Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
弥生の品質保証体制の紹介と取り組み / Introduction and initiative...
Search
yayoi_dd
March 24, 2023
Technology
1
5.3k
弥生の品質保証体制の紹介と取り組み / Introduction and initiatives of Yayoi's QA system
弥生株式会社 もくテク
弥生品質を支えるQAエンジニアの取り組み(2022/06/16)
https://mokuteku.connpass.com/event/247676/
yayoi_dd
March 24, 2023
Tweet
Share
More Decks by yayoi_dd
See All by yayoi_dd
弥生のQAエンジニア 品質保証活動と今後の課題 / Yayoi QA engineers, Quality assurance activities and future challenges
yayoi_dd
0
59
【弥生】20250130_AWSマルチアカウント運用セミナー登壇資料
yayoi_dd
2
1.9k
Amazon OpenSearchのコスト最適化とZeroETLへの期待 / Amazon OpenSearch Cost Optimization and ZeroETL Expectations
yayoi_dd
1
59
フロントエンドとバックエンド非同期連携パターンのセッションを見てきた話 / Talk about seeing a session on front-end and back-end asynchronous coordination patterns
yayoi_dd
0
63
reInventで学んだWebシステム運用のBadDayへの備え方 / How to Prepare for BadDay in Web System Operations Learned at reInvent
yayoi_dd
0
47
AWS reInventで感じた世界に見る生成AIの競争 / Competition in Generative AI as Seen Around the World at AWS reInvent
yayoi_dd
0
57
データの意味を適切に伝えましょう データ可視化のお手本/Conveying the Meaning of Data Appropriately: Exemplary Data Visualization
yayoi_dd
0
72
「失敗」から学ぶこと ~ソフトウェア開発と失敗の歴史~/Learning from 'Failures': The History of Software Development and Failures
yayoi_dd
0
67
ソフトウェアアーキテクチャーの基礎 エンジニアリングに基づく体系的アプローチ/Fundamentals of Software Architecture: A Systematic Approach Based on Engineering
yayoi_dd
0
71
Other Decks in Technology
See All in Technology
DETR手法の変遷と最新動向(CVPR2025)
tenten0727
2
1.1k
Micro Frontends: Necessity, Implementation, and Challenges
rainerhahnekamp
1
340
All You Need Is Kusa 〜Slackデータで始めるデータドリブン〜
jonnojun
0
140
テキスト解析で見る PyCon APAC 2025 セッション&スピーカートレンド分析
negi111111
0
280
DuckDB MCPサーバーを使ってAWSコストを分析させてみた / AWS cost analysis with DuckDB MCP server
masahirokawahara
0
540
やさしいMCP入門
minorun365
PRO
147
95k
開発視点でAWS Signerを考えてみよう!! ~コード署名のその先へ~
masakiokuda
3
140
IVRyにおけるNLP活用と NLP2025の関連論文紹介
keisukeosone
0
180
ElixirがHW化され、最新CPU/GPU/NWを過去のものとする数万倍、高速+超省電力化されたWeb/動画配信/AIが動く日
piacerex
0
110
プロダクト開発におけるAI時代の開発生産性
shnjtk
2
190
MCP Documentation Server @AI Coding Meetup #1
yyoshiki41
2
2.6k
Ops-JAWS_Organizations小ネタ3選.pdf
chunkof
2
120
Featured
See All Featured
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Bash Introduction
62gerente
611
210k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
331
21k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
29
5.6k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
120k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Optimizing for Happiness
mojombo
377
70k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
5
520
Building an army of robots
kneath
304
45k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.5k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
178
