Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
目標設定を組織に浸透させるには どうしたらいいのか? 〜導入初期フェーズの取り組み〜
Search
yokishava
August 28, 2023
Technology
1
640
目標設定を組織に浸透させるには どうしたらいいのか? 〜導入初期フェーズの取り組み〜
どう評価する?目標設定へのトライ~夏の開発生産性LT Week~ 登壇資料
イベントURL
https://findy.connpass.com/event/292395/
yokishava
August 28, 2023
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
スタックチャン家庭用アシスタントへの道
kanekoh
0
120
60以上のプロダクトを持つ組織における開発者体験向上への取り組み - チームAPIとBackstageで構築する組織の可視化基盤 - / sre next 2025 Efforts to Improve Developer Experience in an Organization with Over 60 Products
vtryo
3
1.9k
セキュアなAI活用のためのLiteLLMの可能性
tk3fftk
1
340
セキュアな社内Dify運用と外部連携の両立 ~AIによるAPIリスク評価~
zozotech
PRO
0
120
PHPからはじめるコンピュータアーキテクチャ / From Scripts to Silicon: A Journey Through the Layers of Computing
tomzoh
2
130
大量配信システムにおけるSLOの実践:「見えない」信頼性をSLOで可視化
plaidtech
PRO
0
390
american aa airlines®️ USA Contact Numbers: Complete 2025 Support Guide
aaguide
0
500
Amazon SNSサブスクリプションの誤解除を防ぐ
y_sakata
3
190
Data Engineering Study#30 LT資料
tetsuroito
1
200
“日本一のM&A企業”を支える、少人数SREの効率化戦略 / SRE NEXT 2025
genda
1
270
Autify Company Deck
autifyhq
2
44k
AWS 怖い話 WAF編 @fillz_noh #AWSStartup #AWSStartup_Kansai
fillznoh
0
130
Featured
See All Featured
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1031
460k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
72
4.9k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
331
22k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
42
7.4k
Practical Orchestrator
shlominoach
189
11k
Building an army of robots
kneath
306
45k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Transcript
1 1 ⽬標設定を組織に浸透させるには どうしたらいいのか? 〜導⼊初期フェーズの取り組み〜
2 会社紹介 3DAD Datahive ReverseETL マーケティング課題をデータとテクノロジーで解決するために この他にもプロダクトを展開しています!
3 ⾃⼰紹介 • 吉川昂広 • 株式会社Macbee Planet • ソフトウェアエンジニア •
X : @yokishava • 最近のお仕事 • 最近は、エンジニア組織の制度などの整備や 採用活動がメイン
4 4 本題
5 サマリ • 目標設定を推進している人はチームごとに 理想と現状のギャップを把握できるようにする • チームごと負荷を考慮しながら推進していく
6 背景 • 目標設定を浸透させるのは難しい ◦ 効果があったと実感できるまで時間がかかる ◦ 慣れないことには動きが鈍くなる ◦ 意識化に存在するまでは忘れがち
初期フェーズでは形骸化や廃止のリスクが高い
7 発表を終えたときに期待する状態 • ちょっとした実例から目標設定の導入初期フェーズを 進めやすくするためのヒントを持っている
8 対象の⼈ • 目標設定の必要性を感じているが、 組織でまだ目標設定をしていない方 • 目標設定を導入しようとしているが、 どうしたらいいか困っている方 • 目標設定を導入し始めて試行錯誤している方
9 全体の流れ • 前提 • 目標設定導入の背景 • 目標設定の浸透に向けた取り組み • 話したことまとめ
10 前提 • 目標設定導入は今年に入ってから • 最初の四半期は個人目標のみ • 2四半期目からOKRを導入
11 ⽬標設定導⼊の背景 • 目指すべきものを共通認識することが難しくなってきた ◦ チーム規模 ▪ 2倍に拡大 ◦ チーム数
