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すPLATEAU〜ん
 Play with Cities as your Canvas members: afro (developer) akutsu (presenter) tatsumin (planner) 2023/2/18 PLATEAU HACKATHON

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「すPLATEAU〜ん」 は 2022年8月に開催された PLATEAU Hackathon で 初めて出会った 3人が 24時間でつくりあげた 作品です

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What’s “すPLATEAU〜ん”
 コンセプト:
 
 AR都市空間との
 インタラクティブな体験を通して
 都市の魅力を再発見する。
 街の課題を解決する。
 コア技術:
 
 PLATEAUの3D都市モデルを
 Unityバックエンド &
 Webフロントエンドで実装!
 
 「すPLATEAU~ん」はスマホをかざして見えている画面情報をもとに、国交省PLATEAUの3D都市モデルデータをリアルタイムに正確に 取り込み、マーキング、保存が可能なアプリです。 コア技術の汎用性が非常に高く、様々な開発の土台になりうるものであり、SDKとして準備を進めています。

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デモ動画
 デモ動画リンク PCのブラウザ で俯瞰 (複数名同時操作 にも対応) スマホ操作画面 (複数名同時操作にも 対応 スマホを現場で操作するひと 約30秒

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https://splateaun-webview.glitch.me
 WebSocket 司令官モード 
 全プレーヤーの位置と 
 状況を俯瞰 
 対戦機能はWebSocket通信実装
 
 


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Back 
 
 
 
 
 
 
 
 カメラ撮影
 画像を背景に
 Front WebView オーバーレイ ✖ PLATEAU 1、Unity + ARCore Geospatial API で 
   緯度・経度・高さ・方向 を取得 
 
 2、WebView (CesiumJS) 側の 
   カメラ位置と同期させた 
 
 Unity で捉えた現実空間と
 WebView のバーチャル空間を
 リーズナブルに重ねた。
 
 これぞデジタルツイン!!
 
 ※SDK化を検討中
 仕組み
 アプリ内のUIを2層のレイヤーにわけた

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1. Webアプリを1種類つくるだけで
 iPhone と Android と PC で動きます。
 2. 3D都市モデルを fbx 変換不要 
 全国のPLATEAU 3D都市モデルをそのまま動的ロードして表示
 3. テスト稼働&デバッグが楽!!!!!
 JavaScript だから都度コンパイル&インストールしなくても動く
 4. WEB版のソースは公開済み。(Unity 側は調整中)
 何が革新的か?
 (開発基盤として評価いただきたい)


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ハッカソン後のアップデート
 位置情報つき動画の録画・再生機能
 
 Recording and Playback API に対応 


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デモ動画 位置情報つき動画の再生操作
 デモ動画リンク 約100秒 (うち60秒を再生)

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2023年2月 長野県茅野市 森ビル株式会社 先端的サービスの開発・構築等に関する 調査事業 PLATEAU 3D都市モデルを活用した 防災ワークショップを開催

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冬季積雪時 「消火栓みつからない問題」 を 「すPLATEAU〜ん」を応用 で解決できないか? 16

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丸くて目立つ 看板表示ではなく 道路表面にある  ・消火栓の蓋  ・仕切弁の蓋 を見つける必要があり 積雪時は困難 消防団も人数が減少 隣の地区への出動など 消火栓の正確な位置を 把握できていないケー スも少なくない

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DEMO動画 19

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No content

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すPLATEAU〜ん
 をベースに
 JavaScript だけで
 スピード開発

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GAME Splatoonのような陣取りゲーム 
 建物の色を塗り合う 想定ユースケース 1/3


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HAZARD MAP 交通事故や災害の発生しやすい場所を 
 3D空間上にタグづけする 東京都 防犯ボランティア応援サイト「大東京防犯ネットワーク」
 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/24/11.html 国土地理院 地域の安全安心マップコンテスト第10回 https://www.gsi.go.jp/MUSEUM/SAKUHIN/20sakuhin-kyoto.html 想定ユースケース 2/3


