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弥生株式会社 開発本部 春田 優子 © 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 弥生の品質保証組織の紹介と取り組み 2022年06月16日(木)

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. アジェンダ  はじめに ・自己紹介  弥生の品質保証組織の紹介 ・開発チームの紹介 ・品質に関わる人たちの紹介 ・体制の良い点悪い点  課題と取り組み ・ここ数年の課題 ・横のつながり作りのための取り組み

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 自己紹介  名前 ・春田優子(はるたゆうこ)  やっていること • 新規サービスのQL(クオリティリーダー) • 品質系ポジションの採用など

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. プロダクトやシステムごとに開発チームがあります 基幹システム 製品・サービス 新規サービス CRM 課金 システム (クラウドアプリケーション) サービス A サービス B サービス C サービス D

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 1つの開発チームの中の登場人物 PM テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター  PM、TechL、QLの3ロールのメンバ ーでチームを回しています • PMはプロジェクト全体のリード • TechLは技術面のリード • QLは品質面のリード • いわゆる「QAエンジニア」  QLは開発チームのメンバーとして品 質保証計画を作ったり推進したり 製品Aの開発チーム

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発チームを品質面で支援するチームもあります PM テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター PMO QA テスト管理 チーム横断の品質管理 ・プロセス策定、教育 ・分析、モニタリング テスト支援 ・テスターアサイン ・テスト実行の支援 開発チームを支援 製品Aの開発チーム

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の強み  QLと開発メンバーがOneチーム • プロダクトやプロジェクトの情報共有が容易 • 開発メンバーとのコミュニケーションも密 • 開発と伴走してる感じ PM テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の弱み  他のチームのQLメンバーとのつながり弱い • 他のシステムってどうやって操作するの? • 自分のシステムとどんなかかわりがあるの? • 他のチームの状況は? • どんな取り組みやってるの? 製品Aチーム QL 製品Bって どうやって動 かすの? 新規サービスっ てどんな取り組 みやってる?

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. ここ数年、弱みを何とかしないとまずい状況になってきた  新規サービスの開発が立ち上がってきた  複数のプロダクトがつながったサービスとしてお客さまへ価値提供  新規サービスの場合、課金システムなど社内システムも影響する  QLに求められるニーズが変わってきた  複数のプロダクトやシステムがつながったサービスとしての品質を考える場面が増えてきた  他のチームやプロダクトのことも知っておかないと困る状況に  テスト計画立てられない  課題  開発チーム内の縦のつながりに加えて、開発チーム間の横のつながりが必要になってきた

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 横のつながりをつくる取り組み QL横ぐしのチームを作りました  メンバー  各チームのQLメンバー(現在11名)  何やるか?  週1回共有と交流のMTG  チームの取り組みや障害共有  勉強会に参加してきたよ  みんなに質問  Slackで交流 製品Aチーム 製品Bチーム 社内システムC チーム 新規サービスD チーム QLメンバーは各チームで業務をしつつ、 QLチーム内でコミュニケーションを 取りやすくなる

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 初の試みなので工夫をしました  スモールスタート  全員必ず話すこと、必ず参加すること、みたいな頑張らないとできないルールは作らない  継続してこそ効果が表れるため、続けられなさそうなことはやらない  定量的な成果を最初から狙わない  この方針は組織長とも合意しておいた  ある程度ネタは準備  集まるだけの場にしないように準備は必要  3か月に1回振り返りを行い軌道修正する  初めての試みなので、状況見て変えていけるという枠組みを回すことは必要  実際の改善につながる  変えていけると思えることが参加メンバーの安心感につながる

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 始めて1年以上経って、うまくいっています 当初狙っていた効果は得られている  ちょっとした質問や共有がしやすくなった  プロジェクトの仕事をするために、話しやすい土壌づくりになった  新しくQLとして入社された方のサポートにも一役買っている

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© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. まとめ  チームやコミュニケーションの形は、周りからのニーズや発生した課題に応じて変えるもの  正解はなく、今の弥生の状況にベストなものにできているか(しようとしているか)が一番大事  別の環境で成功したやり方でも、今の弥生で成功するとは限らない  今の弥生の状況でうまくいっているだけであって、今後も同じやり方でうまくいくとは思っていない  状況が変われば、仕事がしやすい形に変えていく