Slide 1

Slide 1 text

新卒エンジニアでも技術的負債に向き合いたい! 技術的負債に向き合う Online Conference ラクスル株式会社 杉山 将利

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 ● 杉山 将利 / Masato Sugiyama ● X : @_smasato_ ● Software Engineer at RAKSUL INC. ● 2021年 サマーインターン参加 ● 2022年7月 内定者インターン開始 ● 2023年4月 新卒入社 2

Slide 3

Slide 3 text

No content

Slide 4

Slide 4 text

新卒エンジニアでも技術的負債に向き合いたい! 4

Slide 5

Slide 5 text

伝えたいこと 「新卒エンジニアでも技術的負債に対する意識をもてば、 負債解消への貢献ができる」 ● 技術的負債への関わり方に経歴による違いはない ● 技術的負債へのオーナーシップを持つ 技術的負債をつくらないだけでなく、 負債解消ができるエンジニアへ 5

Slide 6

Slide 6 text

技術的負債に興味を持ったきっかけ ラクスル 2021年 サマーインターン参加時に、 ● raksul.com がPHP・Railsの2つのアプリケーションで構成されている ○ 機能・商品ごとにPHPだったりRailsだったり違う ○ 同じデータベースを共有 ● データベース設計の負債 ○ 正規化が一部しかされていない ○ カラムAの値によってカラムB,C,…の値の意味が変わる 「これが技術的負債かぁ……」 6

Slide 7

Slide 7 text

技術的負債のおもしろさ 技術的負債を追っていくとおもしろい ● プロダクトの歴史が詰まっている ○ 昔は販売していた商品 ■ はりせん、メガホン ○ 関わってきたエンジニア ■ commitログ ● なぜ技術的負債として残っているのか ○ 組織の歴史的経緯 ○ 解消されなかった理由 7

Slide 8

Slide 8 text

新卒エンジニアが技術的負債に向き合うためのステップ 入社してからの取り組み方 ● 気づいた技術的負債はまずタスク化し、チームで共有する ○ 見つけたからには自分で決着をつけるというオーナーシップを持つ ● 技術的負債が発見・話題になったときに対処する ○ 経緯がある程度理解できている ○ そのときに対処せず、後回しにすると他のタスクに追われていつ までも着手できない ○ 「ついでに」負債解消はしやすい 8

Slide 9

Slide 9 text

具体例 ● あるテーブルの主キーの型変更が必要に…… ● そのキーを参照しているテーブルを調査 ● 現在はクローズしたサービスに関わるテーブルに参照が! ここでの選択肢 1. そのテーブルも型変更 2. 思い切って削除 9

Slide 10

Slide 10 text

具体例 ● あるテーブルの主キーの型変更が必要に…… ● そのキーを参照しているテーブルを調査 ● 現在はクローズしたサービスに関わるテーブルに参照が! ここでの選択肢 1. そのテーブルも型変更 2. 思い切って削除 となりかけたが…… 10

Slide 11

Slide 11 text

具体例 11 チームに共有し、

Slide 12

Slide 12 text

具体例 12 タスク化し

Slide 13

Slide 13 text

具体例 13 完了!

Slide 14

Slide 14 text

まとめ ● 新卒エンジニアでも技術的負債の解消への意識をすることで、負債解消 に貢献できる ● これまでの経緯を知らないからこそ、フラットな視点で技術的負債を見 ることができる強みが新卒エンジニアにはある ● (新卒エンジニアでも)技術的負債に向き合っていきましょう! 14