▪ 1→9 ▪ プロダクト, プラットフォームなどで分割
12 ⽬標設定導⼊の背景 OKR導入
13 ⽬標設定導⼊の背景 • ねらい ◦ 今後の組織拡大を見据えた仕組み化 ▪ 組織が拡大しても意思決定スピードを保ちたい ▪ 方針決めや意思決定の委譲
◦ 目標設定によるサイロ化の防止 ▪ 他チームへも口出しが推奨されていた ▪ 現在のフラットな組織構造を保ちたかった
14 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • OKRがちゃんとできている状態は? ◦ 優先事項が絞り込まれている ◦ 野心的な目標になっている ◦ 主要な結果は客観的に測ることができる
◦ 進捗をトラッキングしている ◦ 目標が共有されて、透明性がある ◦ 必要に応じて、各チーム同士が連携できる ◦ ふさわしくないならば、途中でOKRを修正する …etc
15 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 最初から「ちゃんとできた状態」に持っていこうとすると 相当な負荷がかかってしまう ◦ 目標設定を作成するために普段開発している時間を 削っている ▪ 最初から全部やろうとすると業務が止まるリスク大
◦ OKRの各要素で柔軟性が求められる ▪ 疑問や迷いが生じやすくなってしまう
16 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 方針 ◦ 小さく分けてできることを四半期ごとに増やす ▪ 目標設定に必要な筋肉をつけていく ◦ 慣れや定着を優先
▪ 四半期ごとの目標設定を定常化させる
17 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 小さく分けてできることを四半期ごとに増やす ◦ 具体的に行ったこと ▪ アセスメントの作成
18 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • アセスメントの作成 ◦ 2つの軸に分解して目標設定がどれくらいできるようになってい るかを可視化 ▪ 定着度 ▪
フェーズ • 作成 • 実行 「慣れや定着を優先」のアクションにつながってくる
19 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 定着度 ◦ チームごと目標設定にどれくらい慣れてきているかを可視化す るためのもの ◦ 推進する人がどれくらい介入・サポートが必要か把握すること ができる
20 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 作成フェーズ ◦ 目標設定の作成における質を可視化するためのもの ◦ 設定した目標に対する疑問や不安の原因特定に有効
21 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 実行フェーズ ◦ 目標設定の実行における質を可視化するためのもの ◦ 形骸化が起きてないか把握するのに有効 ◦ 意思決定の移譲がどれくらいできているかを
把握するのに有効
22 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 3つのアセスメントから現状を可視化 ◦ 中長期でやるべきことが見えてくる ◦ チームごとの改善点やアクションがわかりやすくなる ◦ チームの業務負荷を見ながら次の四半期に向けた目標設定の
取り組みを定められる
23 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 柔軟性より慣れや定着を優先 ◦ 具体的に行ったこと ▪ 目標設定のインターフェースの統一 ▪ 目標設定オーナーの設置
24 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 目標設定のインターフェースの統一 ◦ 目標設定の各イベントと入出力のプロセスを標準化 ◦ 目標設定の作成に必要な要素やアクションを定義し共有
25 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 目標設定オーナーの設置 ◦ 経緯 ▪ Q1ではどのチームも慣れないことがあるためどのチームに もサポートに入っていた •
行ったこと ◦ MTGの調整 ◦ ファシリテーション
26 ⽬標設定の浸透に向けた取り組み • 目標設定オーナーの設置 ◦ Q2からは各チームに目標設定オーナーを設置し、 自らのサポートの役割を減らしていった ▪ 目標作成や目標実行の推進を委譲 ▪
サポート役はオーナーと伴走しながら推進
27 まとめ • 導入を推進している人はチームごとに 理想と現状のギャップを把握できるようにする ◦ アセスメントによる可視化 • チームごと負荷を考慮しながら推進していく ◦
目標設定のインターフェース統一 ◦ 目標設定オーナーの設置 浸透するまでは長いので(私たちもまだ道の途中)、実験して改善を繰 り返していく必要がある
28 さいごに エンジニアの⽅を積極採⽤しています! カジュアル面談のお申し込み エントランスブックはこちら
29 29 ありがとうございました!