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ヘルスケアIoTLT 2018/6/19(火) ヘルスケアIoTLT #3 お茶の水循環器内科院長、デジタルハリウッド校医兼大学院専任准教授 五十嵐健祐

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五十嵐健祐(いがらしけんすけ) 群馬県高崎市出身 慶應義塾大学医学部卒、循環器内科医 医療法人社団お茶会理事長 お茶の水循環器内科院長 デジタルハリウッド校医兼専任准教授 https://www.fb.com/igakeso [email protected] お茶の水循環器内科開発アプリ 心房細動検出アプリ 「ハートリズム」 かかりつけ患者さん向け オンライン診療受付アプリ 「お茶の水内科」 応急救護支援アプリ 「ハートレスキュー」 睡眠時無呼吸検出アプリ 「イビキー」 診察券機能付き ウォーキングアプリ 「おちゃないGO」 なんちゃってキュレーションメディア 「ちょっとキニナル情報たれ流しw」管理人

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ヘルスケアは 今、君の力を 必要としている なぜデジハリがヘルスケア!? 医療、介護の課題をICT、クリエイティブの力で解決しよう!

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デジタルヘルスとは? デジタル技術を活用して「ヘルスケア領域で解決したい課題」に取り組む場 医薬品で解決出来ること =生理学的 医療機器や外科的治療で解決出来ること =解剖学的 上記2つのみでは十分に解決出来ないこと =社会学的=デジタルヘルスの存在意義

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デジタルヘルスラボ第3期 →総勢16名の一大ラボに!

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運動習慣改善を目指したスマートフォンアプリ 導入後によって、1日1万歩の運動習慣が確立、 血糖コントロールの向上を認め、経口血糖降下 薬の減薬に成功した1例 2018/6/19(火) ヘルスケアIoTLT #3 お茶の水循環器内科院長、デジタルハリウッド校医兼大学院専任准教授 五十嵐健祐

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生活習慣病における運動療法の重要性 「今年一番血圧を下げたのはどの降圧薬でもなくポケモンGOかも知れない」 「今年一番血糖を下げたのはどの糖尿病薬でもなくポケモンGOかも知れない」 某T田薬品工業株式会社本社にて

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ついでに診察券機能も付けてみた。 単純に便利!(以上)

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おちゃないポイントは、 多彩なおちゃないグッズと交換可能 ↑フロッピーとフリスビー↑

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調子に乗っておちゃないゴールド カードを作ってみたw

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症例提示 58歳女性 2014年から当院かかりつけ 既往歴:片頭痛、低血圧症 家族歴:姉、2型糖尿病でインスリン療法中、父、脳出血、母、脳血管性認知症 それまで健診等では大きな異常なし、2014年9月採血にてHbA1c 6.3と耐糖能 異常を認め、食事療法、運動療法を指導、 2015年5月HbA1c 6.0、12月HbA1c 6.1、その後、運動不足、暴飲暴食、 2016年5月HbA1c 7.0と悪化、メトグルコ250mg 3T、ジャヌビア50mg 1Tを 開始、8月HbA1c 6.7、12月HbA1c 6.2と改善、 2017年2月HbA1c 7.3と悪化、ベイスン0.3mg 3T追加、4月におちゃないGO リリース、ウォーキングを開始、8月HbA1c 7.4、糖尿病専門医から食事療法、 運動療法を再度指導、その後1日1万歩の運動習慣が確立、10月HbA1c 6.2と改 善、腹部膨満もあり、ベイスンを中止とし、現在経過観察中 →1日1万歩の運動習慣が確立し、血糖コントロールが向上、経口血糖降下薬の 減量に成功した1例

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今まで ほとんど 歩いて いなかった 患者さんが

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歩くようになり、

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習慣になりました!

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一年継続!

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糖尿病のコントロールは劇的に改善! HbA1c 7.4 メトグルコ250mg 3T ジャヌビア50mg 1T ベイスン0.3mg 3T HbA1c 6.2 メトグルコ250mg 3T 薬も減らせたよ!

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医療におけるゲーミフィケー ションの可能性 Gamification

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ゲーミフィケーションとは? ゲーミフィケーションとは? ・「ゲーミフィケーションとは、ゲームメカニクスおよび体験デザインを駆使 し、人々が自身の目標を達成できるよう、デジタル技術を利用してやる気にさ せ、動機づけることであること」 ブライアンバーク、ガートナー社リサーチ担当バイスプレジデント ・ゲーミフィケーションとは、「利用者を動機付けるためにゲームで使われて いる要素をゲーム以外の領域に活用すること」 深田浩嗣、gamification.jp運営 ゲーミフィケーションフレームワーク ①目的と利用者②可視化要素 ③目標要素④ソーシャルアクション ⑤プレイサイクル⑥適用後の改善・運用 http://gamification.jp/basicから引用

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医療におけるゲーミフィケーション ①目的と利用者:患者さんの治療意欲の向上、患者さん本人、自身の健康の向上 ②可視化要素:歩数=運動量の目安、1日1万歩という適度なハードル、 ③目標要素:月10日以上という現実感、おちゃないポイント貯まる、ワクワク感 ④ソーシャルアクション:達成画面をシェア、見せ合い、競争、花丸、嬉しさ ⑤プレイサイクル:毎回の診察時に主治医が確認、フィードバック ⑥適用後の改善・運用:新グッズ開発、ポイント活用、 http://gamification.jp/basicを参考

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医療ゲーミフィケーションの未来 「なんで勝手に治療を辞めてしまったのか!」 「なんでもっと早く来なかったの?」 「自己判断で放置しちゃダメでしょう」 「このままだと透析になりますよ!」 「心筋梗塞や脳卒中のリスクが、」 「寝たきりや要介護になってしまいますよ」 自ら進んで、適切なタイミングで 適切な検査を受けたくなる医療 進んで治療意欲が湧いてくる医療 治療を続けたくて仕方なくなる仕掛け 早期発見、早期治療介入、疾病予防、 重症化予防、要介護予防、 寝たきり予防、医療費削減、 医療においてゲーミフィケーションを取り入れるなんて想像すら出来なかった時代 これから確実に変わっていくことだろう。 医療ゲーミフィケーションを上手く 取り入れた次の時代の医療 医療ゲーミフィケーションとは無縁の医療

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デジタルヘルス学会第1回学術集会開催概要 日時:2017年12月19日(火) 会場:デジタルハリウッド大学大学院駿河台ホール 基調講演 一般演題 アワード 分科会 情報交換会

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2018/12/23 第2回デジタルヘルス学会学術大会 日時:2018年12月23日(日・祝) 会場:デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティアカデミア3F/4F 公式ホームページ:https://digitalhealthlab.tokyo/dhc2018 facebookイベントページ:https://www.fb.com/events/538513653188354 北原茂実先生 医療法人社団KNI理事長 脳神経外科医 吉原正彦先生 ダイナミクス開発者 内科医 【基調講演】 【特別講演】

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「医療4.0」、 2018/6/23発売! Amazon医学系カテゴリ1位! 2018/6/23出版 日経BP社 「医療4.0」

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予告!本を出します! お茶の水循環器内科院長 五十嵐健祐著 「300万開業!?で始める 理想の医療の場のつくり方」 2019年春、中外医学社から出版予定

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コンタクト facebook「五十嵐健祐」 [email protected] なんちゃってキュレーションメディア 「ちょっとキニナル情報たれ流しw」管理人 お茶の水循環器内科 〒101-0051東京都神田神保町1-4神保町1-4ビル8階 2018/12/23(土・祝) 第2回デジタルヘルス学会学術大会