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ZOZO Tech Meetup ~データサイエンス~ 株式会社ZOZO
 AI・アナリティクス本部 ビジネスアナリティクス部
 マーケティングサイエンスブロック
 佐々木 健太 Copyright © ZOZO, Inc. 1

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© ZOZO, Inc. 株式会社ZOZO AI・アナリティクス本部 ビジネスアナリティクス部 マーケティングサイエンスブロック ささき けんた 出身地 趣味 ちいかわの 推しキャラ 北海道 自作キーボード 古本屋さん 2

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© ZOZO, Inc. 3 業務内容 ● マーケティング施策の意思決定をサポートしています! #因果推論 施策設計 効果検証 意思決定 KPI測定のための設計提案 各種アップリフト測定 効果検証結果をもとにした提案

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© ZOZO, Inc. 4 本日話すこと - 中途入社1年目社員が語る!ZOZOのデータ分析組織の魅力 - 意思決定の"正しさ"を測れるようにした話

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© ZOZO, Inc. 5 本日話すこと - 中途入社1年目社員が語る!ZOZOのデータ分析組織の魅力 - 意思決定の"正しさ"を測れるようにした話

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© ZOZO, Inc. 6 ZOZOのデータ分析組織の魅力 - SQLの浸透 - "正しい"意思決定を目指すべし - さかんな知見共有 - ウルトラ技術研鑽 - "高速"PDCA

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© ZOZO, Inc. 7 SQLの浸透 ● 分析部門が相対する事業部の社員はSQLを習得済み →「データを"うまく"使う」が求められる よくある課題感 ZOZO データ抽出の依頼に追われる 意思決定ありきの分析依頼が多い → 分析部門の価値 示唆 示唆 → → 意思 決定 抽出 抽出 → 意思 決定 抽出で手いっぱいに、、、

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© ZOZO, Inc. 8 "正しい"意思決定を目指すべし ● 「データを根拠に意思決定をする」は文化として醸成されている →「”正しい”意思決定をサポートする」ことが求められる よくある課題感 ZOZO データを分析して終わり、ではなく 意思決定への寄与を目指したい 意思決定は基本前提なので、 “正しい”意思決定を目指したい (”正しさ”については後半の章で) 分析 意思 決定 → ここにハードル 分析 意思 決定 → この意思決定で目的は達成できるの? △ 〇

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© ZOZO, Inc. 9 さかんな知見共有 ● お互いの案件を共有し、必要に応じて協働 →各人のドメイン・長所を組み合わせて分析の質の向上を図る よくある課題感 ZOZO 縦割りで対応: 各人の最大値にとどまる 隔週で実施される案件共有会をきっかけに協働 →ノウハウを組み合わせ分析部門の最大値を出す

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© ZOZO, Inc. 10 ウルトラ技術研鑽 ● 各自だけでなく複数人での研鑽機会を設けることで、 1人では読み進めるのが難度の高い本・ナレッジに立ち向かう よくある課題感 ZOZO 自己研鑽しようと本を買ったが何もわからない 週1の勉強会にて、お互いのわかったこと・ わからないことを共有し効率よくスキルアップ 勉強会で扱った本 例 - 西山 慶彦ほか.「計量経済学」,有斐閣 - 齋藤優太.「反実仮想機械学習 〜機械学習と因果推 論の融合技術の理論と実践」,技術評論社 https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641053854 https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14029-8

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© ZOZO, Inc. 11 "高速"PDCA ● 「ここはこうしたほうが良いのでは?」を拾うシステムが存在 →コマンドは基本「ガンガン行こうぜ」 よくある課題感 ZOZO 業務に不満があるが改善まで時間がかかる &改善されない 業務の改善対応を考えるMTGを実施 └小チーム単位: 週1、中チーム単位: 月1 「やってみよう!」スタンス

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© ZOZO, Inc. 12 RECAP ZOZOのデータ分析組織は 快適かつ 挑戦的な環境です!

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© ZOZO, Inc. 13 本日話すこと - 中途入社1年目社員が語る!ZOZOのデータ分析組織の魅力 - 意思決定の"正しさ"を測れるようにした話

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© ZOZO, Inc. 14 意思決定の"正しさ"を測れるようにした話 - データ分析の"ゴール"とは? - "正しい"意思決定とは? - データ分析者の"ありがち" - データ分析者の"TO BE" - 具体ケース紹介

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© ZOZO, Inc. 15 データ分析の"ゴール"とは? ● 「意思決定に寄与するべし!」ではなく、 「正しい意思決定をサポートする」があるべき姿 再掲 よくある課題感 ZOZO データを分析して終わり、ではなく 意思決定への寄与を目指したい 意思決定は基本前提なので、 正しい意思決定を目指したい 分析 意思 決定 → ここにハードル 分析 意思 決定 → この意思決定で目的は達成できるの? △ 〇

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© ZOZO, Inc. 16 "正しい"意思決定とは? ● 「目的のKPIを上げることができる」意思決定 例: 施策の効果検証 理想 効果検証 理想に近づく意思決定が”正しい”意思決定 KPI 改善の余地がある意思決定 NGな意思決定 施策前 施策後

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© ZOZO, Inc. 17 データ分析者の"ありがち" ● 「分析の結果○○したほうが良いということがわかりました」 → これ「だけ」ではNG! 理想 効果検証 KPI ○○したほうが良いです!: 提案が通った、めでたしめでたし 施策前 施策後 →ここで満足するのはNG

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© ZOZO, Inc. 18 データ分析者の"TO BE" ● 「~○○した方が良いということを踏まえ、 □□な設計で施策を実施しましょう」: ここまで行くべし!!! 理想 効果検証 KPI 施策前 施策後 施策設計の提案から並走し、 意思決定の正しさを定量化する

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© ZOZO, Inc. 19 具体ケース紹介 (1/2) ● 休眠ユーザーに復帰訴求施策にて、 効果検証→意思決定→施策再設計→KPI確認というフローを実施 └意思決定: ターゲティング、KPI: コストパフォーマンス(売上アップリフト / コスト) 休眠のまま 休眠ユーザー 復帰 届けるべき人 に届けたい →ターゲティングを実施

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© ZOZO, Inc. 20 具体ケース紹介 (2/2) ● 全体としてKPIは向上したことを確認 ● 意思決定の正しい部分・想定外の部分を早期に検出 理想 効果検証 KPI 施策前 施策後 UP 内訳 : 正しい部分 : 想定外の部分

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© ZOZO, Inc. 21 RECAP 意思決定の”その先”へ

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© ZOZO, Inc. 22 まとめ - 中途入社1年目社員が語る!ZOZOのデータ分析組織の魅力 - 快適かつ挑戦的な環境 - 快適 : SQL浸透・フロー整備体制充実 - 挑戦的: 意思決定寄与前提 - 意思決定の"正しさ"を測れるようにした話 - 分析の後の意思決定だけにフォーカスせず、 意思決定後のKPIを追っていきたい ご清聴ありがとうございました!!!

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