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アジャイル推進室の作り方 20代スクラムマスターの組織改革

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自己紹介 名前:増田 謙太郎 所属:エムオーテックス株式会社 役割:スクラムマスター HN:スクラムマスダー(scrummasudar) ギリギリ20代 コミュニティ活動 新・大阪アジャイル勉強会  「アジャイルな見積りと計画づくり」読書会 スクラム道関西  Scrum Boot Camp  アジャイルラジオ 「アジャイルな見積りと計画づくり」 毎日コミュニケーションズ

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エムオーテックス株式会社 セキュリティ系のソフトウェアメーカー 「まいど!Agile Japan 2017 大阪サテライト」の 会場スポンサー 技術コミュニティ向けに会場貸し出し中 費用:無料 年間貸出回数:約50回 技術コミュニティを運営していらっしゃる方で、 会場探しにお困りの方は、お声がけください!

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貸し出しできる部屋  セミナーホール(200名)  会議室(8名から40名)  カフェスペース(60名) ビアバッシュなどの懇親会も開催可能です!

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本日のセッション ターゲット アジャイルな働き方を組織に広めることに苦労されている 現場の方 今日お話すること アジャイルを組織に広めた経緯 会社イベントを活用してアジャイルを広めた活動 今日お話しないこと アジャイルに関する知識や手法 プロジェクトで発生した課題や解決法

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アジェンダ アジャイル推進室とは? アジャイルプロジェクトの発足 きっかけは、ふりかえり 誕生!スクラムマスダー! CSMと3つの誓い 経営層へのアジャイル提案 発足!アジャイル推進室 まとめ

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アジャイル推進室とは? 2017年4月に、 「変化への素早い対応ができる文化作り」 という目的で新設された新しい部署。 「アジャイル推進」という名前の組織があるということは、 会社としてアジャイルを推進していくという意志の現れ!

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アジャイル推進室ができるまで

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プロジェクト発足! 2015年春 社内で新規プロジェクトが開始する ※この時点では、プロジェクトには、まだ参画していない 実現したい理念やコンセプトは明確 実現するためには新しい技術に取り組む必要あり!

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そうだ!アジャイルだ! 様々な新しい技術に挑戦するしかない状況… 「とにかく開発して、モノを出すしかない!」 スクラムの要素を取り入れたアジャイル開発がスタート! http://scrumprimer.org/overview/en_scrum_overview1.pdf

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いざ、新規プロジェクトへ! 2015年夏 最初は、普通のプログラマーとして参加。ScalaやDelphiでア プリケーションを開発していた。 当時のアジャイルに関する経験や知識 過去に、数ヶ月だけアジャイル風のプロジェクトに参加した経験があった。 役割としては、協力会社のまとめ役。 知識としては、アジャイルサムライとSCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読んだ程度。

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ステークホルダーとの週次MTG 新規プロジェクトということもあり、プロジェクトとして、ステークホ ルダー(本部長、部長)と週次の打ち合わせを実施。 スプリント終わった直後の打ち合わせでは、 出来たモノを見せ、意見をいただく形式。 ~ふりかえってみると~ ステークホルダーへアジャイルを浸透させるきっかけだった。 プロジェクトは、エンジニアのものではなく、会社の一部である!

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きっかけは、ふりかえり プロジェクトのふりかえり スクラムの要素を取り入れていたので、2週間に1度、ふりかえり を実施。初期は、アジャイル経験者の協力会社の方がファシリ テーターを務めていた。 ファシリテーターとして ファシリテーターの方が、数週間プロジェクトから離れることに…。 代わりに、ふりかえりのファシリテーターを担う。 ~ふりかえってみると~ ふりかえりを通して、1人のエンジニアとしてではなく、チームとしてどう あるべきかを考えるきっかけになった。

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アジャイルの勉強はじめました 新プロジェクト以前のふりかえり 「数ヶ月単位のプロジェクトが終わった後に実施する」を繰り返し ていた。ふりかえりそのものを理解していなかった。 アジャイルを勉強することを決意 「ふりかえりを有効活用したい!」という想いが、アジャイルを勉 強するきっかけになった。 ただし、社内でアジャイル開発を実施しているのは、私たちのプ ロジェクトだけなので、ノウハウはない。 とにかく自分でやるしかない!

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アジャイルな本を読み始める 周りにアジャイルを実践している人がいないので、とりあえず本や 文献を読んだ!

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誕生!スクラムマスダー! プロジェクトとしても、スクラム風からスクラムへ! すると・・・ 増田さん、スクラムマスターだし、 スクラムマスダーだよね!

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ブログで情報発信! ~ふりかえってみると~ 周囲から見て、「アジャイルについて詳しい人がいる」 と感じてもらうことが重要! http://scrummasudar.hatenablog.com/

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スクラム道関西との出会い ~ふりかえってみると~ 現場で困っていることを相談できる先駆者や、同じように苦労してい る方々との出会いが、心の支えになった。

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認定への道のり 認定スクラムマスターを取得して、 スキルアップしたい! 1人の社員に、研修で30万円も かけたことがない! 会社の利益に、つながるのか? CSM研修には非常に大きな壁が・・・

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3つの誓い ①現プロジェクトの成功と 生産性を上げるための取り組み ②会社全体として、 短いサイクルでユーザーに価値を提供する プロセス作り ③社外へのアピールと人材獲得 ~ふりかえってみると~ 相手に熱意をぶつけることが大事! 理論と情熱の組み合わせで、相手に伝える!

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認定スクラムマスター取得 研修時間だけでなく、飲み会の時間も、アジャイルについて語った。 認定スクラムマスター取得後は、 プロジェクトへ還元するために社内向け勉強会を実施!

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経営層に向けたアピール開始 全社に向けて、どうアピールするか悩んでいたところ・・・ 会社を変革するためのアイデアを 経営層に提案できる場が! その名は、MIP! (Motex Innovation Program)

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MIP頑張る 会社の課題分析 メトリクス 期間/工数 投資対効果 他社事例収集 ヴァル研究所様のカンバンの取り組み 競合他社の取り組み そして、20ページの論文が完成する!

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MIPの結果は… 優秀者に選ばれなかった・・・ ~ふりかえってみると~ 経営層に、アジャイルの取り組みは理解していただけた!

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社内に広める×採用 インターンシップ 人事の社員 学生 アジャイル 3つの誓いは、MIP後も継続して実施

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発足!アジャイル推進室

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アジャイル推進室が!! 2017年3月末 4月から アジャイル推進室 できるから! アジャイルの取り組み 頑張ってほしい。 ほんとですか!? 上司

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アジャイルを推進する取り組み 2人目のスクラムマスターがプロジェクトに参画 スプリント終わりに、社長に向けたレビュー会を開催 Management 3.0にあるKUDOカードを実践 学生向け長期インターンシップ https://management30.com/product/kudo-cards/

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まとめ 自分の熱意を周りに伝える 取り組みのメリット、デメリットなど、論理的な部分だけではなく、 自分が先頭に立って取り組むという覚悟を伝えることが大事 社内のイベントを活かす 上司との打ち合わせ、企画提案書、採用イベントなど、自分の想いを伝 えるチャンスを逃さない 相談相手をつくる 社内で、気軽に相談できる相手を見つける、つくる スクラムマスターは、社内で1人しかいない場合も多い 他社で、同じように頑張っている仲間を見つけることも大事

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新規参画者募集中! 職種 スクラムマスター エンジニア(Windows/iOS/Android/Webアプリケーション) UX/UIデザイナー プロジェクトで扱う範囲

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ありがとうございました