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KURAND VISIONING Digital Book 2022

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Contents メッセージ 03 NEW VISION 11 VISIONING Structure 18 26 生まれ変わるKURAND インタビュー�� 56 クラフト酒 インタビュー�� 浸透に向けて 87 デザイン資料 79 クレジッ ト 96 What is クラフ ト酒 48

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KURAND VISIONING Digital Book Message メッセージ 新しいKURANDビジョンを浸透させ、 KURAND全員が力を加えれば、 力強く前に進める時代へ ビジョンに共感だけでは弱い。 ビジョンを自分事化するメンバーへ。 「のような」 ではなく、 「らしさ」 を基準に

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経営ビジョンをアクションまで一気通貫するこ とで、 これからのKURANDは、 新たなカタチで お客さまと 「再会」 します。 「再会」 という一瞬の 出来事を、 これからのKURANDの一歩一歩の歩 みに繋げるために。 ৽͍͠KURANDϏδϣϯ Λਁಁͤ͞ɺ KURAND શһ͕ྗΛՃ͑Ε͹ɺ ྗڧ͘લʹਐΊΔ࣌୅΁ 01 02 03 01 メッセージ ��

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今後も人を思う、 考えるという眼差しは変わりま せん。 従来のようにお客様の希望に応えてきたこ と、 今後、 お客さまに新しい幸せのカタチを提案 すること。 意味は同じですが、 本質的には大きく 異なるのです。 お客さまが求めるKURANDから お客さまに提案できるKURANDに歩みを進めま す。 共感から行動へ。 受け取りから投げかけへ。 お客さまの依頼に応えるのみならず、 全員でお客 さまに価値を提案し、 全員で提供するKURAND へと、 生まれ変わります。 ͜Ε·Ͱͷ ʮ͓٬͞·໨ઢʯ ͱ ͜Ε͔Βͷ ʮ͓٬͞·໨ઢʯ 02 03 01 メッセージ ��

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KURANDの未来に共感し、 情熱を持って働いて きたKURANDメンバーに、 KURANDのビジョン がより深く浸透し、 日々の業務から判断に至る まで確信を持ってアクションし続けるために。 ʮྗΛՃ͑ͯɺ ྗڧ͘લʹਐΉʯ ͷ͸ KURANDϝϯόʔ 02 03 01 メッセージ ��

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メッセージ 02 Ϗδϣϯʹڞײ͢Δ͚ͩ Ͱ͸ऑ͍ɻ ϏδϣϯΛࣗ෼ࣄԽ͢Δ ϝϯόʔ΁ 02 03 01 ��

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「力を加えて、 力強く前に進む」 ためには、 巨大 な船KURANDの舵を取る経営陣という操舵手 たちから更に範囲を広げ、 船に乗るクルーたち がビジョンに向かって稼働する必要がありま す。 このVISIONING Digital Bookには、 「KURANDのビジョンへ の共感」 から、 「KURANDメンバー全員がビジョンを所持し、 アクションする」 という自分事化を求めるメッセージが込め られています。 02 03 01 メッセージ ��

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ʮͷΑ͏ͳʯ Ͱ͸ͳ͘ɺ ʮΒ͠͞ʯ Λج४ʹ 02 03 01 03 メッセージ ��

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「お酒の新しい価値をつくる」 「世界中のあらゆ る人々の人生に、 楽しさ、 豊かさ、 幸せを届け る」 を実現するという山頂に向かうまでに、 登山 道を開拓しなければなりません。 そこには、 順番 や判断があります。 それを私たちは 「山の登り 方」 として話し合いを重ねました。 今までは具体的なモデルに向かってきました が、 そのモデル 「のような」 道を歩むのではな く、 ビジョンやストラクチャーに基づいた判断、 行動によって、 KURAND 「らしさ」 に満ちた登山 道をつくり、 歩みます。 02 03 01 メッセージ ��

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KURAND VISIONING Digital Book NEW VISION 新しいビジョン

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KURANDメンバーが����年までに目指す、 経営とサービスの目標を 一言で指し示す言葉 Vision Ϗ δ ϣ ϯ

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お客さまにとって、 KURANDという企業、 そしてサービスはどのように 成長していくのかを表したKURANDのビジョン。 Ϋ ϥ ϑ τ ञ ͷ ੈ ք Λ ͻ Β ͘ ỏ ೔ ຊ Ұ ʹ ͗ Θ ͍ ỏѪ ͞ Ε Δ Φ ϯ ϥ Π ϯ ञ ԰ Ố ͠ ỵ Vision Ϗ δ ϣ ϯ ��

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KURANDが社会で 成し遂げるものごとへの 意気込みと約束 Slogan ε ϩ ʔ Ψ ϯ

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Slogan ε ϩ ʔ Ψ ϯ ͻ Β ͚ ʂ ͓ ͞ ͚ ��

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お客さま目線で語り直す言葉 Statement ε ς ʔ τ ϝ ϯ τ

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Statement ε ς ʔ τ ϝ ϯ τ ೉͍͜͠ͱɺ Ұ੾φγɻ ޷ح৺ͷ޲͘··ʹɻ ͍ΖΜͳ͓ञΛຯΘͬͯɻ ະ஌ͳΔग़ձ͍Λָ͠ΜͰɻ ͍ͬ͠ΐʹΫϥϑτञͷੈքΛ ͻΒ͍͍ͯ͜͏ɻ ��

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KURAND VISIONING Digital Book VISIONING Structure �本のお酒ではなく 生活をみよう 「日常的な非日常」 を 矛盾をどちらも愛する

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structure KUR AND KURAND ���� リブランディングは、 KURANDのビジョン を中心に、 ブランドを一貫させるVISIONINGという手法で 行われています。 言葉やロゴ、 Webデザインというクリエ イティブアウトプットの前に、 経営チームやリブランディン グパートナーのNEWPEACEの判断の軸として作成したの がこの、 VISIONING structureです。 その中から、 これか らのKURANDメンバーの仕事の判断軸となる、 最も大切 なものを明らかにします。

