまで こうしたい なんとなく社外の方と距離があった 普通に話せる感につながるイベントを開催しよう!
コミュニティ結成(2年目〜)
社内だけど社外のようなイベントの開催 社外との垣根を低くする • 講演後の感想会 ◦ 社外スクフェス動画視聴後 ◦ ご本人による再演後 • 社外のイベントを社内で開催
◦ スクフェス大阪虎ノ門トラック • OST ◦ KDDI Scrum座談会 ◦ K5アジャイル交流会
講演後の感想会 Agile Japanサテライト RSGT2024視聴会
わかったこと 熱量はオンサイトの方が高い • 社外の人を招いての再演後の感想会 ◦ 初のハイブリッド開催で再演後現地、オンライン双方で 感想会を実施 ◦ しようと思ったが、オンラインで感想会への参加はゼロに 講演中のオンライン視聴者50名弱いたのに、、、
インタラクティブなイベントはなるべくオンサイトで ムズカシイ。。
社外イベントを社内で開催 社外イベント初参加の社員も参加!
OST KDDI Scrum 座談会 K5アジャイル交流会 社内外関係なくカジュアルに話す
わかったこと 社外の人との関わりが自然なことになってきた
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社外との距離感が徐々に近くなってきた
やってみた結果
コミュニティ参加者の分析 社外登壇 社内登壇 コミュニティを知らない 能動的参加者 受動的参加者 社内登壇希望者が増えてきた 受動的参加者は増えてきた 能動的参加者も増えてきた 社外と距離感が徐々に近くなってきた
社外登壇につながった • 社内イベントで登壇! そこで黄色い森さん(社外の有識 者)にフィードバックをもらい刺激 を受けたことがきっかけで社外登壇 した方も • 社外スクフェスのプロポーザル出し た人も増えた
まずはこの形を目指そう 社内コミュニティがHubとなって 社外コミュニティに繋げられるようになってきた
興味を持つタイミングは人それぞれ • 長く続けてると突然 こんな相談が来ることも • 興味を持った時に相談できる 場所でありたい コミュニティとして場を提供し続ける (長く続ける)ことが必要
コミュニティのこれから
コミュニティを長く続けるために 運営メンバーが楽しいと思えるコミュニティであり続ける • スクフェス金沢のいづいづさんの発表を聞いてハッとする
コミュニティを長く続けるために 新しいメンバーを迎え入れて世代交代を進めていく必要性 • 運営メンバー出世する問題 ◦ 管理職になるとコミュニティ 活動の時間が取りにくい ◦ 管理職の運営するコミュニティ って出たい?
なんか業務っぽくなりそうで、、、
まとめ
2年間のコミュニティ運営で学んだこと • 発表のハードルは社内外問わず高い ◦ 受動的参加者→能動的参加者→発表者の流れを 意識したイベントを計画する • 社外イベント参加のハードルも高い ◦ 社外の方と話す機会を増やし身近に感じてもらう
• 場を提供し続ける(長く続ける)ことに価値がある ◦ 運営が無理せず楽しめるコミュニティに
さいごに
目指す形はこの状態
目指す形はこの状態 まだまだ社外コミュニティとの接点が足りてないので もっともっと増やしていきたい
ということで
社外の方と話す場作りに協力してくれる方募集中 • 興味のある方はぜひお声がけください ◦ RSGT、スクラムフェスセッションの再演 ◦ 他社の方、コミュニティとの合同イベント ▪ OST、LT会 ◦
などなど
最後にもう一つ (運営の方々の方針が変わらなければ)RSGT2025の社内視聴会を 開催予定です 80人くらい入れる会議室を確保したので、合同で同時視聴会 しませんか?
採用の話 KDDIキャリア採用ページ URL:https://career.kddi.com/ KAGのカジュアル面談 URL:https://hrmos.co/pages/kag/jobs/KAG-casual