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Sansan Product Design Group

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はじめに こんにちは、この資料はこれから我々と一緒にものづくりを してくれる皆さんに向けて作成しました。主力事業のSansan にどう向き合っているのかをメインに紹介します。 Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」という ミッションを実現するためにプロダクトを提供しています。 交換した名刺をはじめ、あらゆる接点をデータ化し、社内で 共有するという概念。 まだ「当たり前」とは言えませんが、我々が向き合い続けて きたからこそビジネスパーソンの働き方が革新されるひとつ のきっかけとなっています。 市場を創るということ。それは、これまでになかった新しい
 概念を生み出し、世の中に浸透させることです。 その営みの中でデザイナーとして活躍することのおもしろさ や働き方を伝えるべく、この資料をしたためています。 プロダクトの概要から開発プロセス、チームの文化、 メンバー紹介などを通じて我々プロダクトデザイングループ のことを緩く知っていただき、仲間になるイメージを持っても らえたら嬉しいです。                 - デザイングループ一同

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Contents P04 なにをつくっているのか P05 プロダクト概要 P06 プロダクトコンセプト P07 Sansanの主な機能 P08 マルチプロダクト体制 P09 どうやってつくっているのか P10 プロダクトデザイナーの責務 P11 デザインフロー P12 プロジェクト詳細 P18 グループの紹介 P19 グループメンバー P23 取り巻く人たち P24 メンバーの声 P14 大切にしていること P15 ミッション P16 価値の創出 P17 顧客理解 P25 興味を持ってくれた方々へ P26 私たちがいま抱える課題 P29 こんな人と一緒に働きたい P30  キャリアイメージ P31  求められるデザイン スキル P32  Recruit P33  Others

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01 なにをつくっているのか Product P 04

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Sansanは社内の名刺だけでなく、メール署名、ウェブフォームといったあらゆる接点情報が 蓄積・可視化され、ビジネスプラットフォームとして活用できる、営業DXサービスです。 数名規模から大手まで、契約件数は8000件を超え、全社のインフラとしての活用も拡大しています。 PC版やスマートフォンアプリの他に、名刺をスキャンする機器まで提供しています。 P 05 営業DXサービス Sansan プロダクト概要

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営業を強くするデータベス Sansanは、これまでにない企業データベースと接点データベースを組み合わせて、 さらなるビジネスチャンスを発見できる 営業DXサービスです。 P 06 プロダクトコンセプト

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データベース構築・活用 あらゆる接点情報を正確にデータ化し、接 点データベースを構築することができます。 自社との接点の有無に関わらず、企業にまつ わる豊富な情報も標準搭載されているのでア プローチしたい市場や企業を見つけること も可能です。 Sansan Plus 人物・企業情報に対して、外部サービスが連 携することにより、営業やマーケティング活 動の効率化、コンプライアンスの強化を実 現。様々な業務をSansanが繋ぎ、あらゆる ビジネスシーンのプラットフォームとして企 業成長を後押しします。 P 07 Sansan Data Hub 最も正確・最新な 状態を表す「名刺」の情 報を軸に、社内のデータを正規化・統 合。Salesforce や Marketo などの CRM・ SFA、MA ツール上で管理 しているデータの 二重登録を防ぎ、名寄せ・クレンジングの工 数を削減し、マーケティングに最適なデータ へと進化させます。 Sansanの主な機能

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アナログ情報をデータ化する仕組み とテクノロジーを使った新たなプロ ダクトが誕生しています。我々はこ れらプロダクトの成長を横断的にデ ザインで後押ししていきます。 P 08 Sansan だけでは ありません 名刺作成サービス クラウド契約業務サービス クラウド請求書受領サービス マルチプロダクト体制

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02 どうやってつくっているのか Process P 09

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戦略 コンセプト/提供価値 PdM/エンジニア CPO 表層 骨格 構造 要件 視覚的なデザイン 導線設計 IA(情報設計) 機能要件/コンテンツ要件 デザイナー ユーザーコミュニケーション設計全般がデザイナーの責務 P 10 プロダクトデザイナーの責務

