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新人プロダクトマネージャーの 試行錯誤記録 河津正和

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河津正和 バックエンドエンジニア 自社サービス開発をしつつ、本業以外で フリーランス的な仕事なども Twitter: kawazu255_ 自己紹介

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プロダクトマネージャーを始めた経緯 ● 10年ほどバックエンドエンジニア ● 2021年2月に事業会社に転職(それまでは受託開発が多い会社) ● スクラムが導入されているものの・・・

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開発チームの権限は赤枠だけ

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https://www.youtube.com/watch?v=B-W2OE7XG4Q この辺りの話はTechDLT Vol.2 スクラム開発の回でお話させていただいたことがあります

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実装を行うだけじゃなく、 どのような機能を作っていくべきかの判断や ビジネス的な寄与を考える、 「プロダクト開発」をしたかった

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いざプロダクトマネージャーとなって やることになった業務

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①社内稟議 ● 開発部署と企画部署が別れた職能型組織という前提 ● 開発リソースを使用するために機能企画書を作成する ○ ビジネスプラン(=どれほどの収益があるか ) ○ どのような機能を作るか

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②開発機能決定 ● 社内から上がってくる要望を取りまとめる ● ユーザーインタビューを行う ○ 統合管理系プロダクトについては要望が上がってきづらい ○ 月に2,3回ログインするなど、必要がない限りは触られないプロダクト ○ プロダクトとして正しくはある ○ ただこういったところから要望を汲み取るのがうまいプロダクトマネージャーなのだと思う ● プロジェクトチームで話し合い開発機能決定

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③ノーススターメトリック(NSM)の決定

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NSM決定にあたり ● 「幅」「頻度」「深さ」「効率」の4つの観点でKPIを定める ○ 幅: どれほど多くの人が使っているか ○ 頻度: どれほどの頻度で使われているか ○ 深さ: どれほど使い込まれているか ○ 効率: どれほど効率よく使われているか ● 4つのKPIを取りまとめた重要指標を決める

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④プロジェクトマネジメント ● 要件定義書作成 ● スケジュール策定・管理 ● 品質保証(QAと連携)

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⑤プロモーション ● プレスリリース手配 ● サービスサイト更新 ● メルマガ準備 ● 基本的に社内の広報チームなどと連携

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想像以上にやることが多かった

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思ったこと・改善していきたいこと ● エンジニアリングの業務以上にいろんな人を巻き込む仕事であるため、極力ボール を持たない ● エンジニア視点からすると企画資料やプロモーションなど意識の範囲外となること が多いため、スケジューリングの際は気を付ける ● (開発と両立する場合は)権限移譲などを考える