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ਓʑͷຖ೔ͷੜ׆ʹɺ ඇ೔ৗΛಧ͚Δ Service guideline VISIONING structure KURANDがお酒を通じて届けるのは 「日常」 でも 「非日 常」 でもなく 「日常的な非日常」 です。 疲れた夜にコンビ ニで買う缶チューハイは日常的なお酒。 華やかなパー ティーで開けられるシャンパーニュは非日常的なお酒。 KURANDが届けるのは、 既に存在するお酒ではありま せん。 SNS映えだけするお酒ではなく、 親しい友人に シェアしたくなるお酒。 海外旅行で飲むお酒ではなく、 毎日の生活の中で少し日本のどこかに旅した気分で思 い馳せられるお酒。 毎日一生懸命に生きる私たちなりの 息抜きになるようなご褒美、 大切な時間。 日常の中で、 非日常を演出するのが、 KURANDが届けるお酒です。 ʮ೔ৗతͳඇ೔ৗʯ Λ ��

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C HECK !! 一 時 的 で ︑ 話 題 に な る こ と を 優 先 し た 浅 い イ メ ー ジ で は な く KURAND の お 客 さ ま の 日 常 を 深 く イ メ ー ジ し た 商 品 を ︑ 届 け ら れ て い ま す か ? C HECK !! 日 常 で も な く ︑ 非 日 常 で も な く ︑ ﹁ 日 常 的 な 非 日 常 ﹂ を コ ン セ プ ト に 業 務 を 判 断 で き て い ま す か ? Service guideline VISIONING structure ਓʑͷຖ೔ͷੜ׆ʹɺ ඇ೔ৗΛಧ͚Δ ʮ೔ৗతͳඇ೔ৗʯ Λ ��

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KURANDが届けるのは、 �本のお酒ではなく、 人間の 「日常的な非日常」 な体験です。 ����年、 KURANDメ ンバーとして街を歩いたとき、 さまざまなお酒を見て、 学 んだり、 健全なライバル意識を持つかもしれません。 し かし����年に向かうKURANDの道では、 人々の生活に 溶け込む非日常的な体験すべてが、 同じ価値を届けよ うとする、 未来の隣人として目に映ります。 まずはそうし た体験を届けている売り場を見てみましょう。 ターミナ ル駅で綺麗になった百貨店、 駅ビルにある洒落た食品 屋さんや、 少し贅沢なスーパーやコンビニ。 �本のお酒 という 「物」 を届けるのではなく、 お酒の向こうにある 体験を届けるのがKURANDです。 ະདྷͷྡਓ͸ ຊͷ͓ञͰ͸ͳ͘ɺ ମݧ͢΂ͯ Future Neighbours VISIONING structure ຊͷ͓ञͰ͸ͳ ͘ ੜ׆ΛΈΑ ͏ ��

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Future Neighbours VISIONING structure C HECK !! 街 を 歩 い た と き に お 酒 そ の も の で は な く ︑ 日 常 的 な 非 日 常 な 体 験 す べ て ︑ 自 分 と 強 く 関 連 の あ る も の と し て 見 て い ま す か ? ະདྷͷྡਓ͸ ຊͷ͓ञͰ͸ͳ͘ɺ ମݧ͢΂ͯ ຊͷ͓ञͰ͸ͳ ͘ ੜ׆ΛΈΑ ͏ C HECK !! 美 味 し い お 酒 を 届 け る の は こ れ ま で も こ れ か ら も ︒ そ の 向 こ う に あ る 体 験 を 届 け る こ と に 向 か っ て 仕 事 が で き て い ま す か ? ��

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手作りで個性があるお酒を、 より多くの人に届 けようとするのがKURANDです。 誰よりもお酒 に詳しく酒質を大切にするプロフェッショナル として、 自分たちの言葉ではなく平たくわかり やすい言葉で説明するのがKURAND。 これっ て、 矛盾しています。 どちらか一方に集中するこ とは簡単です。 が、 その矛盾をどちらも愛する ことで、 KURANDは 「おさけがひらかれる !」 と 考えます。 その簡単ではないチャレンジに向か うことで、 KURANDだけが届けられる特別な体 験が生まれます。 Pain & Gain VISIONING structure ໃ६Λ Ͳ ͪΒ ΋Ѫ͢Δ ݸੑ͕͋Δ΋ͷΛ ଟ͘ ͷਓʹಧ͚Δɺ ܰ΍͔ʹ࿩ͤΔ ઐ໳Ո ��

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VISIONING structure C HECK !! 伝 え た い と い う 思 い の あ ま り 専 門 的 な 言 葉 で 説 明 し て い ま せ ん か ? ま た は ︑ 最 後 わ か り や す く す る か ら と 専 門 的 な 勉 強 を 怠 っ て い ま せ ん か ? ໃ६Λ Ͳ ͪΒ ΋Ѫ͢Δ Pain & Gain ݸੑ͕͋Δ΋ͷΛ ଟ͘ ͷਓʹಧ͚Δɺ ܰ΍͔ʹ࿩ͤΔ ઐ໳Ո C HECK !! 職 人 気 質 な マ ニ ア ッ ク な お 酒 を 閉 じ た 姿 勢 で 作 っ て し ま っ て い ま せ ん か ? ま た は ︑ ひ ろ げ る こ と だ け に 集 中 し た お 酒 を 作 っ て い ま せ ん か ? ��

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KURAND VISIONING Digital Book Interview01 生まれ変わるKURAND 友田晶子さん 一般社団法人 日本のSAKEとWINEを愛する会代表理事 トータル飲料コンサルタント 有賀裕二郎さん 有賀醸造合資会社 常務/杜氏 遠山彩華さん KURAND株式会社 広報

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�� ੜ · Ε ม Θ Δ K U R A N D INTERVIEW 01