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企画フェーズ 実装フェーズ ・ニーズ調査(PdM) ・要件のすり合わせ ・プロトタイプ作成 ・ウォークスルー ・担当PdMレビュー ・ユーザビリティテスト エンジニア組織へ
 なぜやるかの共有 ・開発版のレビュー ・多言語翻訳対応 ・ヘルプページ更新/作成 (必要あれば) ・プロモーション検討 (必要あれば) 企画 スタート UX/UI 設計 レビュー リサーチ Refinement 開発連携 実装 リリース P 11 企画したプロジェクトを週1で開催されるRefinmentに持ち込み、企画の背景・目的、要件・要求、体験などをPdMがプレゼンしスコープ、実現可能性まで開発と合意を取りま す。その後、実装フェーズに進み機能をリリースしていきます。これら営みがパラレルに走ることで、効率のよいサイクルで価値を提供することができます。 デザインフロー

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# プロジェクト概要 【ニュースエリアのリデザイン】 # 結果 # メンバーと役割 Sansanのトップには、「所有している名刺に関連するニュース」が配信されています。 ログインした際に、ふと目にしたニュースからビジネスチャンスに繋がるきっかけを提 供するエリアのはずが、「よく利用している」と言う声はありませんでした。よりニュー スを活用してもらうために、ユーザビリティを向上させるデザインを設計を行いました。 -プロダクトマネジャー -リードエンジニア -デザイナー -エンジニア プロダクト課題の創出、ソリューション案の判断、プロジェクトの牽引 開発、進捗・メンバー管理 ユーザー調査、表層デザイン、導線設計(骨格)、情報設計(構造) 開発、仕様調査 166 ニュース記事クリック率 % 増 P 12 プロジェクト紹介

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# リリースまでのフロー # プロセス 調査 課題発見 価値定義 仕様理解 と設計 提案 レビュー 再考 リリース -調査 -設計の方針 人がニュースに興味を持つ「トリガー」が何かを調査した結果、「会社名」が起因と なっていることがわかりました。「会社名」をアイキャッチの起点とし、そのまま ニュースタイトルに視線が流れるデザインを設計方針としました。 プロジェクトの続きは noteでチェックできます Sansan note で検索 課題の解像度を上げるため、Sansan社内の営業職メンバーに協力してもらい、ヒアリ ングを行いました。ニュースをどこで収集し、どうビジネスに活かしているのか。利 用者の行動を分析しながら設計をすすめていきました。 1週間で価値定義まで進行 デザイン&レビューを繰り返し、提案から約2ヶ月かけてリリース P 13 プロジェクト紹介

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03 大切にしていること Philosophy P 14

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ユーザーにSansanの価値を伝え、 しっかり機能するデザインを提供する 「価値」の部分は変数です。そのときの戦略や注力ポイントで柔軟に捉えることを大切にしています。 まずは「価値」をしっかり伝えること。 伝えるだけではダメで、使えるものをつくること意識しています。 ミッション 我々の仕事(目的) は? Q. A. P 15

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新たな価値を生み出す 私たちプロダクト開発部のデザイングループはPdMと協力して「何をつくるべきか」の解像度をあげる営みをしています。 「Product Discovery」と呼ばれるその営みは探索/検証を繰り返し、顧客も気づいていない潜在的な課題を発見することが目的です。 顧客はその課題を解決することが本当に必要なのか、Sansanの強みを活かせているのか、事業として成立し持続可能なのか。 イノベーションを生み出すには、このような極めて不確実性の高い「問い」に向き合う必要があります。 顧客がほしいものを提供するのではなく、自分たちで生み出した新たな価値を届ける。 Sansanのデザイナーはこのような概念をすごく大切にしています。   価値の創出 デザインするうえで大切にしていることは? Q. A. P 16

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顧客理解 顧客を深く理解する 新たな価値を生み出すためには、まず顧客(ユーザー)への深い理解や共感が重要であると考えます。 BtoBプロダクトはものづくりとエンドユーザーの距離が遠く、私たち自身が真のユーザーである可能性は低いです。 私たちは、ユーザーと直接会話をしたりワークショップなどを実施する「User Lab」という営みを通して共通認識を深めています。 仮説と実際にユーザーが抱える課題のギャップを埋めたり、コミュニケーションの中から潜在的な問題点を見出したり。 このようなイベントをプロダクトデザイナーが中心になって企画/ファシリテーションし、PdMと共に「何をつくるか」の解像度を高めています。 「誰がどのような状況で使う機能なのか」「画面に対峙したときにスムーズに使うことができるのか」 Sansanのプロダクトデザイナーは画面に向き合う際にこれらを強く意識します。顧客の理解を深めない限りこの要件は決して達成されません。 新たな価値を生み出すために必要なことは? Q. A. P 17