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EXHIBITION カメラを通じてみられる都市の上に 
 作品の展示を行う 想定ユースケース 3/3


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その後の更新メモ
 2022.8 すPLEATEAU〜ん アプリダウンロードサイト設置。 
 国交省PLATEAUハッカソン参加者に利用していただいた 
 2022.9 すPLEATEAU〜ん ソースを公開 
 2022.10 Android 版も準備・公開
 2022.10 手裏剣やハンマーの表示は異なるデバイス間で共有されますが、
 赤色や青色のペイントは共有されていません(現在の仕様です)
 2022.11 Android 版のみ位置情報つき録画機能追加
 (Google機能を使っているため)
 2023.2 消火栓をみつけるAR すPLATEAUん 活用


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すPLATEAU〜ん 詳細技術解説(1/2) 
 デジタルツインをより身近にするAR手法に FPV(FirstPerson View) や VPS(Visual Positioning Serviece) 等がある。その実装には従来はUnityや UE あるいはネイティブアプリでの開発となり、下記のなどの課題があった。 
 (1) CityGML 3Dモデルの fbx 形式などへの事前変換が必要 
 (2) 対象エリアを絞っての (1) の準備が定石で、せっかくの日本列島が細切れになる 
 それをゲームエンジンの Unity を土台にフロント側を WEBの技術で Wrap することで解決した。 
 本作品は、PLATEAU 3D都市モデルのデータを全て読み込んでいるわけでなく 、スマートフォンでかざしたところの部分のみリアルタイムに読み込 む形式をとっている。このため、データをアプリケーションの中に取り込むことなくアプリケーションが完成しており、非常にアプリケーションが小さく、 ハンドリングがよくできている。 
 また、読み込み対象の3D都市モデルデータの格納場所をURLで指定する方式ため、今後ますます 拡張・整備が進む PLATEAU 3D都市モデル (LOD1からLOD4への精度向上や市区町村のモデル化)に 容易で安価に対応 することができる。 


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-- 使用したツールやデータ、API等-- 
 1. PLATEAU: 3D都市モデル/Terrain/オルソ画像 
 2. Unity
 3. Geospatial API: VPS の精度を高めるために利用 
 4. CesiumJS :WEB側のユーザーインターフェイス開発に利用 
 -- 動作環境—
 
 1. スマートフォン:iOS, Android 両方に対応 
 2. PC/Mac:ある程度あたらしい Chrome に対応 
 
 すPLATEAU〜ん 詳細技術解説(2/2) 
 フロントエンドが Webのため要求技術レベルが低く (Java script でOK)PLATEAUを活用した開発の裾野を広げる仕組みとなっている。 Android でも iOS でも同一コードで動作 するため、2重の開発費が不要 となることも優位である。 
 また、スマホでFPVを実現している。Java script がそのまま別途のPCにおいてバードビュー(鳥瞰)で実行できる。これも大きな副次的メリットといえ る。
 Unity部分のオープンソース化も検討中だが、現時点でもアプリの設定画面から 読み込むURLを差し替えるだけで表現したい内容を変更 できる。 (ファミコンのカードリッジを差し替えるようなイメージ) 
 
 これは開発段階においてもリリース後のバージョンアップの際も 都度コンパイル&再配布する必要がなくリーズナブル である。
 例えば、PLATEAUの3D地図上で、子供たちの通学路の中で、車の交通が多いところ、夕方には暗くなるところ、等 危険なところをマーキングし PLATEAUの3D地図を有効に活用するためのアイデア がある。( ※2021年ハッカソン通学路のガードレールの利用例)そのような実装もこの仕組み をベースにすれば WEB技術者がいるだけで数日あれば実現可能となると考える。 
 ◆その後のアプリケーションの機能追加 録画機能(Androidのみ) 
 東京の街で歩きながらスマホで 「すPLATEAU〜ん」 を動かし 「録画」ボタンを利用して撮影する。 撮影した動画をシェア すると、例えば長野にいても 再生できて、PLATEAU 3D都市モデルの東京の状況を表示し、シミュレーションができる。