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“品質”をみんなのものにするために 行なっている入社者オンボーディング 株式会社令和トラベル QA Engineer miisan

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今日の流れ 02 03 01 自己紹介 令和トラベルのオンボーディングの仕組み なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをするのか 04 QAオンボーディングで伝えていること

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自己紹介

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自己紹介 株式会社令和トラベル QA Engineer / EM miisan /@mii________san ● 2018年 株式会社メルペイにQAエンジニアとして入社 ● 2019年 メルペイサービスのコアローンチに携わる ● 2021年 EMとしてサービス全体の品質、組織作りに関わる ● 2022年~ 株式会社令和トラベルにQAエンジニアとして入社 ○ 海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』を開発している QA 組織の立ち上げや品質保証の文化づくりを担う 日本47/47都道府県制覇、海外20ヶ国以上。 世界遺産や海底40mのダイビングなど、あたらしい世界をもとめ旅する✈

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早速ですが質問です... みなさんはどんなオンボーディングをしていますか?

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早速ですが質問です... みなさんはどんなオンボーディングをしていますか? メンター制度 ツール説明 ドメインインプット 環境構築、セット アップ方法伝授 会社、プロダクト紹介 などなど・・・

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さらに質問ですが... みなさんはオンボーディングを”なぜ”していますか?

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さらにさらに質問ですが... みなさんはオンボーディングを”どうやって”ますか?

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今日話すこと “品質”をみんなのものにするための手段の1つとしてオンボーディングを紹介 <今日のゴール> ・オンボーディングの価値向上 ・オンボーディングの資料やプロセスの見直しのきっ かけにつなげる <今日話さないこと> ・具体的なオンボーディングの中身 (需要があればまた別の機会に ...)

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み 各部署のオンボーディング 2 全社関連のオンボーディング 1 担当部署のオンボーディング 3 ざっくりとしたプロセスと種類

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み 各部署のオンボーディング 2 全社関連のオンボーディング 1 担当部署のオンボーディング 3 ざっくりとしたプロセスと種類

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全社関連のオンボーディング Step1. 会社全体のことを知ろう! ・全社を知るためのインプット MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、DIB研修 経営戦略、OKRとはなにか 組織図について 総務や経理(議事録、Slackルール、交通費など) ・入社時に必要な諸手続きの完遂 Joinに伴う必要なオンボーディングは Slackチャンネルのワークフローで完結👍 (様々な雇用形態に合わせて整理されている)

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み 各部署のオンボーディング 2 全社関連のオンボーディング 1 担当部署のオンボーディング 3 ざっくりとしたプロセスと種類

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各部署のオンボーディング Step2. どんな部門や部署があるのかを知ろう! ・部門を知るためのインプット プロダクト、サービス名、方向性について CRMの状況、どんなことしてるかについて 労務や人事について (他、全部署のミーティングに一度参加するなどもある) ・ドメイン、旅行業界を知るためのインプット 旅行業界の仕組み講座 全てnotionで 一元管理されている

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み 各部署のオンボーディング 2 全社関連のオンボーディング 1 担当部署のオンボーディング 3 ざっくりとしたプロセスと種類

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担当部署のオンボーディング Step3. 担当業務やタスクに挑む! 例えばQAだと... ・プロダクト、仕様のキャッチアップ リグレッションテストの実施 テスト設計済みの案件のテスト実施 Specレビュー参加 ・文化や状況のサポート 日次1on1 入社1ヶ月目~3ヶ月目までの期待値と目標を設定(都度フィードバック) randomチャンネルで業務報告やお気軽相談

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令和トラベルのオンボーディングの仕組み 各部署のオンボーディング 2 全社関連のオンボーディング 1 担当部署のオンボーディング 3 ざっくりとしたプロセスと種類 今日はここでやっている オンボーディングについて話すよ!