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04 グループの紹介 Group P 18

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グループメンバー 2022/5月現在 名 10 P 19 これらメンバー10人体制で媒体を問わずSansanをはじめとした各プロダクトの体験に向き合っています。 新規プロダクト立ち上げの際もここのメンバーからアサインされプロダクトの成長をデザインの力で後押ししていきます。

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デザイナー 上原 茂実 SHIGEMI UEHARA 2015年入社 創業間もないシステム会社へ入社後、デザインからフロントエンド、ディレクションまでを 担当。 その後、デザイン会社で転職し情報設計や要件定義などを担当し、アプリケーション 開発からプロモーション等に広く関わる。 2015年にSansanへ入社。現在はスマートフォン アプリのオンライン名刺など主要機能のUI/UXを担当し、メンバーの育成や採用にも関わる。 メンバー紹介 P 20

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デザイナー 姜 美善 MISUN KANG 2014年入社 ソウル女子大学美術大学の産業デザイン学部卒業。卒業後海外市場におけるテーマーパーク のマーケティングデザイナーとしてBI, CIの全般を担当。その後度日し、京都工芸繊維大学大 学院で学部時の専攻を更に深化させ、ラピッドエスノグラフィー手法を用いてプロダクトに おけるUX研究を行う。同時期スタンフォード大学が主観するグローバルプロジェクトに参加 し、UXデザインの幅広い経験を重ねる。Sansanプロダクト開発部には1人めのデザイナーと してジョインし、現在に至るまでプロダクトの成長を共にしている。 メンバー紹介 P 21

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デザイナー 荻野 真人 MASATO OGINO 2017年入社 國學院大学経済学部経営学科卒業後、専門学校桑沢デザイン研究所に入学。専門学校を卒業 後はWeb制作会社に新卒として入社し、Webデザイン、アプリデザイン、アートディレク ション業務などを担当。2017年にSansanへ入社し、PC画面のUIデザインを担当。 メンバー紹介 P 22

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プロダクトの世界観を描き、issueの起案、施策におけるエン ジニアとデザイナーのまとめ役、同時にマイルストーンの作 成やフロントメンバーへの施策の意図やコスト感の連携など の役割を担っています。ほとんどのPdMはエンジニア出身で あり、細かい技術的観点までしっかりレビューします。 PdM デザインを進める中で最も多く関わり、多くを議論する、最 も重要な仲間です。技術的観点だけでなく、事業成長・顧客 の要望・サービスの価値などの視点からも鋭い批評を繰り広 げることもまれではありません。異なる価値観の中で互いに 良い刺激を受けています。 エンジニア P 23 取り巻く人たち

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「優秀なデザイナーに囲まれて切磋琢磨できること」が一番の魅力で す。チームメンバーは、それぞれに強みやスキルがあり、多様な人材 が集まっています。時には、プロダクトのクオリティを追求する際に意 見がぶつかり合うこともありますが、お互いのスキルや知識を惜しみ なく共有し合う文化も、より成長できるポイントだと感じています。 自分の仕事が多くのユーザーに影響を与えていると感じられることが 楽しいです。Sansanでは実際のユーザーの声を様々な方法で聞くこと ができます。自分がどのような人に、どのような価値を提供できてい るのか常に意識しながら仕事できる点がデザイナーにとって何より大 切な環境だと思います。 デザイナー 八木下 遼 HARUKA YAGISHITA 2018年入社 デザイナー 板井 さくら SAKURA ITAI 2020年入社 P 24 メンバーの声

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05 興味を持ってくれた方々へ Point P 25

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「デリバリースピードの向上」と 「クオリティの高いユーザー体験の提供」 の両立 顧客にたくさんの価値を提供し続けることがプロダクト開発部の責務です。 デリバリーのスピードをあげるにはプロセスの効率化も必要ですが何より
 組織をスケールさせることが重要になってきます。また、エンジニア/デザ イナーの数が増えても一定以上のクオリティを担保せねばなりません。
 そのためにSansanにおいて「よい」とされるデザインの解像度を更に
 高めていき、デザイナー誰しもユーザーが直感的(説明の必要がない)に操作 できる画面を仕上げられるようなスキルとレビュー体制の構築が必要である と考えています。 P 26 私たちがいま抱える課題

