そろそろOn-Callの通知音について考えてみよう (PagerDuty編)

Slide 1

Slide 1 text

primeNumber Inc. © そろそろOn-Callの通知音について考えてみよう (PagerDuty編) ゆるSRE勉強会#8 2024/11/29 株式会社primeNumber プロダクト開発本部 SRE Group 髙塚広貴 (@tk3fftk)

Slide 2

Slide 2 text

© primeNumber Inc. 2 髙塚広貴 (@tk3fftk) 株式会社primeNumber Head of SRE ● ヤフー株式会社 (2016 ~ 2022) ○ CI/CDプラットフォーム Screwdriver.cd SREチームのスクラムマスターやEM ● 株式会社primeNumber (2022 ~ ) ○ TROCCO®/COMETA®のSRE ● 猫🐈 ○ アルくん (アビシニアン ♂ 4歳)

Slide 3

Slide 3 text

Slide 4

Slide 4 text

© primeNumber Inc. 4 © primeNumber Inc. 4 あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。我々は、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」データテクノロジーカンパニーです。データが爆発的に増えていく時代に、誰もがすばやく、簡単にデータを使える環境を構築し、データ活用までのプロセスを最適化。高度なテクノロジーと独自のアイデアで、世界中のビジネスを支援します。 VISION

Slide 5

Slide 5 text

Slide 6

Slide 6 text

Slide 7

Slide 7 text

Slide 8

Slide 8 text

Slide 9

Slide 9 text

Slide 10

Slide 10 text

Slide 11

Slide 11 text

Slide 12

Slide 12 text

Slide 13

Slide 13 text

Slide 14

Slide 14 text

© primeNumber Inc. 14 On-Call通知音にこだわるべき理由 ● 通知に気づくまでの時間が短くなる ≒ インシデント対応開始までが速くなる ○ すぐに気づければ気づけるほどいいよね ● (特に業務時間外の)インシデント対応はそもそもストレスフル ○ 通知音で無駄にストレスをトッピングする必要はない ○ 緊急の通知だからといって、けたたましく鳴る必要はない ■ 「カーム・テクノロジー」最も深淵なテクノロジーは、その気配を消すことができる。そうしたテクノロジーは、ほかと区別できないほど日常生活に深く溶け込む。アンバー・ケース（Amber Case）. カーム・テクノロジー　生活に溶け込む情報技術のデザイン (p.39). ビー・エヌ・エヌ新社 ● PagerDutyのアプリには組み込み通知音が存在する ○ Android, iOSどちらも対応してる ○ ツール提供者がこだわれよ！って言ってるに違いない

Slide 15

Slide 15 text

Slide 16

Slide 16 text

© primeNumber Inc. 16 1. 気づきやすさ ○ 日常の音に混ざらない音であること ○ はっきりした音であること 2. 公共性 ○ 公共の場で鳴っても周囲をざわつかせないこと 3. 不快度 ○ 音を聞いて嫌な気持ちやストレスを感じないこと ■ 緊急地震速報の音とか、気づけるけどめっちゃ嫌な音ですよね ○ ※インシデント続きで毎夜起こされたりすると条件付けで不快度は変化しそう ■ 目覚ましにセットしたお気に入りの曲、嫌いになっていきましたよね ※ 筆者の独断と偏見です。MECEではないですがもう年末なので許してください On-Call通知音に求めること

Slide 17

Slide 17 text

Slide 18

Slide 18 text

Slide 19

Slide 19 text

Slide 20

Slide 20 text

Slide 21

Slide 21 text

Slide 22

Slide 22 text

© primeNumber Inc. 22 Cat’s Meow ● 0/3/3 = 6 ● かわいいﾈｺﾁｬﾝの鳴き声 ○ かわいいけど音ちっさいし「ん？どっかで猫鳴いてる？」ってなりそう ○ 猫飼ってる家ではさらに気づきにくそう ● Canada Goose, Angry Bearも動物の声ということであれば近い方向性 ○ ただ、どちらも音量が小さいのと音が低くて気づきにくいので低ランク ○ さらにCanada Gooseは腹立つ ■ 皆さんの手で確かめてみてください

Slide 23

Slide 23 text

© primeNumber Inc. 23 Barbershop シリーズ (代表してNetwork’s Down) ● 2/2/2 = 6 ○ Barbershop - Crying ○ Barbershop - Network’s Down ○ Barbershop - Hard Drives ○ Barbershop - Time to Wake ○ Barbershop - Server’s on Fire ● 歌ってる内容がそれぞれ違うので(どうにかして)通知内容とアラート音を合わせられば情報量が増える点は+1 ○ でも突然鳴っても英語聞き取りにくそうな音だし気づきにくそう？ ● 歌を最後まで聞いてる暇があったら先にPCを開け感

Slide 24

Slide 24 text

Slide 25

Slide 25 text

Slide 26

Slide 26 text

© primeNumber Inc. 26 まとめ ● On-Call担当時の通知音にぜひこだわってみてください ● 今回はPagerDutyアプリ組み込み通知音を独断と偏見で点数つけてみました ○ 気づきやすさ ○ 公共性 ○ 不快度 ■ 正直好みの問題… ● SlackのHuddle MeetingとかMiroの謎音楽もいいですよね〜 ● まじめなオンコール周りの話はSRE Magazine vol. 5で！ ○ 仕組み化とドキュメンテーションで CTO の1人 "Always On-Call" 状態をなんとかする - SRE Magazine

Slide 27

Slide 27 text