53k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
27
5.3k
Transcript
弥生株式会社 開発本部 春田 優子 © 2022 Yayoi Co., Ltd. All
rights reserved. 弥生の品質保証組織の紹介と取り組み 2022年06月16日(木)
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. アジェンダ
はじめに ・自己紹介 弥生の品質保証組織の紹介 ・開発チームの紹介 ・品質に関わる人たちの紹介 ・体制の良い点悪い点 課題と取り組み ・ここ数年の課題 ・横のつながり作りのための取り組み
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 自己紹介
名前 ・春田優子(はるたゆうこ) やっていること • 新規サービスのQL(クオリティリーダー) • 品質系ポジションの採用など
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. プロダクトやシステムごとに開発チームがあります 基幹システム
製品・サービス 新規サービス CRM 課金 システム (クラウドアプリケーション) サービス A サービス B サービス C サービス D
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 1つの開発チームの中の登場人物 PM
テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター PM、TechL、QLの3ロールのメンバ ーでチームを回しています • PMはプロジェクト全体のリード • TechLは技術面のリード • QLは品質面のリード • いわゆる「QAエンジニア」 QLは開発チームのメンバーとして品 質保証計画を作ったり推進したり 製品Aの開発チーム
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発チームを品質面で支援するチームもあります PM
テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター PMO QA テスト管理 チーム横断の品質管理 ・プロセス策定、教育 ・分析、モニタリング テスト支援 ・テスターアサイン ・テスト実行の支援 開発チームを支援 製品Aの開発チーム
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の強み
QLと開発メンバーがOneチーム • プロダクトやプロジェクトの情報共有が容易 • 開発メンバーとのコミュニケーションも密 • 開発と伴走してる感じ PM テクニカル リーダー (TechL) クオリティ リーダー (QL) エンジニア テスター
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. チーム構成の弱み
他のチームのQLメンバーとのつながり弱い • 他のシステムってどうやって操作するの? • 自分のシステムとどんなかかわりがあるの? • 他のチームの状況は? • どんな取り組みやってるの? 製品Aチーム QL 製品Bって どうやって動 かすの? 新規サービスっ てどんな取り組 みやってる?
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. ここ数年、弱みを何とかしないとまずい状況になってきた
新規サービスの開発が立ち上がってきた 複数のプロダクトがつながったサービスとしてお客さまへ価値提供 新規サービスの場合、課金システムなど社内システムも影響する QLに求められるニーズが変わってきた 複数のプロダクトやシステムがつながったサービスとしての品質を考える場面が増えてきた 他のチームやプロダクトのことも知っておかないと困る状況に テスト計画立てられない 課題 開発チーム内の縦のつながりに加えて、開発チーム間の横のつながりが必要になってきた
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 横のつながりをつくる取り組み QL横ぐしのチームを作りました
メンバー 各チームのQLメンバー(現在11名) 何やるか? 週1回共有と交流のMTG チームの取り組みや障害共有 勉強会に参加してきたよ みんなに質問 Slackで交流 製品Aチーム 製品Bチーム 社内システムC チーム 新規サービスD チーム QLメンバーは各チームで業務をしつつ、 QLチーム内でコミュニケーションを 取りやすくなる
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 初の試みなので工夫をしました
スモールスタート 全員必ず話すこと、必ず参加すること、みたいな頑張らないとできないルールは作らない 継続してこそ効果が表れるため、続けられなさそうなことはやらない 定量的な成果を最初から狙わない この方針は組織長とも合意しておいた ある程度ネタは準備 集まるだけの場にしないように準備は必要 3か月に1回振り返りを行い軌道修正する 初めての試みなので、状況見て変えていけるという枠組みを回すことは必要 実際の改善につながる 変えていけると思えることが参加メンバーの安心感につながる
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 始めて1年以上経って、うまくいっています 当初狙っていた効果は得られている
ちょっとした質問や共有がしやすくなった プロジェクトの仕事をするために、話しやすい土壌づくりになった 新しくQLとして入社された方のサポートにも一役買っている
© 2022 Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. まとめ
チームやコミュニケーションの形は、周りからのニーズや発生した課題に応じて変えるもの 正解はなく、今の弥生の状況にベストなものにできているか(しようとしているか)が一番大事 別の環境で成功したやり方でも、今の弥生で成功するとは限らない 今の弥生の状況でうまくいっているだけであって、今後も同じやり方でうまくいくとは思っていない 状況が変われば、仕事がしやすい形に変えていく