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1 1 ⽬標設定を組織に浸透させるには どうしたらいいのか? 〜導⼊初期フェーズの取り組み〜

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2 会社紹介 3DAD Datahive ReverseETL マーケティング課題をデータとテクノロジーで解決するために この他にもプロダクトを展開しています!

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3 ⾃⼰紹介 • 吉川昂広 • 株式会社Macbee Planet • ソフトウェアエンジニア • X : @yokishava • 最近のお仕事 • 最近は、エンジニア組織の制度などの整備や 採用活動がメイン

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4 4 本題

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5 サマリ ● 目標設定を推進している人はチームごとに 理想と現状のギャップを把握できるようにする ● チームごと負荷を考慮しながら推進していく

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6 背景 ● 目標設定を浸透させるのは難しい ○ 効果があったと実感できるまで時間がかかる ○ 慣れないことには動きが鈍くなる ○ 意識化に存在するまでは忘れがち 初期フェーズでは形骸化や廃止のリスクが高い

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7 発表を終えたときに期待する状態 ● ちょっとした実例から目標設定の導入初期フェーズを 進めやすくするためのヒントを持っている

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8 対象の⼈ ● 目標設定の必要性を感じているが、 組織でまだ目標設定をしていない方 ● 目標設定を導入しようとしているが、 どうしたらいいか困っている方 ● 目標設定を導入し始めて試行錯誤している方

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9 全体の流れ ● 前提 ● 目標設定導入の背景 ● 目標設定の浸透に向けた取り組み ● 話したことまとめ

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10 前提 ● 目標設定導入は今年に入ってから ● 最初の四半期は個人目標のみ ● 2四半期目からOKRを導入

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11 ⽬標設定導⼊の背景 ● 目指すべきものを共通認識することが難しくなってきた ○ チーム規模 ■ 2倍に拡大 ○ チーム数 ■ 1→9 ■ プロダクト, プラットフォームなどで分割

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12 ⽬標設定導⼊の背景 OKR導入

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13 ⽬標設定導⼊の背景 ● ねらい ○ 今後の組織拡大を見据えた仕組み化 ■ 組織が拡大しても意思決定スピードを保ちたい ■ 方針決めや意思決定の委譲 ○ 目標設定によるサイロ化の防止 ■ 他チームへも口出しが推奨されていた ■ 現在のフラットな組織構造を保ちたかった

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14 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● OKRがちゃんとできている状態は? ○ 優先事項が絞り込まれている ○ 野心的な目標になっている ○ 主要な結果は客観的に測ることができる ○ 進捗をトラッキングしている ○ 目標が共有されて、透明性がある ○ 必要に応じて、各チーム同士が連携できる ○ ふさわしくないならば、途中でOKRを修正する …etc

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15 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 最初から「ちゃんとできた状態」に持っていこうとすると 相当な負荷がかかってしまう ○ 目標設定を作成するために普段開発している時間を 削っている ■ 最初から全部やろうとすると業務が止まるリスク大 ○ OKRの各要素で柔軟性が求められる ■ 疑問や迷いが生じやすくなってしまう

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16 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 方針 ○ 小さく分けてできることを四半期ごとに増やす ■ 目標設定に必要な筋肉をつけていく ○ 慣れや定着を優先 ■ 四半期ごとの目標設定を定常化させる

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17 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 小さく分けてできることを四半期ごとに増やす ○ 具体的に行ったこと ■ アセスメントの作成

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18 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● アセスメントの作成 ○ 2つの軸に分解して目標設定がどれくらいできるようになってい るかを可視化 ■ 定着度 ■ フェーズ ● 作成 ● 実行 「慣れや定着を優先」のアクションにつながってくる

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19 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 定着度 ○ チームごと目標設定にどれくらい慣れてきているかを可視化す るためのもの ○ 推進する人がどれくらい介入・サポートが必要か把握すること ができる

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20 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 作成フェーズ ○ 目標設定の作成における質を可視化するためのもの ○ 設定した目標に対する疑問や不安の原因特定に有効

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21 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 実行フェーズ ○ 目標設定の実行における質を可視化するためのもの ○ 形骸化が起きてないか把握するのに有効 ○ 意思決定の移譲がどれくらいできているかを 把握するのに有効

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22 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 3つのアセスメントから現状を可視化 ○ 中長期でやるべきことが見えてくる ○ チームごとの改善点やアクションがわかりやすくなる ○ チームの業務負荷を見ながら次の四半期に向けた目標設定の 取り組みを定められる

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23 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 柔軟性より慣れや定着を優先 ○ 具体的に行ったこと ■ 目標設定のインターフェースの統一 ■ 目標設定オーナーの設置

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24 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 目標設定のインターフェースの統一 ○ 目標設定の各イベントと入出力のプロセスを標準化 ○ 目標設定の作成に必要な要素やアクションを定義し共有

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25 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 目標設定オーナーの設置 ○ 経緯 ■ Q1ではどのチームも慣れないことがあるためどのチームに もサポートに入っていた ● 行ったこと ○ MTGの調整 ○ ファシリテーション

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26 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み ● 目標設定オーナーの設置 ○ Q2からは各チームに目標設定オーナーを設置し、 自らのサポートの役割を減らしていった ■ 目標作成や目標実行の推進を委譲 ■ サポート役はオーナーと伴走しながら推進

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27 まとめ ● 導入を推進している人はチームごとに 理想と現状のギャップを把握できるようにする ○ アセスメントによる可視化 ● チームごと負荷を考慮しながら推進していく ○ 目標設定のインターフェース統一 ○ 目標設定オーナーの設置 浸透するまでは長いので(私たちもまだ道の途中)、実験して改善を繰 り返していく必要がある

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28 さいごに エンジニアの⽅を積極採⽤しています! カジュアル面談のお申し込み エントランスブックはこちら

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29 29 ありがとうございました!