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HealthcareIoTLT2018

igakeso
June 20, 2018
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 HealthcareIoTLT2018

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June 20, 2018
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  1. 五十嵐健祐(いがらしけんすけ) 群馬県高崎市出身 慶應義塾大学医学部卒、循環器内科医 医療法人社団お茶会理事長 お茶の水循環器内科院長 デジタルハリウッド校医兼専任准教授 https://www.fb.com/igakeso [email protected] お茶の水循環器内科開発アプリ 心房細動検出アプリ

    「ハートリズム」 かかりつけ患者さん向け オンライン診療受付アプリ 「お茶の水内科」 応急救護支援アプリ 「ハートレスキュー」 睡眠時無呼吸検出アプリ 「イビキー」 診察券機能付き ウォーキングアプリ 「おちゃないGO」 なんちゃってキュレーションメディア 「ちょっとキニナル情報たれ流しw」管理人
  2. 症例提示 58歳女性 2014年から当院かかりつけ 既往歴:片頭痛、低血圧症 家族歴:姉、2型糖尿病でインスリン療法中、父、脳出血、母、脳血管性認知症 それまで健診等では大きな異常なし、2014年9月採血にてHbA1c 6.3と耐糖能 異常を認め、食事療法、運動療法を指導、 2015年5月HbA1c 6.0、12月HbA1c

    6.1、その後、運動不足、暴飲暴食、 2016年5月HbA1c 7.0と悪化、メトグルコ250mg 3T、ジャヌビア50mg 1Tを 開始、8月HbA1c 6.7、12月HbA1c 6.2と改善、 2017年2月HbA1c 7.3と悪化、ベイスン0.3mg 3T追加、4月におちゃないGO リリース、ウォーキングを開始、8月HbA1c 7.4、糖尿病専門医から食事療法、 運動療法を再度指導、その後1日1万歩の運動習慣が確立、10月HbA1c 6.2と改 善、腹部膨満もあり、ベイスンを中止とし、現在経過観察中 →1日1万歩の運動習慣が確立し、血糖コントロールが向上、経口血糖降下薬の 減量に成功した1例
  3. 医療ゲーミフィケーションの未来 「なんで勝手に治療を辞めてしまったのか!」 「なんでもっと早く来なかったの?」 「自己判断で放置しちゃダメでしょう」 「このままだと透析になりますよ!」 「心筋梗塞や脳卒中のリスクが、」 「寝たきりや要介護になってしまいますよ」 自ら進んで、適切なタイミングで 適切な検査を受けたくなる医療 進んで治療意欲が湧いてくる医療

    治療を続けたくて仕方なくなる仕掛け 早期発見、早期治療介入、疾病予防、 重症化予防、要介護予防、 寝たきり予防、医療費削減、 医療においてゲーミフィケーションを取り入れるなんて想像すら出来なかった時代 これから確実に変わっていくことだろう。 医療ゲーミフィケーションを上手く 取り入れた次の時代の医療 医療ゲーミフィケーションとは無縁の医療