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これから更に増加するであろう 新たな概念や新機能・新サービス の設計 Sansanはビジネスインフラになるべく、そのプラットフォームとしてい くつものアプリケーションや機能を提供しています。そして、強み
 である「接点」「企業」のデータベースを活用したソリューションが今 後も更にたくさん生まれ、マルチプロダクト化していく未来が見えつつ
 あります。ゆくゆくはサービスや機能ごとのユーザー体験に責任を
 もつプロダクトデザイナー(チーフ職)を配備し、クオリティ面の担保 に関してはより強固な体制をつくっていく必要があります。 P 27 私たちがいま抱える課題

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決して完成された サービスではない Sansan Sansanは15年近くトップスピードで走り続けているプロダクトです。 デザイナーが不在の時代があったり、そのときの時流に合わせた戦略に よる注力ポイントの変更であったり様々な理由から、情報設計や文言、 表層デザイン等の一貫性が欠如している部分も多数見受けられます。
 私たちプロダクトデザイナーはこのようなレガシーと向き合い、一連の 体験を横軸で揃えていかねばなりません。デザインシステムの運用も
 ようやく軌道に乗りだしたフェーズです。ここからはデザインシステム に 取 り 込 ま れて い る デ ザ イ ン 思 想 の 解 像 度 を 高 め て い き な が ら
 デザイナー主導で細かな改善を繰り返していきたいと考えています。 P 28 私たちがいま抱える課題

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P 29 こんな人と一緒に働きたい # 事業の目標達成に向けて 、 、 主体性をもって考え 行動し アウトプットできる人 事業成長を第一に考え、ビジネスまで思考を広げられる 環境は与えられるものだと思っていない 率先して発言できる 議論できる 自分のパワーで誰かに頼らず物事が動かせる # プロダクトの設計に深く向き合うことができる人 ガッツがある 細かいデザインに強い 粘り強い やるべきことをやれる UIUXスキスギル 制約の中でも最大限こだわれる デザインの美しさよりも価値を優先できる # 視野を広く持ち、変化に対しても柔軟に対応できる人 視野が広く、視座が高い フッ トワー クが 軽い # さまざまな 職種を とな り、 巻き 込みなが らコミュニケーションの ハブ もの ごとを 推進できる人 コミュニケー ション 力が高い 思いやりがある 協調性がある ファシリテー ションが うまい

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スタッフレベル UXデザイナー プロフェッショナル マネジメント シニアUXデザイナー チーフエクスペリエンス VPoX CPO, CXO 組織の拡大を牽引したり チームの成果に責任を持つ 役割が期待される Sansanは各人が背負うミッションサイズ(責任の範疇や周囲に与える影響)を大きくしていくことでキャリアを形成していきます。 デザイナーとしてのキャリアアップはマネジメントのみならず、多くはプロフェッショナルの道を進むことで自らの影響力を高めていきます。 ゆくゆくはプロダクトを統括する役割を担い、ユーザー体験だけではなくデザイナーが事業をもリードできる環境がSansanにはあります。 P 30 キャリアイメージ

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ユーザー理解 要件理解 UIデザイン UXデザイン 概念デザイン 画面を操作するユーザーが置かれている状況を具体的に想像できる力 ビジネス要件やエンジニアリング要件の両軸を満たすことができる設計力 さまざまなユースケースを捉えながらも一貫性が担保されたUI設計力 ユーザーが置かれた状況に寄り添い、違和感のないストーリー(体験)をつくる力 設計を進めていくうえで概念の違和感に気づけたり、ときには新たな概念を生み出す力 キャリアを積むと共にこれらの要素を網羅的にカバーできるようになり、自らの責任範疇を広げていくイメージです。 常に「画面をつくる」ということにフォーカスはしつつ、体験そのものや概念に踏み込めるデザイナーを目指してもらいたいです。 P 31 求められるデザインスキル

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プロダクトデザイナー ご応募お待ちしております◎ Sansan プロダクトデザイナー 採用 P 32 Recruit

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Sansan プロダクトデザイナーのnote Sansanのクリエイターをつなぐプロジェクト「Juice」 P 33 Others