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ネイル、 イヤリング、 着物からSNSまで。 日常の一部に KURANDがある遠山彩華さんは広報として様々な手法 でKURANDのお酒を発信しています。 自分自身がメディ アとなってお酒をひろげる遠山さんは、 生まれ変わる KURANDをどのように感じているのでしょうか。 2022೥ͷKURAND͸ େ͖ͳసػͱͯ͠ձࣾͷྺ࢙ʹ ࢒Δͱࢥ͍·͢ɻ ͦͷ࣌ظʹଟ֯తʹ͓ञΛ ͻΖ͛Δ࢓ࣄ͕Ͱ͖ΔتͼΛ ࣮ײ͍ͯ͠·͢ɻ l 遠山彩華さん KURAND株式会社 広報 生まれ変わるKURAND ��

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生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん KURANDを知ったきっかけと入社までの経緯は どのような流れだったのでしょうか? KURANDを知ったのは大学3年の秋頃に就職活動 をしている時、 お酒を嗜み始めた頃です。 お酒の印象 は正直あまり良くなかったのですが、 両親の友人で 全国の酒蔵を回るほどのお酒好きな方が、 それは もったいない、 ということで小さな居酒屋に連れて 行ってくれて、 飲み方やお酒が生まれた背景、 作り方 などを教えてくれてそこからのめり込むよ うに夢中に なりました。 同時期に就活をしている中で、 理系の学 部で研究職を考えていたのですが、 自分の好きなこ とを発信する仕事が向いているのでは、 と気がつきま した。 お酒を好きになった時期と自分が社会に出る 上で希望する仕事が重なり、 お酒を発信する仕事に 就きたいと思うようになりました。 調べている間に、 KURANDを知ってすぐに連絡すると、 面談すること になりました。 その時に、 会社のビジョンや理念を話し てく ださ って、 そこに私も強く共感し、 新卒採用はして ��

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KURANDの情報を発信することが私の仕事なの で、 その情報に基づく知識や背景などを知らないと危 険だと思っています。 発信する情報の土台作りといい ますか、 それを得るためには、 可能な限り私自身が話 しかけやすい人間でいることを心がけています。 そ う KURANDという企業で広報を務める中で、 意識していることは? 生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん いなかったので、 過去にあった店舗でのアルバイ ト を 経て入社しま した。 ��

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すると自然と情報や知識が入ってきやすい。 自分から 聞きに行かないと入ってこない状態ではなく、 自然と 周囲の方々は私に話してくれる。 そのための意識は大 切にしています。 今ではお酒の知識だけではなく、 身に着けるもの にまでKURANDへの思いが行き届いていますが、 どのようなものなのでしょうか? それも発信の一環という意識なのでしょうか? KURANDのお酒のラベルをネイルのデザインにし てから、 1年半以上続けていて、 これまで10種類以上 をネイルにしても らっています。 あとはKURANDのお 酒のイヤリングをハンドメイ ドで作ってもらっていま す。 今は着物を呉服屋に発注してお酒のボトルをポッ プに描いても らった柄になる予定です。 会社の許可を 得 ています が 、 これらは あくまでも私 物 で す。 KURANDをひろめる目的もありますが、 コミ ュニケー ションのきっかけという意識が強いかもしれません。 身につけていると声をかけられること もあります。 会 生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん ��

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生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん 生まれ変わるKURANDについて、 どのように感じていますか? 世界中の人たちにお酒の楽しさを届ける、 という ミ ッ ションがありますが、 そういう抽象的だった輪郭が具 体的になって圧縮された印象があります。 取り組むこ とが明確になっているといいますか。 広報として、 新 聞記者やテレビのデ ィ レクター、 YouTuberなど様々な メディアの方々とやりとりすることもありますが、 KURANDのスペルや発音を間違えられるなど、 社 名の認知が難しいことを感じていました。 ロゴを交え たカタカナで表記することで、 認識しやすく、 また入り 口も一段と広く なったと思います。 ただ、 酒蔵さんのよ 社の広報としてKURAND を拡げることと個人として 拡げることは多少異なりま すが、 どちらも同じく らい力 を注ぎたいという思いです。 ��

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生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん うに製造している会社でもなければ卸業でもなく、 EC の販売サイ トだけを運営している会社でもない。 今ま では1時間かけて説明することありま した。 KURAND を知っても らうことに情熱があるので積極的に話せま すが、 相手のリアクションは様々です。 そういうことも 生まれ変わることで、 解消されるのではないかと思っ ています。 ��

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生まれ変わるKURAND 遠山彩華さん �� 日々、 KURANDの商品は増えていて、 勢いもありま す。 私は創業から年表形式で会社のことについて話 せますが、 その歴史の中で今年は、 オフ ィスが移転し て、 社名が変わり、 リブランデ ィ ングもする。 KURAND として大きな転機になった年になったと思います。 「2022年のKURAND」 は会社の歴史に残ると感じて います。 そのタイ ミ ングで広報と してKURANDをひろ げる仕事ができ ることはとても嬉し く思います。 ユーザーとしてKURANDに期待すること、 そして社員としてKURANDでの目標や 実現させたいことなどはありますか?

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生まれ変わるKURAND ソムリエや国内外での広報活動、 コンテストの審査委員 など酒類業界の中で多岐に渡る活動をされている友田 晶子さん。 あらゆるお酒に触れてきた友田さんが考える 「良いお酒」 とは?そしてお酒をひろげる、 ということはど ういうことなのか?丁寧に答えて頂きました。 ͓ञΛͻΖ͛Δɺ ͱ͍͏͜ͱ͸ ͦͷ͓ञͷྑ͞Λ຋༁͢Δ͜ͱͰ͢ɻ KURANDʹ͸KURANDΒ͍͠ ํ๏Ͱ͓٬͞·ʹ຋༁ͯ͠ཉ͍͠ͱ ࢥ͍·͢ɻ l 友田晶子さん 一般社団法人 日本のSAKEとWINEを愛する会代表理事 トータル飲料コンサルタント ��

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私の原点はソムリエで、 資格取得後から30年以上が 経ちました。 ただ当初から日本で働く ソムリエとして、 自国で生まれたお酒、 日本酒も焼酎も分け隔てなく学 びたいという気持ちがありました。 なので、 肩書きとし てはソムリエではなく トータル飲料コンサルタン ト とし ています。 また、 キャリア初期から女性の活躍の場を 増やしたいと思い、 一般社団法人日本のSAKEと WINEを愛する女性の会 (通称:SAKE女の会)の活 動を2016年から続けています。 今は約2000人のお酒 を愛する人たちが会員になっていて、 男性や酒販店、 飲食店も入会してくれています。 新型コロナウイルス の蔓延前までは、 酒造さんに来てもらって試飲会など をやっていました。 その他にも様々な活動をしています が、 全体的にはお酒と女性というのが私の仕事の キーワードになっています。 現在の活動について簡単に教えてください。 生まれ変わるKURAND 友田晶子さん ��

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生まれ変わるKURAND 友田晶子さん 過去に新宿の店舗に取材に伺ったり、 渋谷にあった飲 食店のレセプションに呼んで頂いたり、 2019年に香港 で開催されたお酒の国際展示会で坂根(正敏)さんに 荻原社長をご紹介して頂いたり。 それがどの時系列 だったかは曖昧ですが、 昔ながらの酒屋と して伝統を 重んじながらも新しい展開も していて純粋に感心しま した。 その時も今も、 社員の皆さんが若くて、 活気があ るイ メージです。 こ ういう世代の方々が同世代にお酒を 届けているという意味でも好印象でした。 最も印象的だったお酒は、 みかんのリキュールがとて も美味し く て、 雑誌で記事にしたこと もありま した。 その 他のリキュールもユニークで、 どれも美味しかったこと をよく覚えています。 日本酒も飲んだことがあります が、 今までの日本酒のラベルとは違うなと思いま した。 KURANDのお酒に最初に触れた時は どのように感じましたか? KURANDのことはいつ頃知りましたか? また、 その時の印象はいかがでしたか? ��

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生まれ変わるKURAND 友田晶子さん 日本酒に関していえば、 その土地の個性が活きてい るか、 は重要視しています。 私はソムリエなので、 ワイ ンをベースに考えてしまうのですが、 ワインは国が定 めた基準で格付けされているので、 良し悪しの判断 がしやすいのです。 日本酒にはそれがありません。 な ので、 土地の個性を大事にしています。 その土地なら では、 と説く日本酒は数多ありますが、 それを飲む人 に明確に伝わるかと言われると、 正直難しいと思いま す。 日本酒は原料が米なので、 備蓄もでき るし移動も できる。 米のお酒だけど、 土地の個性を感じにくいの です。 ただ、 それは酒造さんだけの責任ではありませ ん。 私たちのよ うな発信する立場や国全体で考えなく てはなりません。 友田さんが考える 「良いお酒」 の基準は 何でしょうか? ��

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生まれ変わるKURAND 友田晶子さん ソムリエはワインを飲み手に届ける翻訳家だと思って います。 その役割をKURANDの皆さんが担うことが でき るか、 は実に重要です。 直訳ではなく、 翻訳でなく てはいけない。 しかもわかりやすく。 これは非常に難 しいですが、 まずはKURANDならではのルールを設 定することは鍵になると思います。 業界用語、 製造業 語を使わず、 ライ トに楽しみたい層とマニアックに日 本酒を学びたい層どちらにも翻訳しなくてはなりませ ん。 そのためにはあらゆる言葉や知識、 経験という名 の引き出しをどれだけ作れるかが大切だと思います。 製造から流通まで取り組んでいるKURANDだから こその翻訳方法があると思っています。 説明不足に なっても良さを伝え切ることができないし、 簡単すぎて も幼稚に感じてしま う。 その絶妙なラインに乗ることは 相当難しいと思います。 ただ、 一つ明確に言えるの は、 お客さまに知識や情報で勝ってはならない、 上に 日本でのワインのひろがりはソムリエの功績が 大きいと思います。 KURANDが同じような現象 を起こすには何が大事だと思いますか? ��

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生まれ変わるKURAND 友田晶子さん 立ってはならないと思います。 お客さま目線を大事に している酒類系会社は多くありますが、 言葉以上に難 しいことです。 ただ、 規制に捉われずに、 KURANDら しい方法でお客さまにお酒の翻訳ができる組織だと 思います。 ��

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生まれ変わるKURAND ��月末、 福島県白河市にある有賀醸造に伺うと、 杜氏で ある有賀裕二郎さんが出迎えてくれました。 酒蔵は 「理 系兄弟」 の名に相応しく、 実験室のようにも見えました。 この場所で造られるお酒について、 そして生まれ変わる KURANDについてお話を伺いました。 ݸੑͷڧ͍ਅͷҙຯͰͷ ஍ञΛ଄ΔͨΊʹ͸஍Ҭʹ ͚ࠜࠩͩ͢Ͱ͸ͳ͘ɺ ͦΕͱಉ࣌ʹ஍ҬʹͻΒ͔ΕΔͱ ྑ͍ͳͱࢥ͍·͢ɻ l 有賀裕二郎さん 有賀醸造合資会社 常務/杜氏 ��

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生まれ変わるKURAND 2014年頃に専務を務める兄の一裕と一緒にKURAND 主催のお酒のイベントに伺いました。 そこでKURAND の方々 とお会いしたのが最初です。 もちろん、 それ以前 にウェブやSNSで存じ上げていて、 私たちからアプロー チした形になります。 その場で少しお話させて頂き、 お 酒の取引の話にもなりました。 その後、 KURANDの本 社に行って具体的な話をしま した。 KURANDの商品グ ループのマネージャーを務める青砥秀樹さんが窓口で した。 青砥さんは、 酒蔵出身で酒作りのことも重々理解 されている方なので、 自然と会話が弾みました。 以前イ ベン ト で青砥さんが蔵人をされていた時に造っていたお 酒を飲んだことがあったり。 ただ、 最初は一緒にお酒を 造ろ う、 ということではなく、 弊社で力を入れていた自分 たちで造った日本酒を売って頂いていま した。 KURANDとはいつ頃から お付き合いがあるのでしょうか? 有賀裕二郎さん ��

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やはり 「理系兄弟」 を造った時でし ょ うか。 兄と私と青 砥さんで雑談をしている時に、 私が東北大学大学院 の生命科学研究科博士課程出身、 兄は薬剤師。 理系 兄弟ってすごく特徴的ですね、 その名でお酒を一緒 に作りまし ょ う、 と。 確かに耳馴染みが良く、 一度聞い たら忘れ難い名前ですよね。 2011年、 有賀醸造での お酒造りは私が中心となりました。 当初は日本酒と マッコリをお店の売り と して、 桶ごと売るよ うな大量生 その中で印象的だったエピソードはありますか? 生まれ変わるKURAND 有賀裕二郎さん ��

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産型の造り方をしていましたが、 品質が良くて美味し いお酒を飲んで欲しい、 という思いが徐々に強く なり、 大吟醸を始めと した特定名称酒の製造を開始しまし た。 しかし、 先代である父でさえ、 そのよ うなお酒の造 りの知識がない。 今までは杜氏さんに冬場に来ても らっていましたが、 手で掬えば米がどれく らい水分を 含んでいるかわかる、 つまり勘頼りでした。 自分が今 からそのレベルになるのは相当な時間がかかる。 一 方、 他の酒蔵は成分分析を数値化、 データ化している ところもある。 そこで、 自分の蔵のことを知るために、 データを取っていく ことになりました。 150kgという ミニ マムな仕込みを何度も繰り返して、 数をこなすことで 経験を積みました。 思考錯誤したのが2012から2015 年く らいです。 こ う した手仕事に力を入れ始めたタイ ミ ングで 「理系兄弟」 を造る話になったので、 余計思い 入れがあるのかも しれません。 生まれ変わるKURAND 有賀裕二郎さん ��

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緻密な酒質設計には自分たちがやってきたことが貫 かれています。 お客さまがお酒を開けて飲む時が一 番美味しいという設計です。 それが 「理系兄弟」 でも 実現できていると思います。 また、 その名前が付いた ことで、 ス トーリーが生まれたと思います。 自分たちだ けでつく ったお酒は自分たちの思いが強かった。 しか し 「理系兄弟」 という名前がパッケージになることに よって、 物語が生まれることに気づきま した。 「理系兄弟」 の製造過程での印象的な出来事、 拘った点、 そして仕上がりについてどのような 印象的な出来事がありましたか? 生まれ変わるKURAND 有賀裕二郎さん ��

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お酒の消費量の減少は色々なところで言われている と思いますが、 その中で 「地域に根差す」 ことが解決 の糸口と されており、 そこを意識する蔵人は多いと思 いますが、 簡単なことではないと思います。 その地域 の人たちが知っているだけではなく、 フラッと立ち寄 れる酒蔵は全国にいくつあるのかな、 と自分たち含め て思っています。 私は酒蔵の敷居を低く したいと思っ ています。 お酒を飲めない小学生でも自分の住む町 にお酒を造る場所があることを知って欲しいです。 地 域にひらかれた酒蔵を目指しています。 根差すだけ では閉鎖的です。 真の意味での地酒とはそ ういうこと だと思います。 ただ、 ひらいたと しても自分たちの手が 届かないところまで届けなければなりません。 そんな 時に、 救いの手となっているのがKURANDです。 こ れから生まれ変わることで、 さらに一緒にできること がありそうですし、 「クラフ ト酒」 は 「根差しながらひら く」 意味もあるのかなとふと思いま した。 地域から全国に地酒を発信することに関して どのように感じていますか? 生まれ変わるKURAND 有賀裕二郎さん ��

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有賀醸造ではマッコリ も造っていて、 その歴史は30年 以上にも及びます。 マッコリというと韓国のお酒をイ メージしますが、 実は米だけで造っている純米酒、 清酒 なのです。 いわゆる日本酒の枠組みからは外れていま すよね。 マッコリのお陰で規範やこ うあるべきだ、 という 型がありません。 だからこそ2012~15年には、 その枠 組みと向き合ったわけですが、 現在は蔵人と して歴史 を造る意識と枠組みに捉われない、 ある種の 「遊び」 の 意識を混ぜながらお酒を造っています。 KURANDに もその意識があるのでは、 と勝手ながら感じています。 KURANDとのお酒造りに関しては、 「理系兄弟」 とい う根っこは変わらないと思います。 シリーズ化も してい ますし、 「理系兄弟」 ならではの新しい形のお酒を造り たいです。 本当に兄弟を育てているかのよ うに、 成長さ せることができればと思っています。 その生まれ変わるKURANDと 新たにお酒を造るとしたら、 どのようなお酒を造りたいと思いますか? 生まれ変わるKURAND 有賀裕二郎さん ��

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KURAND VISIONING Digital Book What is CRAFT DRINK 「クラフト」 の新しい文化を担う 「クラフト酒」 定義はない。 だからこそ、 チャレンジが生まれる。 矛盾をどちらも愛する

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KURAND VISIONING Digital Book クラフト酒 坂根正敏さん サイエスト株式会社 グローバル顧問 JETRO輸出プロモーター事業専門家 滝澤英之さん 滝澤酒造株式会社 代表取締役 河地真希さん KURAND株式会社 ����年新卒社員 Interview02

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�� Ϋ ϥ ϑ τ ञ INTERVIEW 02

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クラフト酒 KURANDʹ͸঎඼ʹ΋ϝϯόʔʹ΋ ҧͬͨݸੑͱഎܠ͕͋Γ·͢ɻ ͦͷݸੑͱഎܠͷ·ͱ·Γ͕ͦ͜ ʮΫϥϑτञʯ ͳͷ͔ͳͱײ͡·͢ɻ l 河地真希さん KURAND株式会社 ����年新卒社員 河地真希さんは����年に新卒社員として入社する前か ら、 ヘビーユーザーとしてKURAND商品を愛飲し続けて いました。 お客さま目線とKURANDのメンバー目線のバ ランスを保つ河地さんは、 生まれ変わるKURANDの 「ク ラフト酒」 についてどのように考えているのでしょうか。 ��

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KURAND(の商品)との出会いはいつ頃ですか? また、 ヘビーユーザーになったのは何故ですか? 2020年8月頃にKURANDのお酒を知りました。 好き なクリエイターにM.S.S Projectというマルチユニッ ト がいるのですが、 時々YouTubeで各自がPRと関係 なく好きな商品を紹介する動画をアップしていて。 そ こでKURANDの 「BENIZUWAIGANI」 を紹介して いました。 それを見て、 いくつかのお酒含め購入しま した。 その後は、 日本酒や梅酒を中心に購入するよ う になって、 気づけばヘビーユーザーになっていまし た。 KURANDと出会う前もお酒は好きでしたが、 特 別なこだわりがあったわけではありません。 ですが、 新しいお酒と出会いたい気持ちは、 無意識にあった と思います。 これは私だけではないと思います。 お酒 が飲めるよ うな年齢になった時、 誰しも興味はあるけ れど、 機会が少ないのかな、 と。 個人差はありますが、 友人や知人から薦められても、 そこから夢中になるの は案外難しいと感じます。 私の場合はその出会いの クラフト酒 河地真希さん ��

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「場」 が巡ってきたのか なと思います。 新しい企画は社員同士の雑談から生まれることが多 いと思います。 なので、 それぞれ個性を持ったメン バー全員の意見を取り入れることが面白いと思いま す。 それに対して、 上下関係や部署などで余計な壁を 感じたことがありません。 仕事に対しても、 皆同じく ら いの熱量を持っています。 ある時、 商品に対してのお 客さまのご意見をシェアしたところ、 すぐにその商品 の出荷を止めて味を確認してレシピを改良したり、 私 たち新卒社員の意見でラベルが決まったこと もありま した。 KURAND特有の 「まとまり」 と 「ひろがり」 があ るのかも しれません。 面接、 インターン、 そして実際に入社して、 KURANDに対して面白いと感じたこと、 他の会社と違うと感じたことはありますか? クラフト酒 河地真希さん ��

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インターン期間中はリカー・イ ノベーションでしたが、 入社したらKURANDに変わっていました。 ユーザー と して、 社名とECの名前が違うことに違和感があった ので、 社名変更はポジティブに感じました。 リブラン デ ィ ングという発想は想像していなかったので、 驚きま した。 以前から未来を見据えていることは理解してい ましたが、 それがより一層具体化する印象です。 意味 があることだと感じています。 会社自体が大き く動い ているので、 新鮮さや危機感ではなく、 掲げている目 標を実現させる本気度が伝わります。 ロゴもポップで グッとひらかれた印象になりますし、 ECサイトもバ ナーやラベル、 商品名とマッチしていると思います。 そ れを私たちKURANDメンバーがお客さまにどのよう に届け、 リアクションをも らえるよ うにするのか、 未来像 を実現させることをよ り強く感じています。 入社後に社名の変更、 リブランディングなど 多くの変化を迎えていますが、 どのように感じていますか? 河地真希さん クラフト酒 ��

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クラフト酒 河地真希さん クラフト と聞く と、 クラフトビールやジンなどを思い浮 かべますが、 「クラフ ト酒」 とは何か、 と考えた時に、 個 性を指しているのかなと思いました。 KURANDのよ うに、 個性は一つの定義にまとめることはできません し、 それぞれの個性がある。 KURANDの商品は日本 酒、 リキュール、 梅酒など、 どのお酒にも個性があるの で、 そのまとま りに近い感覚といいますか。 KURANDが掲げる 「クラフト酒」 に関して、 どう思いますか? ��

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クラフト酒 河地真希さん ユーザー目線と して、 原料や製造手法などにこだわっ ている印象があります。 その中で、 KURANDのお酒の 強みの一つに、 それぞれのお酒にはそれぞれのス ト ー リーがあって、 それがお酒の名前やラベル、 味、 色など に反映されていて、 個性になっている。 このス トーリー が明確なことが大事だと思います。 特に日本酒は味が 似たり寄ったりだと思われやすいですが、 背景が異な る故に個性豊かですよね。 「クラフ ト酒」 とはそ ういうこ となのかなと思います。 言葉の意味が明確ではないか らこそ、 まだぼんやりと しているので、 新しい市場の可 能性があるのかなと も思います。 私が最初に惹かれた 「BENIZUWAIGANI」 もそ うです。 ネタ商品のよ うに見 えるけれど、 ス トーリーがはっき り していて強烈な個性 があって、 何よ り美味しい。 ラベル買いしても美味しい。 これも 「クラフ ト酒」 に通ずる と思います。 酒類業界だけではなく、 様々な領域で用いられる 「クラフト」 という言葉に対するイメージは? そのイメージとKURANDに 共通することはありますか? ��

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クラフト酒 ͓ञ͸ओ໾Ͱ͋ΔਓͱொΛܨ͙ ໊࿬໾ʹͳΓ·͢ɻ ʮΫϥϑτञʯ ͷॊΒ͔͞͸ɺ ए͍ੈ୅΍ࣾձ͕ͦΕΛ஌ΔͨΊͷ ͖͔͚ͬΛ༩͑ͯ͘ΕΔͱࢥ͍·͢ɻ l 滝澤英之さん 滝澤酒造株式会社 代表取締役 滝澤酒造は����年からKURANDとタッグを組み、 「白 那」 シリーズや 「彩那」 、 「レンガ造り」 など多彩な日本酒 を造ってきました。 代表取締役の滝澤英之さんに実際 に蔵を案内してもらいながら、 これまでのこと、 伝統や 理念、 理想と現実、 そして 「クラフト酒」 がもたらす未来 についてお話を伺いました。 ��

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滝澤英之さん クラフト酒 私たちはスパークリ ングに力を入れているのですが、 当初は発泡感が不安定で、 開けると吹きこぼれるほ 実際に一緒にお酒造りを始めた時のこと について、 お聞かせください。 荻原社長と社員の方が全国の酒蔵を回っていた 2013年に出会いました。 埼玉県東松山市にある焼き 鳥屋さんとお取引されている時に、 そこで滝澤酒造の 蔵人がお酒造りの時期ではない夏頃に働いていた のです。 その蔵人を通じてお会いしました。 その時は、 体育会系の活気がある印象でした。 若い世代に日本 酒の良さを届けたいという思い。 酒蔵のこだわりを大 切にしながらECを使用した独特な販売方法のバラン スを上手く取る柔軟な姿勢。 酒類業界だけではなく、 社会にお酒の良さを届けたいという芯の強いながら 現実的な考え方。 それらに強く共感しま した。 KURANDとの関係はいつ頃から、 どのようなきっかけで出会いましたか? その時の印象をお聞かせください。 ��

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滝澤英之さん クラフト酒 どのお酒もありま した。 しかし、 この圧力の高いスパー クリ ング日本酒を一緒に造りたいという要望があった のです。 こだわりを汲み取ってくれたのでしょ うね。 展 開したお店は元関取の方が営んでいるちゃんこ屋で した。 それもあってか 「どす恋」 という商品名を付けて ピンクの可愛らしいラベルを作っていました。 インパク トがあってキャ ッチーで面白いなと感じましたね。 今で も強く印象に残っています。 ��

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滝澤英之さん クラフト酒 私は自分たちのお酒が主役を引き立てる名脇役であ りたいと思っています。 そこに集う人たちや料理などが 主役となるよ うな、 最高の引き立て役でありたいです。 お酒はその場を楽しませたり、 そこでしか話せないこ とを生むことができます。 過度なこだわりやテリ ト リー を保護しよ う とするネガティブな印象もありますが、 日 本酒はその人自身の感覚を高めてくれるお酒だと思 います。 スパークリングに力を入れよ うと思った始まり は、 大学卒業後に東京都にある石川酒造でお世話に なり、 そこで働いた3年間の中でお酒造りを任されて いた時のことです。 醪の成分分析をしていて、 日々変 化する発酵状態の中で、 アルコール度数の高低、 酸 やグルコースの増減などのバランスが絶妙に感じる 時がありました。 要は発酵途中のお酒です。 これをい つか商品にしたいと思っていました。 私自身も若い世 代の日本酒離れを危惧している中で、 スパークリ ング 滝澤酒造のお酒のこだわりはなんでしょう? また、 スパークリングに力を入れるようになった きっかけは? ��

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滝澤英之さん クラフト酒 は未来を切り拓くお酒だと考えています。 泡酒は乾杯 酒にもなるし、 飲み口も良い。 KURANDと一緒に 造った 「白那」 と私たちがオリジナルで造ったスパー クリング。 共に改良しながらKURANDの思いと滝澤 酒造の思いが具体的に重なってきていると思います。 作り手目線になりますが、 日本酒でいえば、 世界中の お酒と並べても技術力が評価されるお酒です。 ただ、 その技術が社会に伝わっていないもどかしさを感じて KURANDの 「クラフト酒」 について、 どのように感じますか? ��

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滝澤英之さん クラフト酒 います。 それを踏まえると、 KURANDが発信する 「ク ラフ ト酒」 には酒蔵と社会の間にある境目を馴染ませ るような柔らかさを感じます。 英語でいう クラフト と日 本語でいう クラフ トでは少し違う印象があります。 その 中で、 印象的なのは明確な定義付けをせずに中間的 な良い意味での曖昧さを感じます。 そ うすることで、 入 り口が広がる印象を受けます。 クラフト=手作り、 こだ わりという印象だけではなく、 柔らかさ、 曖昧さが絶妙 に表現されていると思います。 クラフ ト酒の意味を探る と色々な考えがあると思います。 一見、 伝統だとか文 化的なものは感じませんでした。 職人の手作りだけで したが、 お聞きするとKURANDが造るお酒のソフト さ、 優しさ、 柔らかさを感じま した。 本音を言えば、 本当に良いお酒を造ればお客さまは振 り向いてくれるのではないか、 という思いは強いです。 生まれ変わるKURANDと 「クラフト酒」 に 期待することはありますか? ��

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クラフト酒 オリジナリティーがあって質の高いお酒を造っていき たいと思っています。 その中でKURANDのよ うな若い 社員が多く、 個性的でオリジナルな手法を取っている 存在は、 年齢層が高い酒造、 酒販の世界の未来を見 据える と大切だと思います。 生まれ変わるKURANDは、 例えばロゴでその柔らか さが一目で伝わるよ うになると思いますし、 これまで同 様にお客さま目線を大事にしながら、 チャレンジを続け る と思います。 滝澤英之さん ��

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͓ञΛָ͠Ή৔΍ൃ৴ྗ͕ऑ·͍ͬͯΔ ࠓ͔ͩΒͦ͜ɺ ৭ʑͳ͓ञͷಛ௃Λ໌֬ Խ͠ͳ͕Βɺ ָ͠Ή͜ͱ͕Ͱ͖Δ ʮΫϥϑ τञʯ ͸ɺ ੈքதͷఏҊϞσϧʹͳΓಘΔ ͱࢥ͍·͢ɻ l 坂根正敏さん サイエスト株式会社 グローバル顧問 JETRO輸出プロモーター事業専門家 国内外で、 約��年以上も酒類業界に携わってきた坂根 正敏さん。 KURANDとの関わりは前身の王屋時代まで 遡ります。 社会や時代の変化にお酒がどのように関 わってきた坂根さんは、 お酒の今をどのように捉えてい るのでしょうか?また KURANDの 「クラフト酒」 の可能 性をどのように考えているのか、 話を伺いました。 クラフト酒 ��

