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Auth0 Day 2019 サービス開発部門における Auth0という選択 2019.11.19 パーソルキャリア株式会社 サービス企画開発本部 サービス開発統括部 エグゼクティブマネジャー 三口 聡之介

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目次 2 ・自己紹介 ・パーソルキャリアについて ・市場におけるサービス開発部門の目指すべき姿 ・市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ ・HR企業に「いま」求められていること ・Auth0という選択 ・まとめ

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自己紹介 3

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自己紹介 4 京都大学理学部の在学中に株式会社ガイアックスを起業。 最初の3人の創業者の1人。 KLab株式会社や楽天株式会社を経て、 民泊の予約プラットフォームのSTAY JAPANを運営する株式会社百戦錬磨を起業。 開発担当役員の後、COOを経て、子会社のとまれる株式会社など数社のCEOを務める。 拙著に「民泊ビジネスのリアル」(幻冬舎)がある。 現在は、パーソルキャリア株式会社の新規サービスの開発部門を統括。 三 口 聡 之 介 S o n o s u k e M i k u c h i パーソルキャリア株式会社 サービス企画開発本部 サービス開発統括部 エグゼクティブマネジャー

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パーソルキャリアについて 5

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パーソルキャリアについて 6 ※2019年10月時点

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7 創業 1989年6月 代表者 峯尾 太郎 本社 東京都千代田区 従業員数 5,704名 (有期社員含む、2019年8月時点) 資本金 1,127百万円 パーソルキャリアについて

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市場におけるサービス開発部門 の目指すべき姿 8

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9 市場におけるサービス開発部門の目指すべき姿 新しいサービスを企画する部門において、もっとも重要なこと SPEED

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市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ 10

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テクノロジーの浸透 自由化+新しい仕事 人口減少と高齢化 シニア比↑、生産年齢人口↓ 職業人生の長期化 企業の寿命<はたらく人生 価値観の多様化 多様な働き方↑ V U C A 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ Volatility Uncertainty Ambiguity Complexity

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市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ 5~10% 新規サービスが成功するのは

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13 仮説 Ideas 構築 Build 製品 Product 計測 Measure データ Data 学習 Learn 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ BMLフィードバックループ 計測できるものを構築し、2週間から 1か月程度のサイズのバッチを回す。 1回のループを短くして、 すぐに市場に聞いてみることが大切。 高速で何度も繰り返すことにより、 その都度学びを得ながら サービスを開発していくことが重要。

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14 14 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ 企業規模によっては、BMLフィードバックループを使って 成功を目指すのではなく、アライアンスなども検討の一つ 自社のリソースや強みをいかし、資本力で 他社と差をつけることも戦略としては有効 ・・・ただし、瞬間的には差をつけられるが、 市場の変化に対応していくためには、アライアンスした後も、 結局はフィードバックループが大事 フィードバックループは、スケールさせるにも有効な手段

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15 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ 多様性と包括性 Diversity and inclusiveness チームで戦う

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16 プリプロダクション段階で、失敗しそうな企画をふるいにかけることで リスクはあるが、爆発的に成長しそうな企画を試せる。 この段階で結果が出ないことが一番効果的。 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ Design Sprint(デザイン スプリント)

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HR企業に「いま」求められていること 17

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18 当社での事例紹介 HR企業に「いま」求められていること MISSION 人々に「はたらく」を自分のものにする力を Give people the power to own their work-life.

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テクノロジーの浸透 自由化+新しい仕事 人口減少と高齢化 シニア比↑、生産年齢人口↓ 職業人生の長期化 企業の寿命<はたらく人生 価値観の多様化 多様な働き方↑ V U C A 市場動向 ~VUCAの時代を生き抜くには~ Volatility Uncertainty Ambiguity Complexity

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テクノロジーの浸透 20 SNSの普及 「ソーシャル」な参加の活発化 -ユーザー発のコンテンツの増加 -オープンイノベーションの活発化 クラウドサービス デジタル化 人工知能 人工知能アシスタントの普及 -テクノロジーの進化に伴い肥大化した情報量を 判断する人工知能が登場 世界のどこからでもアクセスが可能に -グローバルなインフラ構築 -テクノロジーが世界中に普及 情報のデジタル化が加速 -教育分野にて情報のデジタル化により教育格差の是正

