Slide 1

Slide 1 text

2022.11.28
 PHP勉強会@東京
 
 ぐっきー(山口 壮太) 
 チームではじめる
 アジャイルメトリクス


Slide 2

Slide 2 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 2 自己紹介 ぐっきー (@Area029S)
 
 認定されてない系スクラムマスター(いつかされ たい)
 
 2021年(株)ROXX にエンジニアとして参画し、 back check を作りながらアジャイルを学びはじ める。
 その後スクラムマスターを兼任したが、チームの サポートに集中するため現在は専任スクラムマ スターとして活動中。 
 3姉妹の父。
 
 ミッションは「最強のアジャイルチームが集まる 組織づくり」


Slide 3

Slide 3 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 1. 改善効果の計測
 2. なにを計測したいか
 3. リードタイムの計測
 4. 見える化してわかったこと
 5. 今後のやりたいこと
 6. まとめ
 アジェンダ


Slide 4

Slide 4 text

改善効果の計測されてますか?

Slide 5

Slide 5 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 改善効果の計測 back check では
 チームの共通認識でやりやすくなったことを
 実感できたら改善を完了としています。


Slide 6

Slide 6 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 6 改善効果の計測 たとえば
 ● チームの分割
 ○ チームメンバーへのアンケート調査
 ○ MTG形式のふりかえり
 
 


Slide 7

Slide 7 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 7 改善効果の計測 結果
 ● チーム分割したら
 ○ 全体的に仕事のしやすさは大幅に改善された
 ○ チーム横断の情報共有は課題がある
 


Slide 8

Slide 8 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 8 改善効果の計測 チームメンバーの雰囲気
 「チームでうまく仕事できてる気がするよね」


Slide 9

Slide 9 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 9 改善効果の計測 「チームとしてうまくできていることを定量的に観測できないか試してみま せんか?」


Slide 10

Slide 10 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 10 改善効果の計測 チームメンバーの声
 ● 興味はあるけどなにをすればいいのかイメージが沸かない
 ● なかなか大変そう、たたきになるアイディアはない?


Slide 11

Slide 11 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 11 なにを計測したいか チームの使命
 ● 顧客にとって価値のあるプロダクトを適切なタイミングで届けること


Slide 12

Slide 12 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 12 なにを計測したいか そのためにプロセスの側面でなにを計測できるとうれしいのか?


Slide 13

Slide 13 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 13 なにを計測したいか 今までより仕事を早く終わらせられていることがわかるようになりたい


Slide 14

Slide 14 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 14 リードタイムの計測 ● リードタイムの計測
 ○ ひとつの作業項目がワークフローの最初の列に入ってから、最後 の列に入るまでの時間
 参照: https://blog.trello.com/ja/kanban-method-to-make-teams-agile


Slide 15

Slide 15 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. back check の開発フロー
 15 リードタイムの計測 PdMチーム、PO ● 要求の分析 ● 要件定義の素案 開発者
 ● 要件の詳細化
 ● 開発
 ● レビュー
 ● テスト
 開発者
 ● デプロイ
 ○ 週次リリース
 ユーザー
 ストーリー

Slide 16

Slide 16 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 16 リードタイムの計測 理想的には、
 要求の分析から本番でユーザーに届くまで見える化できることが望ましい が、
 工程が分かれているので全体のワークフローを可視化するには考える必 要がある。


Slide 17

Slide 17 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 小さく改善をはじめよう!
 スプリントのボードで表現されている部分のリードタイムを収集してみる
 17 リードタイムの計測 PdMチーム、PO ● 要求の分析 ● 要件定義の素案 開発者
 ● 要件の詳細化
 ● 開発
 ● レビュー
 ● テスト
 開発者
 ● デプロイ
 ○ 週次リリース
 ユーザー
 ストーリー

Slide 18

Slide 18 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 18 見える化してわかったこと 実際にリードタイムを集計してチームで眺めてみた


Slide 19

Slide 19 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 19 見える化してわかったこと メンバーの声
 ● ストーリーの開発着手から完了までのリードタイムが短縮できていることがわかった。 (確信するにはデータが少ないが) 
 ● 運用しながら指標の拡充もしていこう
 ○ タスクのリードタイムとかみえてもよさそう 
 1ptsあたりの平均リードタイム 
 
 チーム分割後(4人)
 ● 1.4 日
 
 チーム分割前(9人) 
 ● 2.1 日


Slide 20

Slide 20 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 20 見える化してわかったこと 今後も改善が必要だが、
 プロセスの流れを部分的に捉えることができるようになった!


Slide 21

Slide 21 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 21 今後のやりたいこと ● メトリクスの拡充
 ○ リードタイムの内訳の分析
 ■ 作業(カラム)毎のサイクルタイムの計測
 ○ 品質の計測
 ■ バグや欠陥を増やさずに開発効率を向上させる
 ■ 部分最適化しない
 ● プロセスの改善
 ○ マルチタスクによる非効率の削減
 ■ WIP制限


Slide 22

Slide 22 text

© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 22 まとめ ● 小さくはじめる
 ● チームで開発の流れを見られる状態をつくる
 ● メトリクスそのものは重要じゃない
 ○ 改善の有効性を確認するガイド


Slide 23

Slide 23 text

23 ご清聴ありがとう
 ございました