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「刺さる」施策を つくれる!? サービスデザイン思考を はじめよう

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はじめまして! 石坂達 (いしざかとおる) ・埼玉県のベッドタウン出身 ・大企業向け基幹業務システムの  導入・保守コンサルタント ・まちづくりコーディネーター ・久米島町役場 ・合同会社PLUCK 2

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本日の内容 ・おさらい~DXってなに? ~ ・DXとサービスデザイン思考、何が関係あるの? ・デザイン思考のポイントは「○○理解」 ・デザイン思考のすすめ~元滋賀県庁職員様の実践事例紹介~ ・終わりに~全ての課題を行政が解決しなくてよい?~

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今日のまとめ 良い制度なのに なんで使ってもらえ ないんだろう? →使ってもらえる施策が  考えられるように。

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DX→サービスデザイン思考  サービスデザイン思考→ユーザ理解   ユーザ理解→   「ペルソナ」「同化」「プロトタイプ」 今日のまとめ

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ミニワーク 今日、何を 期待していますか?

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おさらい~DXって?~ Digital Transformation デジタル技術も使って 行政の仕組み・あり方自体を大きく変えること

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おさらい~DXって?~ ・課題解決(マイナス→ゼロ) ・価値創造(ゼロ→プラス)

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これまでのやり方を 大きく変えず ICTにより効率的に 行えるようにする 例:ペーパレス化、 マクロ・RPAの活用 おさらい~DXって?~ ICT化 DX これまでのやり方を 抜本的、全庁的に 大きく変え、 新しい価値を生み出す

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DXで、どうなるの?

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DXで、どうなるの? https://my.matterport.com/show/?m=ZNnsAbjk471

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DXを実現するために何が必要なの? これまでのやり方を変える ・「組織目線」から「ユーザ目線」へ ・「自部門での取組」から「全庁的な取組」へ ・「事例・前例」から「前例のないこと」へ

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え・・・めんど・・・ なんでDXってやらなきゃいけないんですっけ? ・ 予算、マンパワーの減少   リソースは減っていく。 ・ 変化の激しい社会   「走りながら」ユーザのニーズを理解し、サービスを提供し続ける必要がある。 ・ 「静かに溺れていく」人を救う

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え・・・めんど・・・ なんでDXってやらなきゃいけないんですっけ? ・ 予算、マンパワーの減少   リソースは減っていく。 ・ 変化の激しい社会   「走りながら」ユーザのニーズを理解し、サービスを提供し続ける必要がある。 ・ 「静かに溺れていく」人を救う

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子どもは静かに溺れます 「目を離さない」だけでは解決できない本当の理由 https://www.buzzfeed.com/jp/masahikosakamoto/dekisui-yobou

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新型コロナの相談ダイヤルを 運営していました。

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文章が苦もなく読める 政府や自治体からの情報に気づく 読んだ制度が自分にあてはまるかどうか理解できる 必要な書類を自分で集められる パソコンやスマホ、ネット環境がある 住所がある 電話番号がある 自分で必要な情報を入力できる わからないことがあったら相談できる人がいる 期日内に申請できる時間的余裕がある etc…… 手間と比べ申請するメリットが理解でき、モチベーションが湧く

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なんでDXをしなければならないのか ・ 予算、マンパワーの減少   リソースは減っていく。 ・ 変化の激しい社会   「走りながら」ユーザのニーズを理解し、サービスを提供し続ける必要がある。 ・ 「静かに溺れていく」人を救う   そこに助けられる・喜んでくれる人がいるから。

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DXの実現に めちゃくちゃ役に立つのが・・・ サービスデザイン思考

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サービスデザイン思考とは サービス + デザイン思考

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サービスデザイン思考とは (行政)サービスの 現状における課題を、 デザイナーのように 考えて 解決すること

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「デザイナーのように考える」とは? 「かっこよく  仕上げる」 「自然に使って  もらえるよう 仕 上げる」

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「自然に使ってもらえる」とは(イマイチな例)

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「自然に使ってもらえる」とは(良い例) 20分で できた^^ こんな簡単 でいいの?

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ユーザ理解 ユーザに使ってもらうために 最も大事なのは・・・

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ユーザ理解がないと 良い制度なのに なんで使ってもらえ ないんだろう?

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スタートアップもユーザ理解を 最重要視している DOORDASH ウーバーイーツのようなフー ドデリバリーサービス。 初期は創業者や開発者達 が自ら自分たちでデリバリー をしていた。 Airbnb バケーションレンタルサービ ス。 創業者が全員で、サービス を使って宿泊しているユー ザの元を訪ね、時にはユー ザと一緒に泊まり対話をして いた。 Lugg モノを運んでくれる人をオン デマンドで派遣するサービ ス。 初期はIKEAの駐車場で、創 業者達が自ら荷物を積み込 んでいた。

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調査事業じゃだめなの? ・一次情報でない ・事業として成果を出さなければいけない  バイアス ・調査事業でよくやるアンケート(定量)調査は  仮説形成には向かない

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たくさんの 人から ひとつの ことを知る (検証) ひとりから たくさんの ことを知る (発見) https://webtan.impress.co.jp/e/2014/10/16/18412 定量調査(アンケート) 定性調査(インタビュー)

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ユーザ理解をするには ペルソナ 同化 プロト タイプ まずはこの3 つから始め よう

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ペルソナ:典型的なユーザ像を具体的・現実的に描 く https://ferret-plus.com/8116

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ユーザとの同化 半構造化インタビュー https://speakerdeck.com/tumada/kasutamamanianinarou ユーザと同じように暮らす、やってみる ワーケー ションに行 こう

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チラシを作っ てユーザへ プロトタイピング 企業 行政 試作する 実際に 売る

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DX→サービスデザイン思考  サービスデザイン思考→ユーザ理解   ユーザ理解→   「ペルソナ」「同化」「プロトタイプ」 ここまでのまとめ

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デザイン思考の実践例 http://policylab.shiga.jp/

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これからの働き方 don’t carry the world upon your shoulder. みんなの課題はみんなで考えよう。 「みんなで考える」をデザインしよう。 (そのためにもオープンデータ化は前提条件)

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・ペルソナに会いに行こう ・インタビューに慣れてユーザマニアになろう ・一人で・行政職員だけで考えるのをやめよう (家族、友人、民間企業、DXアドバイザー) 明日からできるサービスデザイン思考