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RubyKaigiスポンサー体験がiCAREの開発組織にもたらしたもの

iCARE Dev Team
March 08, 2023
1.4k

 RubyKaigiスポンサー体験がiCAREの開発組織にもたらしたもの

『各社の技術広報が明かすRubyKaigiスポンサーの裏話
運営ノウハウやコミュニティへの想い』
イベントの登壇資料です。

iCARE Dev Team

March 08, 2023
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Transcript

  1. Copyright ©iCARE Co.,Ltd All Rights Reserved.
 2 Enablerチーム / Principal

    Programmer 荻野淳也 東京都立大学理学部数学科卒、同大学大学院理学 研究科数学専攻修士課程修了(博士課程単位取得 退学)。 学生時代のアルバイトから始まって25年 以上、スタートアップから一部上場企業まで、途中 何回かの起業経験も挟みながら幅広くソフトウェア 開発に関わる。また、2015年から現在まで小さな コーヒー店を経営する喫茶店主でもある。 2021年3月株式会社iCARE入社、同年5月〜 2022年10月までCTO、翌月より現職。 ネットではよく ogijun と呼ばれています。
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 3 わたくし と RubyKaigi

    Findy Engineer Lab で対談 https://engineer-lab.findy-code.io/ history-of-rubykaigi 実は ogijun は RubyKaigi 創設メンバー のひとりで RubyKaigi という略称を最初 に言い出した張本人でもある (対談の収録場所はiCAREですw)
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 会社名 設立 所在地 累計調達金額

    従業員数 株式会社 iCARE 2011年6月 東京都渋谷区恵比寿1−23−23  恵比寿スクエア5F 43.8億円 161名 (2022年9月末時点) 主要株主 インキュベイトファンド Beyond Next Ventures みずほキャピタル SMBCベンチャーキャピタル 三井住友海上キャピタル グローバル・ブレイン JICベンチャー・グロース・インベストメンツ Salesforce Ventures 会社概要
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 Purpose iCAREの存在意義 働くひとの健康を世界中に創る 働くことで、健康が損なわれている現実があります。

    わたしたちは、カンパニーケアの常識を変えることで 「働くひと・組織・社会」が健康になる好循環を実現します。 5
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 健康管理システム「 Carely(ケアリィ)」 健康管理システムCarely •

    健康情報を一元管理 法令遵守をサポート 健康診断、ストレスチェック、過重労働、巡視、 衛生委員会、etc. • 健康状態の可視化・分析 • 健康経営をサポート • スピーディな開発体制 • 外部のシステムとの連携
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 健康管理システムCarely 総勢約40名以上、1プロダクト • 開発リーダー

    5名 • バックエンド 14名 • フロントエンド 12名 • SRE 2名 • QAE 3名 • デザイナー 2名 • マネージャー 数名 • フェロー・アドバイザー数名 健康管理システム「 Carely(ケアリィ)」
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 9 で利用している技術たち バックエンド ストレージ

    フロントエンド デザイン/ プロトタイピング モニタリング ワークフロー
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 Value 仕事に対する価値観 満足したら プロじゃない

    スピードは上がらないか? クオリティは上がらないか? 視座は上がらないか? Credo 社員として持つ価値観 楽しまなければ プロじゃない 自分にフタをしていないか? 仲間に愛があるか? 家族に誇れるか? 10
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 12 Sponsorship on iCARE • なぜ

    Sponsor するのか ◦ 3つあります! • 1. 採用、 2. 採用、 3. 採用 ◦ 知名度アップ ◦ 使用技術アピール ◦ たのしさアピール • KPI は採用に関するもので占められる
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 Sponsorship on iCARE • (あまりやってなかったところに)Mar. 2021に荻野が入社

    ◦ レバレッジが効くところだけやりたい • やむにやまれぬ事情が出てきた ◦ 採用に負け続ける日々 ▪ FinTechっぽいM社とか ▪ 建設業界SaaSのA社とか -> まずは応募の母数を増やさないとはじまらん、知名度.. 13
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 14 iCARE と Ruby(on

    Rails) 29, 30 July 2022 Rails Girls Tokyo vol.14 協賛 2日間の会場提供 ランチ・おやつ・コーヒーなど 12名の参加者、10名のコーチ
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 15 iCARE と Ruby(on

    Rails) 8..10 Sep 2022 @ Tsu, Mie RubyKaigi 2022 協賛 Ruby Sponsor !
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 16 iCARE と Ruby(on

    Rails) 21, 22 Oct. 2022 Kaigi  on  Rails  2022 Ruby  Sponsor (実は ogijun は ”Kaigi on Rails” の 名付け親でもあります)
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 17 RubyKaigi • シンプルに「採用」を目的として経営陣にプレゼン

    • 2021 Takeout => Gold ◦ まだ様子見という感じだった ◦ メンバーの参加も少なめ • 2022 Tsu => Ruby ◦ ブースも当選してしまった ◦ みんなで行くぞ!(Dev+HR)
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 18 RubyKaigi 2023 •

    Dev 9名、 HR 2名、 CS 1名、 管理職1名 ◦ なにぶん採用目的ですので ◦ HR 1名が当日COVID-19で↓ ◦ 交代でブース番を行う • 当日Helperスタッフに1名エントリー • 若手から年寄(要は私)まで様々
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 20 メンバーから聞いたこと • 目から鱗

    ◦ ソフトウェアは人が作っている(!) ◦ Ruby も Rails も人が作ったソフトウェアである • ロールモデルの発見 ◦ より良いソフトウェア技術者であること • たのしむこと ◦ 弊社CREDO 「楽しまなければプロじゃない」
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 22 Matz is human

    being • Rubyやその周辺の開発者と会う ◦ プログラム言語開発者 ◦ OSS開発者・貢献者 ◦ 同じ人間っぽいぞ.. • 雲の上の人にサインもらったりできる ◦ 雲の上に階段で行ける? ◦ 階段をのぼる努力
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 23 Rails も人が書いたプログラム 例)

    Rails のversionを上げたい • Before ◦ テストは通ってるんだけどこれでいいか不安で.. • After ◦ 変化する箇所は把握 ◦ デフォルトの違いはconfigで吸収 -> Rails を blackbox 化しない!
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 24 業務の開発をOSSのように行う • 明快で最小限のコード

    • わかりやすいコミットメッセージ • 想いが詰まった pull request • 激論が交わされる issue tracker • リリースに至るまでの様々な活動 -> OSSは開発者にとっての良い手本となっている
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 25 メンバーの意識向上の一例 • 来年はCFP出すぞ!とかメンバーが燃えはじめる

    • 多言語(Rustとか)やりたいとか言い出す • 低レイヤーへも興味が出てきてたと言い出す • TRICKの真似して変なコード書きたがるようになる • HRのリーダーがRubyの学習をはじめた • 開発部部長(Ruby書けない)が Rails Tutorial をはじめる
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 26 その他の体験 • スポンサーブースにいると

    ◦ 他の参加者にどんな会社か聞かれる ◦ 他の参加者にどんな開発をしているか聞かれる • 夜の津を歩いていると ◦ 他の参加者と突然合流して飲んだりする -> 結果として24時間Rubyのことを考えている
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 27 効果あった? • 採用、採用、採用

    ◦ 直接的にRubyKaigiがきっかけの入社はまだない ◦ 応募数にはポジティヴな影響 ◦ 知名度は確実に向上したという実感 • 楽しまなければプロじゃない ◦ 採用貢献以外の効果が非常に大きかった