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えっと... エンジニア以外にQAについて説明する意味あるの?😲

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なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをす るのか

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なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをするのか QAエンジニア・QAについて知ってほしい 品質作り = チーム戦 1 2 令和トラベルとしての”品質”とは何か 3

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なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをするのか QAエンジニア・QAについて知ってほしい ● 弊社の成り立ち ○ 初日挨拶で「QAって言葉、初めて聞いた」とめっちゃ言われた ■ IT企業出身以外のメンバーも多く”QA”に馴染みなし ● 私の目指すQA活動のゴール ○ “品質を守る、ではなく品質を育む” ■ 品質保証を知ってもらい、みんなでプロダクトを育てる ■ あらゆることの改善が品質をよくしていく = 相談窓口の存在へ QAエンジニアとは「この会社ではどんな人」で、 「品質保証とはどういうことなのか」という共通概念と、QA文 化を作る

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なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをするのか 品質作り = チーム戦 ● 品質とスピードの両取り戦略 ○ 精度の高いアウトプットの掛け合わせ ■ チーム戦に脇役はいない ● 品質活動はみんなのもの ○ 品質作りを自分事として捉えてもらう ■ QAチームはあくまで中心役となり、問いを投げかけたりする より良い価値を継続的に早くお客さまに届ける ことを目指す上で、全工程・役割が意味を持つ

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なぜ全社員に向けてQAオンボーディングをするのか 令和トラベルとしての”品質”とは何か ● NEWT(ニュート)ブランド is なに? ○ QAチーム(当時は1人)が全てに関与することは不可能 ■ 共通軸、指標を設け、自己判断ができるように ● 品質って答えのないもの ○ 曖昧かつ定性的なものを一緒に考えていく ■ QAエンジニアにもわからないことがあると伝えた上で、一緒に考え ていきましょう!の姿勢 QAチームのマインドセットや基準の一部をメンバー に理解してもらうことで、リスクマネジメント

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QAオンボーディングで伝えていること

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QAオンボーディングで伝えていること ● ”品質保証”ってつまり、何をする人? ● QAエンジニアとして大切にしていることについて ○ プロダクトの品質状態を見える化すること ○ プロダクトの価値を高めること QAエンジニア is 何者?

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QAオンボーディングで伝えていること ● この会社における”当たり前品質・魅力的品質”とは 何か? ● “品質向上”って何のこと? ● あなたにとっての品質って? 品質 is 何? 売り手(企業) お客さま 社会 みんなハッピーな状態/価値を感じている状態 


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QAオンボーディングで伝えていること ● 品質を犠牲にすべきでない理由 ● トレードオフを突きつけられた場合の考え方 ● 品質指標の共有 ○ デプロイ頻度・変更リードタイム ○ 平均修復時間・変更失敗率 品質との向き合い方の話

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振り返り

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えっと... エンジニア以外にQAについて説明する意味あるの?😲

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えっと... エンジニア以外にQAについて説明する意味あるの?😲 ある!!(と信じている) なぜならQAエンジニアだけでできることは 限られているため多くの人を巻き込むべき🌀

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振り返り 現状、QA文化が深まり得られたこと プロダクトチームのマインドセット向上 1 QAチームだけに頼らず、初期品質を上げるためにはどうしたらいいか?を 一緒に考えることができている プロダクトチーム以外との交流 2 マーケティング、ビジネスサイドなど別領域のプロセス改善について 一緒に考えることができている 品質とスピードはトレード・オンできる! もはや合言葉

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振り返り …こんなことを思っている組織やチームでは ぜひオンボーディングのプロセスや位置付けを 再検討してみては? ● 他チームを巻き込んだQA活動をしたい ● 障害が見つかった時にQAチームだけの責任に感じる ● 品質保証をチームの垣根を超えたQA文化として根付かせたい

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最後に番宣 NEWT(ニュート)が気になった方、インストールぜひ! 会社、私のこと気になった方、カジュアル面談 or DMへ QAのキャリアや取り組みについて気になる方はイベントへ 祝1周年!大感謝セール「NEWT FES」   https://newt.page.link/sale-fes2303-page

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Thank you !!
 何かあれば @mii________san まで 元記事 :https://engineering.reiwatravel.c o.jp/blog/newt-qa-onboarding