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自動化して開発者に 喜んでもらえたこと Wingarc1st, 及川

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自己紹介 名前 及川 住まい 北海道札幌市 所属 ウイングアーク1st 株式会社 普段は製品のテストをしたり、 自動テスト支援活動してます わりとアクティブ趣味

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今回登場するターゲット 集計表をWebとExcelで扱うUI製品を主に担当 してます

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いま運用 している 自動テスト WebのUI自動テスト ExcelのUI自動テスト API自動テスト 速度評価

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自動化って開発や品質が単独でやろうとすると 失敗する例が多い(と思っている) 開発 開発スピード! テストパターン! 品質 知識! 仕様変更!

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定着に至った一つ の例です

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災厄の章

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自動テスト運用前の(本当にあった)悪夢 敗因 - 極めて重大な不具合の発生 バグが発生した! え、このバグは、 中断リジェクト! 製品βビルドができました 開始条件確認テストをします

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自動テスト運用前の(本当にあった)悪夢 敗因 - 不具合数/テストケース数 9% ・・・ ・・・・ リジェクト 直しました テスト再開します

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自動テスト運用前の(本当にあった)悪夢 敗因 - テストケース数/バグチケット 12% - 重大な不具合 18件 バグが発生した! たくさん発生した! リジェクト! 直して強化しました テスト再開します

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自動テスト運用前の(本当にあった)悪夢 リグレッションテストケースを 与えます(数百件) 1か月後にフェーズ進行を強行するの で品質はどうにかしてください ビルドのたびに 実施するとよいでしょう(手動)

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悪夢の裏側(意訳) 隙はない。やれるものならやってみろ 徹底的にたたけ。1日で滅ぼせ。 拝承 戦争だったんだ。

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復活の章

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悪夢はもうイヤ 内部品質を向上するため、 大規模リファクタリングが決定する 「開発、内部コード するってさ」 リメイク

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作り直しても変わってないことを保証 これって、自動テスト向きなことですね

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開発にとって バグが多い

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品質にとって バグが多い

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共通認識はあったので 協力した体制を敷くことができた

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成長の章

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できたこと 1st 変更方法を聞いて そこに対する自動 テストをQAで実 装 2nd インタフェースか らテストするため にテストに使える APIをテストツー ルとしてDevに実 装してもらう 3rd 暗黙な仕様などを Dev/QAで協力し て洗い出し片っ端 から自動テスト実 装 4th 開発プロトからテ ストFW実装し、 開発テストを自動 テスト化

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変更方法を聞いてそこに対する 自動テストをQAで実装 • 弱点だったり、不安なところを共有してもらったり、自動テス トに向いているところ、やりかたを相談したり • すくなくとも出てきてから初めて触るとかはない • ゆるやかな開発と品質の協力体制

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テストに使えるAPIをテストツールとして Devに実装してもらう • 開発に内部APIを利用したテストツールを作ってもらった • テストケースは品質担当の実装 • 積極的な開発と品質の協力体制 • 自動でできるテスト量の増大化

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Dev/QAで協力して洗い出し片っ端から自 動テスト実装 • 誰かしか知らない情報など洗い出し資料化 • 知識の統合 • テスト実装も協力 • 連携した品質向上の体制 • 開発者自身からも見えにくかった影響への安心感が生まれる

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開発プロトからテストFW実装し、開発テ ストを自動テスト化 • 開発設計中に情報共有しテストを考える • プロトを触らせてもらって自動テストのFWを実装してしまう • 開発テストで作った資産をそのまま自動テストにしてしまう • 一体化した品質向上へのアプローチ • 安定した品質の地盤

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担当者の声 あのプロジェクトは自動 テストがなかったら爆死 してた 自動テストのおかげで 安心して新規開発も既 存修正もできる 助かってる

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成功要因 開発、品質ともに 課題を共有できて いたこと 開発者の不安を解 決するものを用意 したこと 開発者がメリット を感じられるよう にしたこと

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いま取り組んでいること 品質を意識した開発ができる活動 機能設計と並行してテスト設計 テスト設計を開発とモブドキュメンティング 開発時にUnitレベルでの品質作りこみ テスト設計時に自動テスト種別を判定 Unitレベルのテストが有効な部分は実装を依頼 一部はブログで書きました 「medium wingarc」で検索!

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おしまい