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人口構造・労働市場の変化 21 労働形態の多様化 新しい働き方が望まれる社会に -労働者派遣法改正 -ビジネスノマドワーカーの増加 若年層の人材不足 生産活動従事者の高齢化 人口移動・過疎化 農村から都市への移住が増える -産業構造の変化とともに農業→工業→サービスシフト -グローバル化により地方都市での雇用減少 若年層数低下と雇用状況の変化 -若年層の非正規社員の増加 -オリンピック問題 農業・伝統工芸等の高齢化 -生活様式の変化による需要の低下 -低収入による将来の不安から希望者の減少

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生活の変化 22 家族の在り方 家族規模や形態の変化 -養子縁組や離婚・再婚の増加 -伝統的な家族の在り方の崩壊 女性の活躍促進 不信感の増加 余暇時間の増加 作業の効率化のよるゆとり時間 -工業化に伴う効率化によって余剰時間の獲得 -余剰時間での生産活動増加 男女共同参画社会の形成 -家庭・仕事における女性の役割変化 -ライフイベントによる女性の雇用形態の変化 企業や政治に対する信頼感の低下 -個人とコミュニティ・個人と仕事の間に必要不可欠な 信頼感の低下

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23 当社での事例紹介 HR企業に「いま」求められていること 「知る」「気づく」 「決める」「行動する」 「変化を感じられる」 How (手段) 目 指 し た い 社 会 自分を知る 場所を 変える 周囲を 変える 自分を 変える 人々に「はたらく」を 自分のものにする力を Will (きっかけ) 「転職」だけではない、複数のサービスでカバーをしていく必要がある。

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24 当社での事例紹介 HR企業に「いま」求められていること 「複数のサービスを早く開発して世に出さないと…」 「継続的な開発を続けて、グロースさせないと…」 「組織自体もスケールできる体制に整えないと…」 「チームの生産性も考えないと…」 人手不足!

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25 当社での事例紹介 HR企業に「いま」求められていること 成功のためのエンジニアリング戦略 ・内製化 ・コストの再配分 ・人員の再配置 出すことに決めたサービスを一番早く出せることが正義

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Auth0という選択 26

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27 ID as a Service(IDaaS) アプリケーションで必要とする認証まわりの機能(ユーザー管理・権限管理など)を 提供してくれる toBやtoC内において、1つのアカウントで他のサービスを利用することが想定された ので、ID共通基盤を将来的に作ることが想定された。 toB向けでは、SAMLやJWTなど toC向けでは、OIDCなど、複数のサービスに対応 Auth0という選択

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28 開発コスト ゼロ Auth0の名前の由来は、 開発にかかるコストを0に近づけようという思想で 今後も開発をしていく上で、開発者によりそったサービスが期待できる(と思った) Auth0という選択

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29 Scalability(スケーラビリティ) Auth0の可用性は、99.99%。 大企業のOKラインだと、正直もの足りない。 ログインできないと何もできなくなるため Auth0プラットフォームの可用性レベル サービスレベルクレジット <99.9%-> = 99.0% 障害が発生した月に適用される月額サブス クリプション料金の10.0% <99.0%-> = 95.0% 障害が発生した月に適用される月額サブス クリプション料金の20.0% <95% 障害が発生した月に適用される月額サブス クリプション料金の50.0% Auth0という選択

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30 マルチデバイス 今後複数のサービスを開発していく上で ブラウザ、iOS、Androidなどのマルチデバイス対応。 APIや、SDK、フレームワークごとのサンプルも充実。 Auth0という選択

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31 ランニングコスト 料金体系は、いくつかプランがあるが、弊社の セキュリティ基準で可能な契約が、エンタープライズのみ。 開発スピードをお金で買うとしても、長期的な利用は割高 のラインとなる。 今後のサービスとの接続次第では、現状だと切り替えを検 討する必要がある。 Auth0という選択

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32 32 • 開発リソースが十分でない場合は検討の価値がある。 • 可用性については、実績でみれば、今の所、問題ない。 • 今後も機能やデバイスなど拡張性が求められる場合。 • スピードが求められているなら、運用コスト分を後払い。 Auth0という選択 まとめ

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APPENDIX 33 サービス開発における「ユーザー認証」 エンジニアが本音で語る会@大手町 2019.12.4 WED 19:30~ イベントのご紹介 2019年10月オープン!

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34 ご清聴、ありがとうございました!