PdM引き継ぎ時における自分ごと化の促進/Tips for PdM take over
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Akihiro Iwata
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PdM引き継ぎ時における 「自分ごと化」の促進 エムスリーエンジニアリングG 岩田彬広
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#m3pdm
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登壇者について ● 岩田彬広 ● 大学院ではリーン開発について研究 ● 好きなプロダクトはAirPods
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登壇者について エンジニア ● SIプロジェクト ● インフラ保守 ● 業務アプリ開発 ● PoCプロジェクト ● 新規事業立案 ● MVP開発 ● 事業会社 ● エムスリーデジカルの PdM ITコンサル PdM
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エムスリーデジカルについて ● 開業医向けのクラウド電子カルテ ● 「開業医の手間を削減する」というコ ンセプト ● 2015年8月にローンチ、2019年8月 時点で導入1,100件突破! ● クラウド型電子カルテではシェア No.1
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エムスリーデジカルPdM体制 立ち上げ〜2019年6月 2019年7月〜現在 初代 二代目
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ところで皆さん、 プロダクトを引き継いだらまず 何をしますか?
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ここでシンキングタイム
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PdM引き継ぎ時のアクション ● あなたはCEOから開業医向けのプロダクトをPdMとして引き継ぎました ● あなたには医療やプロダクトに関する知識はまだありません ● このような状況で、あなたはどのようなアクションを取りますか? ● 可能な限り多く考えてみてください ● 制限時間10秒⏰
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岩田がやったこと - プロダクトの理解を深める ● 仕様や機能の理解 ○ プロダクトを触って仕様や挙動を理解する ○ 設計書やユーザー向けマニュアルを読み込む ○ ソースコードを読み、簡単な改修のPRを出す
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岩田がやったこと - ユーザーの理解を深める ● ユーザーインタビュー ○ 開業時の苦労話 ○ 実際に操作する様子を見せてもらう ○ 前のカルテはどう使いづらかったのかヒアリングする ● ユーザー改善要望 ○ 要望の背景にある課題に目を向ける ○ 場合によってはインタビューを実施
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岩田がやったこと - ドメイン知識の獲得 ● 業界本やニュースに目を通す ○ 開業医の損益分岐点はざっくり50人/日 ○ 生活習慣病等の指導管理料は利益率が高い ● スペシャリストに聞く ○ チーム内のスペシャリストに逐次ヒアリング
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プロダクトもユーザーも ドメインも 理解できてきた! これは完全勝利では!?
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そんなある日の1on1 デジカル、なんとなく分かってきました。 実際にカルテ書いてみたり、一通りの操作は理解 しました。
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そんなある日の1on1 ではデジカルでいけてないなーと”岩田さんが” 思ったところを10個挙げてください
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そんなある日の1on1 (あれ?もしかして。。。)
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このとき ユーザー要望一覧以外の 改善点が浮かばなかった
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何が足りていなかったのか? ● 自分ごと化が弱すぎた ○ ユーザーの課題を見つけても”君は”それをどう改善するの?が無かった ○ ユーザーに完全に同調する必要はない ■ ユーザーの状況を、ユーザーとは違う視点で捉える ● 価値を届けるということにコミットできていなかった ○ ユーザー要望通りには実装はしていない、だけで満足していた ■ ただUIや導線を最適化していただけだった ○ その実装で、本当に課題が解決できるかどうか、が考えられていなかった
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一番やっちゃいけないやつ じゃん・・・
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自分ごと化を促進するために ● ユーザーと「同じように」プロダクトを触った ○ 実際に1日50枚カルテを書いてみた ○ 挙がってなかった改善点が何点も見えてきた ○ ユーザー要望を見た時の理解度が増した ○ 機能や導線を見た時に「これを1日に50回繰り返す」という観点が自然と浮か ぶようになった
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まとめ ● PdMの引き継ぎ時、自分ごと化を促進することは意外と難しい ● 自分ごと化が浅いと、プロダクトに対して他人の意見の集合体 以上の改善案は出せない ● 文字通り「ユーザーと同じ」状況でプロダクトを触ると自分ごと 化が促進され、多くのことが見えてくる