Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
チームではじめるアジャイルメトリクス
Search
SotaYamaguchi
November 28, 2022
Technology
0
3.6k
チームではじめるアジャイルメトリクス
SotaYamaguchi
November 28, 2022
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
MySQL5.6から8.4へ 戦いの記録
kyoshidaxx
1
260
Observability infrastructure behind the trillion-messages scale Kafka platform
lycorptech_jp
PRO
0
140
Amazon ECS & AWS Fargate 運用アーキテクチャ2025 / Amazon ECS and AWS Fargate Ops Architecture 2025
iselegant
17
5.7k
Кто отправит outbox? Валентин Удальцов, автор канала Пых
lamodatech
0
350
"サービスチーム" での技術選定 / Making Technology Decisions for the Service Team
kaminashi
1
150
5min GuardDuty Extended Threat Detection EKS
takakuni
0
150
Prox Industries株式会社 会社紹介資料
proxindustries
0
320
Javaで作る RAGを活用した Q&Aアプリケーション
recruitengineers
PRO
1
120
【5分でわかる】セーフィー エンジニア向け会社紹介
safie_recruit
0
26k
米国国防総省のDevSecOpsライフサイクルをAWSのセキュリティサービスとOSSで実現
syoshie
2
1.1k
ひとり情シスなCTOがLLMと始めるオペレーション最適化 / CTO's LLM-Powered Ops
yamitzky
0
440
強化されたAmazon Location Serviceによる新機能と開発者体験
dayjournal
2
220
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
187
15k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
930
Designing for Performance
lara
609
69k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.3k
Visualization
eitanlees
146
16k
It's Worth the Effort
3n
185
28k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
26k
Transcript
2022.11.28 PHP勉強会@東京 ぐっきー(山口 壮太) チームではじめる アジャイルメトリクス
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 2 自己紹介 ぐっきー (@Area029S)
認定されてない系スクラムマスター(いつかされ たい) 2021年(株)ROXX にエンジニアとして参画し、 back check を作りながらアジャイルを学びはじ める。 その後スクラムマスターを兼任したが、チームの サポートに集中するため現在は専任スクラムマ スターとして活動中。 3姉妹の父。 ミッションは「最強のアジャイルチームが集まる 組織づくり」
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 1. 改善効果の計測 2. なにを計測したいか
3. リードタイムの計測 4. 見える化してわかったこと 5. 今後のやりたいこと 6. まとめ アジェンダ
改善効果の計測されてますか?
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 改善効果の計測 back check
では チームの共通認識でやりやすくなったことを 実感できたら改善を完了としています。
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 6 改善効果の計測 たとえば •
チームの分割 ◦ チームメンバーへのアンケート調査 ◦ MTG形式のふりかえり
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 7 改善効果の計測 結果 •
チーム分割したら ◦ 全体的に仕事のしやすさは大幅に改善された ◦ チーム横断の情報共有は課題がある
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 8 改善効果の計測 チームメンバーの雰囲気 「チームでうまく仕事できてる気がするよね」
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 9 改善効果の計測 「チームとしてうまくできていることを定量的に観測できないか試してみま せんか?」
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 10 改善効果の計測 チームメンバーの声 •
興味はあるけどなにをすればいいのかイメージが沸かない • なかなか大変そう、たたきになるアイディアはない?
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 11 なにを計測したいか チームの使命 •
顧客にとって価値のあるプロダクトを適切なタイミングで届けること
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 12 なにを計測したいか そのためにプロセスの側面でなにを計測できるとうれしいのか?
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 13 なにを計測したいか 今までより仕事を早く終わらせられていることがわかるようになりたい
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 14 リードタイムの計測 • リードタイムの計測
◦ ひとつの作業項目がワークフローの最初の列に入ってから、最後 の列に入るまでの時間 参照: https://blog.trello.com/ja/kanban-method-to-make-teams-agile
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. back check の開発フロー 15
リードタイムの計測 PdMチーム、PO • 要求の分析 • 要件定義の素案 開発者 • 要件の詳細化 • 開発 • レビュー • テスト 開発者 • デプロイ ◦ 週次リリース ユーザー ストーリー
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 16 リードタイムの計測 理想的には、 要求の分析から本番でユーザーに届くまで見える化できることが望ましい
が、 工程が分かれているので全体のワークフローを可視化するには考える必 要がある。
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 小さく改善をはじめよう! スプリントのボードで表現されている部分のリードタイムを収集してみる 17 リードタイムの計測
PdMチーム、PO • 要求の分析 • 要件定義の素案 開発者 • 要件の詳細化 • 開発 • レビュー • テスト 開発者 • デプロイ ◦ 週次リリース ユーザー ストーリー
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 18 見える化してわかったこと 実際にリードタイムを集計してチームで眺めてみた
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 19 見える化してわかったこと メンバーの声 •
ストーリーの開発着手から完了までのリードタイムが短縮できていることがわかった。 (確信するにはデータが少ないが) • 運用しながら指標の拡充もしていこう ◦ タスクのリードタイムとかみえてもよさそう 1ptsあたりの平均リードタイム チーム分割後(4人) • 1.4 日 チーム分割前(9人) • 2.1 日
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 20 見える化してわかったこと 今後も改善が必要だが、 プロセスの流れを部分的に捉えることができるようになった!
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 21 今後のやりたいこと • メトリクスの拡充
◦ リードタイムの内訳の分析 ▪ 作業(カラム)毎のサイクルタイムの計測 ◦ 品質の計測 ▪ バグや欠陥を増やさずに開発効率を向上させる ▪ 部分最適化しない • プロセスの改善 ◦ マルチタスクによる非効率の削減 ▪ WIP制限
© ROXX, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 22 まとめ • 小さくはじめる
• チームで開発の流れを見られる状態をつくる • メトリクスそのものは重要じゃない ◦ 改善の有効性を確認するガイド
23 ご清聴ありがとう ございました