Slide 1

Slide 1 text

Canon EOS R50 V と R5 Mark II 購入で みえてきた最近の デジイチ VR180 事情
 Copyright © 2025 Yorihiroi Frontend.
 カンソクインダストリーズ / よりひろいフロントエンド 原 一浩 (Kazuhiro Hara) / @kara_d

Slide 2

Slide 2 text

はなすひと 原 一浩 (Kazuhiro Hara) @kara_d カンソクインダストリーズ 代表 よりひろいフロントエンド 主催 VisionDevCamp Tokyo 運営メンバ Photo by Rin Yano

Slide 3

Slide 3 text

最近つくっているもの ● Even G1 とブラウザを 直接 Web Bluetooth で接続するライブラリ ○ TypeScript で構築中 ○ 以前 LODGE XR Talk Vol.30 にてデモ展示 ● visionOS 向けビルドをサポートして Codex CLI の自律的コーディングを 補助する MCP サーバ ○ Rust で構築中 ○ 興味がある人がいればデモできます Photo by Rin Yano

Slide 4

Slide 4 text

本日の構成 ● はじめに ● 撮影での現実と補助機能 ● 編集・書き出し時のアップデート ● VR180 動画の公開 ● VR180 静止画の公開 ● まとめ

Slide 5

Slide 5 text

はじめに

Slide 6

Slide 6 text

はじめに VR レンズをためしたくて EOS R50 V を購入、レンズは RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE ※ 現在レンズは売却済み 縁がありその後 EOS R5 Mark II を購入、レンズは RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE ※ Canon の RF マウントはこのレンズしか   持っていません

Slide 7

Slide 7 text

はじめに Canon のカメラは3台目 ● Canon XH A1 ○ 約156万画素 (HDV 1440 x 1080) ○ 2006年発売 ● Canon EOS R50 V ○ 約2420万画素 (4K) ○ 2025年発売 ● Canon EOS R5 Mark II ○ 約4500万画素 (8K) ○ 2024年発売

Slide 8

Slide 8 text

はじめに 今回は VR180 レンズを購入して 撮影公開をしてわかった いまどきの便利ポイント その後情報交換を経た気づき などを共有 もし今後 VR180 コンテンツに チャレンジしてみたい人の 参考になればと

Slide 9

Slide 9 text

撮影での現実と補助機能

Slide 10

Slide 10 text

もともとの動機 船橋には駅から徒歩圏内に こんな広い場所がある 海老川新駅 (仮称) が このエリアにできて たぶんきえる VR180 とかで残しておきたいが ある日行って撮るとかではなく 日々散歩の中で変遷を撮りたい

Slide 11

Slide 11 text

手持ちの VR180 は酔う! ● 小さな筐体の R50 V + RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE で お気楽に VR180 動画を撮ろうと思っていた ● 画質面では最大 4K な APS-C 機ではあるが お手軽さで勝てる (何に) と思っていた ● 手持ちで撮ったものを Vision Pro で 視聴すると酔うことがわかった ● きちんと三脚使って撮るならカメラの コンパクトさはそんなに関係ない ジンバルを使うという手はあるが… ● ということもあり VR180 静止画に興味

Slide 12

Slide 12 text

EOS R5 Mark II にしたら ● RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE から RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE になる ○ オートフォーカスからマニュアルフォーカス へ ○ つらみがある ● 画角が変わる ○ 144° から 190° へ ○ 三脚の足とか映る問題発生 ! ● 4K から 8K 60p へ ○ これくらいの解像度が必要だという最低ライン (な気が個人的にする ) ○ エラいストレージくう

Slide 13

Slide 13 text

VR レンズにおけるマニュアルフォーカス補助 半分のサイズな上に球体に表示されてしまうため、 ファインダーや液晶画面でも確認しづらい ● 水準器 ● ピーキング ● フォーカスガイド

Slide 14

Slide 14 text

撮ったものの確認 ● R5 Mark II には VR 再生モードというのがついている

Slide 15

Slide 15 text

編集・書き出し時のアップデート

Slide 16

Slide 16 text

Canon VR Utility はすごい ● version 1.7.10 から APMP での出力についに対応 ○ Vision Pro に AirDrop で送るだけで変換なしに観ることができるようになった ● カットくらいしかしないのであれば、色味などもいい感じで処理してくれる ので初心者的にはまずこれで進めるのがおすすめ ○ 外部マイク使いたいとか ○ 細かなカット割の編集をしたいとか ○ 字幕入れたいとか ○ … そうなってきたら編集ソフトを使いましょう ● ただし、アプリ利用に月額サブスクリプションが必要になる

Slide 17

Slide 17 text

No content

Slide 18

Slide 18 text

Canon VR Utility は静止画も書き出せる ● 静止画タブにて Canon EOS シリーズで撮影した静止画を VR180 の形式にコンバートできる ● ただし、出力されるのは JPEG 形式 ○ 空間写真は HEIF らしい ● Vision Pro でローカル確認するには Skybox とかのアプリを使う ○ 適切な設定が必要

Slide 19

Slide 19 text

VR180 動画の公開

Slide 20

Slide 20 text

Vimeo の現状 ● Vimeo は 様々な没入型動画 および空間ビデオの フォーマット対応 が サポートされている ● Vimeo の Vision Pro アプリ では、 アップロードした VR180 動画を視聴できる ● ビデオサイズとか考えると Proアカウントになるのが よさそう

Slide 21

Slide 21 text

Vimeo での配信について気をつける点 ● Vision Pro 向けの動画の変換は現在異様に時間がかかる ○ サイトでは観れるようになっていても、 Vision Pro 上からは再生できない時間がある ○ だいたいアップ後、30分から1時間くらいの見れるまでのタイムラグ がある ● iPhone や Web でも観れるが、あまり面白い感じにならない ○ ドラッグなどをすることで見渡す操作はできる ○ 体感の部分がなくなってしまうのでなんというか 景色ですね、となる

Slide 22

Slide 22 text

VR180 静止画の公開

Slide 23

Slide 23 text

DeoVR と 静止画 ● DeoVR は動画のほかに静止画も アップロードして公開できる ● アプリは準備中ぽいが Vision Pro では Safari 上から WebXR 経由で観れる ○ facebook のグループでアプリの ベータテスターを募集しているぽい ● 8K VR180 に対応している

Slide 24

Slide 24 text

visionOS TC でいくつかいただいたアイデア ● 静止画はメタデータ的なものを付与する必要があるかもしれない ● 静止画の APMP とかをつくってしまうのもいいかもしれない ● 動画についてはアップスキャンコンバートするのもアリ

Slide 25

Slide 25 text

まとめ

Slide 26

Slide 26 text

まとめ ● 撮影はできれば高い解像度のカメラを使いましょう ● まずは固定して撮影しましょう、手持ちなら静止画がおすすめ ● Canon VR Utility は書き出しまでのフローが楽なのでおすすめ ● APMP はとりまわしが楽、 JPEG は大変 ● 配信は動画は Vimeo 、静止画は DeoVR が最適かも

Slide 27

Slide 27 text

イマーシブコンテンツの旅はつづく

Slide 28

Slide 28 text

Canon EOS R50 V と R5 Mark II 購入で みえてきた最近の デジイチ VR180 事情
 
 ありがとうございました 
 Copyright © 2025 Yorihiroi Frontend.
 カンソクインダストリーズ / よりひろいフロントエンド 原 一浩 (Kazuhiro Hara) / @kara_d

Slide 29

Slide 29 text

おまけ

Slide 30

Slide 30 text

World of Red Bull おすすめです !!