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発注者目線で考えてみるXDの利用 XD Meeting #13 2018.2.19 有限会社リズムタイプ 栄前田勝太郎

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自己紹介 エイマエダ カツタロウ について

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これまでやってきたこと @katsutaro 大体のWebサービスに生息しています 現在やっていること ● 映像ディレクション ● 動画配信 ディレクション ● クリエイティブディレクション ● Webディレクション ● プロジェクトマネジメント ● 企業、サービスブランディング ● カイゼン、グロースハック ● コミュニケーションデザイン ● チームビルディング ● プロジェクト、チームの立て直し ● 書籍執筆 著書(共著)

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自己紹介 リズムタイプ について

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改善すること、成長させること コンサルティング・ プランニング ディレクション プロジェクト マネジメント コミュニケーション デザイン UIデザイン 分析・設計 プロジェクトの支援や改善を行っています (課題発見のワークショップから、チームビルディングまで)

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皆さんはどんな仕事を されていますか? ディレクター? 制作会社 or 事業会社? 質問

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XD、便利ですよねー イメージの共有しやすいし、制作フローも一元化できるし、 コミュニケーションツールとしても使える

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XDのイメージ エクスペリエンス・ デザイン!

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でも、発注者から見た 場合はどうでしょう? プロトタイプ、という言葉、伝わりますか?

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発注者目線、 そもそも「発注者」って? クライアントや代理店、制作会社、 社内の別部署

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クライアントA 「プロトタイプ、 いいよねー!」 発注者のリテラシーの差 クライアントB 「プロトタイプ、 なにそれおいしいの?」

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クライアントA 「一緒にいいものを 作りましょう!」 発注者の熱意、知識の差 クライアントB 「よく分からないのでいい感 じでお願い!」

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こちらの発注者を 取り上げます

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発注者の気持ち 1. ツール増やしたくない a. また新しいツール?どれを確認すればいいの? 2. 上長にそのまま見せたい a. 説明資料が必要?そのまま見せることができる? 3. 確認・検討に時間かけたくない a. ワイヤーフレーム、プロトタイプ、デザイン、HTML、全部確認しなきゃ いけなの?(何が違うの?)

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最初から使う ワイヤーフレームやプロトタイプという形にこだわらずに XDを最初から使う ⇒利用する機会を作る、増やす

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最初から使う - ムードボード

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最初から使う - サイトマップ 例えば、 サイトマップ(キックオフ時点)から 使い始めて、 テンプレートを完成させるころまで (サイトマップを徐々に育てていく)

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最初から使う - デザイン(カンプ)確認 デザインカンプの任意の場所にピンを置いてコメントできる デザインイメージ(カンプ)の確認 や、デザインのバージョン管理に 利用し、確認する際のツールとし て導入してみる

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既存サイトを XDで再現する XDを見ながら検討することができる ※サービスでもアプリでも同じです

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既存サイトをXDで再現する 既存サイトのキャプチャを配置、 改修で必要な部分だけ、XDで再現 ⇒既存サイトを見ながら検討することで、関係者 の確認・検討をしやすくする アイコンはデザイナーが対応、 PSDファイルをCCライブラリでリンク ⇒構成とデザイン表現をある程度切り離し て進めることができる

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既存のフローに 組み込む 変えることが難しい部分は変えなくてもいい 使えるところから既存のフローに組み込んでいく

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要件定義 既存のフローに組み込む 課題確認、与件整理 仕様設計 デザイン 実装 公開 運用、改善 XDの使い方例: 既存サイトをXDで作成してみる(キャプチャベースでサイトをXDで構築) 対応要件をXDで表現する(サイトマップ、新機能や改修要件をXDで作成) サイト設計、画面設計(ワイヤーフレーム、プロトタイプ作成) デザイン確認、管理(プロトタイプの精度を上げる、カンプ管理) デザインガイドライン(デザイン、動作・遷移の指針、確認)

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まとめ 1. 発注者に意識させずに、XDを使ってみる a. 新しいツールと意識させない方がいいです 2. ツールをXDに集約してみる a. 確認するツールやポイントが少ないといいです 3. 発注者が「XD」という言葉を使い出す a. XD(の導入)が評価されたかもしれません

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XDは対話のツール 発注者と制作者が対話をするためのツール (対話を続ければ、スタンド使いになれるかもしれない)

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ありがとうございました! 栄前田 勝太郎(リズムタイプ) Twitter:@katsutaro