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 1 各社の技術広報が明かすRubyKaigiスポンサーの裏話 運営ノウハウやコミュニティへの想い RubyKaigi スポンサー体験が iCAREの開発組織にもたらしたもの Programmer, ex-CTO 荻野淳也 a.k.a. @ogijun

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 2 Enablerチーム / Principal Programmer 荻野淳也 東京都立大学理学部数学科卒、同大学大学院理学 研究科数学専攻修士課程修了(博士課程単位取得 退学)。 学生時代のアルバイトから始まって25年 以上、スタートアップから一部上場企業まで、途中 何回かの起業経験も挟みながら幅広くソフトウェア 開発に関わる。また、2015年から現在まで小さな コーヒー店を経営する喫茶店主でもある。 2021年3月株式会社iCARE入社、同年5月〜 2022年10月までCTO、翌月より現職。 ネットではよく ogijun と呼ばれています。

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 3 わたくし と RubyKaigi Findy Engineer Lab で対談 https://engineer-lab.findy-code.io/ history-of-rubykaigi 実は ogijun は RubyKaigi 創設メンバー のひとりで RubyKaigi という略称を最初 に言い出した張本人でもある (対談の収録場所はiCAREですw)

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 会社名 設立 所在地 累計調達金額 従業員数 株式会社 iCARE 2011年6月 東京都渋谷区恵比寿1−23−23  恵比寿スクエア5F 43.8億円 161名 (2022年9月末時点) 主要株主 インキュベイトファンド Beyond Next Ventures みずほキャピタル SMBCベンチャーキャピタル 三井住友海上キャピタル グローバル・ブレイン JICベンチャー・グロース・インベストメンツ Salesforce Ventures 会社概要

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 Purpose iCAREの存在意義 働くひとの健康を世界中に創る 働くことで、健康が損なわれている現実があります。 わたしたちは、カンパニーケアの常識を変えることで 「働くひと・組織・社会」が健康になる好循環を実現します。 5

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 まとまると予防できる

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 健康管理システム「 Carely(ケアリィ)」 健康管理システムCarely ● 健康情報を一元管理 法令遵守をサポート 健康診断、ストレスチェック、過重労働、巡視、 衛生委員会、etc. ● 健康状態の可視化・分析 ● 健康経営をサポート ● スピーディな開発体制 ● 外部のシステムとの連携

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 健康管理システムCarely 総勢約40名以上、1プロダクト ● 開発リーダー 5名 ● バックエンド 14名 ● フロントエンド 12名 ● SRE 2名 ● QAE 3名 ● デザイナー 2名 ● マネージャー 数名 ● フェロー・アドバイザー数名 健康管理システム「 Carely(ケアリィ)」

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 9 で利用している技術たち バックエンド ストレージ フロントエンド デザイン/ プロトタイピング モニタリング ワークフロー

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 Value 仕事に対する価値観 満足したら プロじゃない スピードは上がらないか? クオリティは上がらないか? 視座は上がらないか? Credo 社員として持つ価値観 楽しまなければ プロじゃない 自分にフタをしていないか? 仲間に愛があるか? 家族に誇れるか? 10

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 Sponsorship on iCARE 11

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 12 Sponsorship on iCARE ● なぜ Sponsor するのか ○ 3つあります! ● 1. 採用、 2. 採用、 3. 採用 ○ 知名度アップ ○ 使用技術アピール ○ たのしさアピール ● KPI は採用に関するもので占められる

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 Sponsorship on iCARE ● (あまりやってなかったところに)Mar. 2021に荻野が入社 ○ レバレッジが効くところだけやりたい ● やむにやまれぬ事情が出てきた ○ 採用に負け続ける日々 ■ FinTechっぽいM社とか ■ 建設業界SaaSのA社とか -> まずは応募の母数を増やさないとはじまらん、知名度.. 13

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 14 iCARE と Ruby(on Rails) 29, 30 July 2022 Rails Girls Tokyo vol.14 協賛 2日間の会場提供 ランチ・おやつ・コーヒーなど 12名の参加者、10名のコーチ

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 15 iCARE と Ruby(on Rails) 8..10 Sep 2022 @ Tsu, Mie RubyKaigi 2022 協賛 Ruby Sponsor !

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 16 iCARE と Ruby(on Rails) 21, 22 Oct. 2022 Kaigi  on  Rails  2022 Ruby  Sponsor (実は ogijun は ”Kaigi on Rails” の 名付け親でもあります)

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 17 RubyKaigi ● シンプルに「採用」を目的として経営陣にプレゼン ● 2021 Takeout => Gold ○ まだ様子見という感じだった ○ メンバーの参加も少なめ ● 2022 Tsu => Ruby ○ ブースも当選してしまった ○ みんなで行くぞ!(Dev+HR)

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 18 RubyKaigi 2023 ● Dev 9名、 HR 2名、 CS 1名、 管理職1名 ○ なにぶん採用目的ですので ○ HR 1名が当日COVID-19で↓ ○ 交代でブース番を行う ● 当日Helperスタッフに1名エントリー ● 若手から年寄(要は私)まで様々

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 RubyKaigi Effect 19

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 20 メンバーから聞いたこと ● 目から鱗 ○ ソフトウェアは人が作っている(!) ○ Ruby も Rails も人が作ったソフトウェアである ● ロールモデルの発見 ○ より良いソフトウェア技術者であること ● たのしむこと ○ 弊社CREDO 「楽しまなければプロじゃない」

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 22 Matz is human being ● Rubyやその周辺の開発者と会う ○ プログラム言語開発者 ○ OSS開発者・貢献者 ○ 同じ人間っぽいぞ.. ● 雲の上の人にサインもらったりできる ○ 雲の上に階段で行ける? ○ 階段をのぼる努力

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 23 Rails も人が書いたプログラム 例) Rails のversionを上げたい ● Before ○ テストは通ってるんだけどこれでいいか不安で.. ● After ○ 変化する箇所は把握 ○ デフォルトの違いはconfigで吸収 -> Rails を blackbox 化しない!

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 24 業務の開発をOSSのように行う ● 明快で最小限のコード ● わかりやすいコミットメッセージ ● 想いが詰まった pull request ● 激論が交わされる issue tracker ● リリースに至るまでの様々な活動 -> OSSは開発者にとっての良い手本となっている

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 25 メンバーの意識向上の一例 ● 来年はCFP出すぞ!とかメンバーが燃えはじめる ● 多言語(Rustとか)やりたいとか言い出す ● 低レイヤーへも興味が出てきてたと言い出す ● TRICKの真似して変なコード書きたがるようになる ● HRのリーダーがRubyの学習をはじめた ● 開発部部長(Ruby書けない)が Rails Tutorial をはじめる

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 26 その他の体験 ● スポンサーブースにいると ○ 他の参加者にどんな会社か聞かれる ○ 他の参加者にどんな開発をしているか聞かれる ● 夜の津を歩いていると ○ 他の参加者と突然合流して飲んだりする -> 結果として24時間Rubyのことを考えている

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 27 効果あった? ● 採用、採用、採用 ○ 直接的にRubyKaigiがきっかけの入社はまだない ○ 応募数にはポジティヴな影響 ○ 知名度は確実に向上したという実感 ● 楽しまなければプロじゃない ○ 採用貢献以外の効果が非常に大きかった

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 29 https://herp.careers/v1/icare 👇応募はこちら(HERP) \ We're Hiring👍 / icare dev https://devdriven.icare-carely.co.jp 検索

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 Thank you. 30