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ウェブ のための パッケージ作成の勘所 湯谷 啓明

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ドーモ • •某グループウェアの会 社の チームに所属 •好きな言語: 、忍殺語 •将来の夢: モジュラーシンセ廃人

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本 によるスクレイピング入門 •ウェブスクレイピング •ウェブ • 初心者にも丁寧に説明! •豊富な実例!

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パッケージ • • 国土数値情報 • • •つくりかけ: • • •

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今日話すこと • を使うにはどこから始めればいいか •困ったときのデバッグ方法 •認証についてのつらかった話(愚痴) •クレデンシャルの管理

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( )

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の翻訳 ( )

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基本はこれを読んでおけば ? わりと でも

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(参考) とは? ( )

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情報収集

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すでに開発されているパッケージ •車輪を再発明する必要はないので、既存のものが ニーズに合うならそれを使う •ニーズに合わなかったり古くて動かなくても、実 装は参考になることがある •他言語の実装も参考になることもある

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ドキュメント • の仕様 • データ形式 • 認証方式 • 細かい部分は試しながらでいい • どのような制限事項があるかは注意して読む • の利用規約 • データがどういうライセンスなのか • クレジット表示の必要があるか

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例:国土数値情報 ( ) ※ パッケージに日本語を含めるのはつらい。。 (参考: )

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を使ってみる

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まずは簡単そうなものから •認証不要の •指定するパラメータが少なくていい •返ってくるデータが単純な構造の

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結果のデータ構造を見る •どんなデータ形式か( ? ?) •ほしいデータがどこにあるか

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結果のデータ構造を見る: •データの構造を表示する •慣れるまで時間がかかるけど、キーボードしか触 りたくないという人には便利 •引数を付けて表示を制限 • 長いベクトルやリストをど こまで表示するかを指定 • ネストしたリストを何階層まで下るか を指定

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結果のデータ構造を見る: ( )

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結果のデータ構造を見る: ( 、 ) ※ にはリリースされていないので でインストール

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結果のデータ構造を見る とりあえず結果をファイルに保存しておくと、あ とでいろいろ試すときに便利 • レスポンス をまるごとバイナリとして保存 • レスポンスをまる ごと のコードとして保存 • レスポンスボディだけでいいなら でも

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とりあえずデータフレーム化を目指す

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にも期待! ( )

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うまく動かない時

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まずはエラーを確認 •ステータスコードとレスポンスボディ ステータスコード。 ならたぶん成功、 ~なら失敗 レスポンスボディ。 エラーメッセージが入っていることがある。

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例: 認証に失敗しました。アプリケーション を確認して下さい。 ステータスコードは だけどエラー!!! (このパターンはたまにあります。 ドキュメント読みましょう )

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送信しているリクエストを確認 オブジェクトの中身 •実は の中に入っている

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送信しているリクエストを確認 オブジェクトの中身 •リクエストボディも入っている。ただし 型に なっているのに注意。

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送信しているリクエストを確認 •送ったリクエストのヘッダや中身を返すウェブ サービス

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認証

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認証はつらい。

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よくある認証方式 •認証なし:楽 •個人用アクセストークン:楽 •ユーザ名とパスワード:楽だけど注意 • うっかり漏れるとやばい • アクセストークン:注意 • の が特殊なことも割とある • の実装がバグっていることも •署名を付ける系:死ぬほど大変

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よくある認証方式: 個人用アクセストークン •例: など •どこに保存するかが悩みどころ(後述)

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よくある認証方式: •「よくある」けど、実装はいろいろ •実装側に任されている部分が大きいので、 がすべてのケースをカバーできるわけではない • レポジトリの 以下のコードを参照 •特に に関しては、 の実装が適当 な感じがする (後述)

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例: を使うと書かれている ( )

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例: •トークンの取得は成功する。 •でもトークンを使おうとするとエラーが

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例: ヘッダの形式が独自だった (注:これは 違反ではない。 トークンを別の 認証方式に転用することを禁じる理由はない) よくあるヘッダはこう (そして はこれしかサポートしていない )

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例: •英語だとエラーにならないが日本語だとエラーに 写輪眼

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例: の の実装がバグってる ! ( )

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例: •ブラウザが開いて承認を求められるところまでは いくけど、エラーが • で調べるとレスポンスにこんなのが。 が余計らしい。

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例: の 実装がサボってる! (バグとまでは言えないのがつらいところ ) ( )

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よくある認証方式:署名 •リクエストの要素をあるルールでひとつの文字列 に結合、そのハッシュ値をとる。 •例: 、 •自前で実装するとなるとけっこう大変。バグりが ち( しかり)。 •まあでもそんな機会はほぼないはず ※私は一度あって死にました。

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認証方式のまとめ •世の中わりとバグっている •気合と根性で乗り切る •実例から学ぶしかないので、「 によるスクレイ ピング入門」をお手元に一冊是非ッッ!

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クレデンシャルの管理

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認証はつらい。

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クレデンシャルとは •ユーザ認証に使われる情報。具体的には 、パ スワード、アクセストークンなど。 •うっかり に公開してしまうとまずい。 •まあそんなうっかりな人いないですよね?

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ヒント:

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クレデンシャルを守るために •ユーザにはコンソールに打ち込ませない • 環境変数 • •ファイルに保存する場合は、 の管理下に置か ない • • レポジトリとは別の場所に置く

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認証の場合 コンソールで を打 ち込む( の場合) ブラウザが開いて別のユーザ認証が動く トークン発行 というフローなので、 が漏れても致命 的ではない( は公開 !と言っている)。

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認証の場合 •取得したトークンは漏れるとまずい。 •トークンをローカルに保存する場合、 が というファイルをつくる。 •このファイルは、 に追記されるので 安心!

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認証以外の場合 •漏れると即アウトのものが多い • は面倒を見てくれないので自分でやる必要 がある。

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インタラクティブな環境変数の指定 • でプロンプ トを立ち上げる。

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による環境変数の指定 • のセッション立ち上げ時に読み 込まれるファイル。環境変数を指定する。 •ワーキングディレクトリではなく、ユーザのホー ムディレクトリに配置。 •つまり、レポジトリ外にあるファイルなので に誤って取り込まれる可能性は低い。安心!

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による環境変数の指定 ホームディレクトリの特定 そこに以下の内容の を作成 追記 セッションを再起動、環境変数があるか確認 なら ユーザ なら ユーザになる? 最後は空行  のコードではないので記法が違う

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クレデンシャルの管理のまとめ •環境変数やポップアップを駆使して、なるべくコ ンソールでクレデンシャルを打ち込ませないよう にしましょう •がんばっても結果に結びつかないこともあるけど 強く生きていきましょう

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最後に

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•ウェブ の世界はまだまだ •今日話した部分は、今の私の力量では体系的に書 けなかったことで心残り •ぜひ本を買ってマサカリをください •あと、 とウェブ 関連で困ってることがあれ ばお気軽にご相談ください

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買って、マサカリをぜひ。 によるスクレイピング入門 •ウェブスクレイピング •ウェブ • 初心者にも丁寧に説明! •豊富な実例!