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1979年に大学を卒業してサン ト リーに入社しました。 最初は業務用の酒販店を担当するセールスで、 KURANDの前身である北千住エリアの王屋含め数 店を任せられていました。 担当は3年程度でしたが、 転職や転勤をしても度々ご挨拶には伺っていました。 王屋には新入社員としてかなり鍛えてもらいました ね。 2013年5月にはKURANDの創設メンバーを私の 転職先である香港まで連れて来てくれま した。 特に印 象に残った挿話があります。 オースト ラリア人とノル ウェー人が一緒に立ち上げた日本酒を缶に詰めてオ リジナルのパッケージで香港のお店を卸しているビジ ネスをやっている会社があって。 その日本酒を扱って いるお店に連れて行って、 その二人とKURANDのメ ンバーが話している時に、 少し変化を感じました。 日 本人が集まる現地のお店ではなく、 現地の外国人が 日本のお酒をどのよ うに触れているかを見ることが KURANDとの関係はいつ頃から、 どのようなきっかけで出会いましたか? その時の印象をお聞かせください。 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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できる現地のお店に行きたいとKURANDの皆さん が言っていたのです。 おそらく日本のお酒が消費さ れている生の現場を見たいと思ったのでしょ うね。 日 本で日本酒に馴染みのない若者にどうやって浸透 すべきかというヒントを探ろうとしていたんだと思い ます。 それ以外にも何十件も一緒に回りました。 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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実店舗が数店できて、 それぞれが生業店でしたね。 そ の様子を見ていて、 かなり実力ついたなと思いまし た。 ECもスタート して輸出も順調で、 オンライン酒屋と して確立しましたね。 僕もジェ トロで嘱託と して酒造の 輸出のサポート もしていて、 その酒蔵がKURANDと パートナーシップを築いて共につく ったお酒を出して いる蔵がいくつかあります。 例えば、 岐阜県の日本泉 酒 造と 「信 長ROCK」 というお 酒を造っています。 「ジューシー雄町」 というお酒を一緒に造っている岡 山県の利守酒造。 どこもKURANDとの取引で助かっ ている、 という声を聞きます。 製造業でありながら酒蔵 と一緒に酒を造っているKURANDに対する酒蔵の 評価は、 実直に仕事をしてきたKURANDの成長の 証ではないでし ょ うか。 これまでKURANDと関わる中で、 現在の土台が 構築されたと思うタイミングや企業としての 転換期などを感じたことはありますか? 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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若者のお酒離れは国内だけではなく欧米でも問題視 されていますが、 あま り歓迎すべき事態ではありませ んね。 お酒によって得ることができ る楽しみや経験があ ります。 そのためには 「場」 が大事なのですが、 その機 会も喪失している状況です。 そ ういう 「場」 があることを 知らせる発信もなく てはなり ません。 包括的にお酒を取 り巻く環境は危機的状況です。 現在、 酒蔵さんは全国 で約1300件あるけれど、 彼らも不安定を実感している と思います。 今は輸出が増えており、 これは確かに良 い傾向です。 しかしどんなに増えても国内の減少分を 補填できるほどではありません。 そういう意味では KURANDのよ う な多角的なお酒の楽しみ方を提供す ることが大事ですし、 日本産の酒類を経験していない 若い世代にお酒の楽しみを体験しても らう ことは重要 です。 日本酒イベン ト も徐々に増えていますが、 まだ少 ない。 そこに参加する人たちもコアな人たちで、 いつも 顔見知りなのです。 私は新しい層をお酒に取り込みた 時代性、 社会性を踏まえて、 酒類業界の現状の 課題は何だと考えていますか? 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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いと思っています。 KURANDはビジネスモデルと しても 期待できますね。 初めて日本酒を味わう よ う な層を取り込 むにはモデルがある と目指す方向が見えてき ますから。 坂根正敏さん クラフト酒 今もKURANDはKURANDだからこそ組むことができ るキャ ラクターの濃い酒蔵とお酒を製造していると思い ます。 けれども、 更に差別化した、 酒蔵ごとの特徴を生 かしたお酒造りができ ると思います。 人気のある酒があ る とほとんどの酒蔵さんはそっちに向かってしまいます。 生まれ変わるKURANDと 「クラフト酒」 に 期待することはありますか? ��

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外国の知人にも よ く言われますが、 一般的に日本酒は あま り差を感じないのです。 でもKURANDのお酒は 違いますよね。 ユーザーはそこを求めていると思いま す。 酒ガチャにしても、 色々なタイプのお酒を楽しめま すよね。 日本酒だけではなく、 焼酎、 ビール含め KURANDが酒蔵と共同開発する 「クラフ ト酒」 はそん な印象を浮かべます。 お酒の特徴を明確化させるだけ ではなく、 色々なお酒を楽しむことができ る、 そ してそれ がひろがる。 この一連の流れこそ 「クラフ ト酒」 のイ メー ジです。 クラフ トには手仕事、 地域密着、 伝統…それぞれのコ ンテンツと有機的に結びついています。 お酒に関して は、 規模感というか、 中小の蔵元が地域のお米と特 徴的な工房を使うなどテロワール的な意味があると 思います。 大手製造手法とは違うお酒のつく り方をし 「クラフト」 という言葉は様々な領域で用いられる 言葉ですが、 「クラフト」 とご自身が携わるお酒と いうカテゴリーの関わりについてどう思いますか? 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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ている。 最近はそこに新しいア イデアを加えています。 今までの日本酒造りとは違う造り方をしている酒蔵も あります。 お酒における 「クラフ ト」 にはそ ういう イ メージ があります。 例えば、 一般的には米を磨く とそれだけ香 り高いお酒ができますが、 あま り磨かないことで、 米の 旨味を生かす酒蔵もある。 香り高いお酒は人気が出 やすく付加価値を生むのですが、 真逆に振り切って、 伝統とは距離を置く よ うなお酒を造っていたり。 ただ、 地域にこだわっている。 歴史ある蔵でも新しいア イデア を取り入れつつあり ます。 坂根正敏さん クラフト酒 ��

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KURAND VISIONING Digital Book Design デザイン資料

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クラフト酒のオンライン酒屋であるクランドのロゴの組 み合わせには、 KURANDのビジョンとルーツが込められ ています。 まず、 目に飛び込む酒の文字。 酒屋文化から生 まれたKURANDは、 新しい酒屋のすがたであり続けます。 次に、 社名はアルファベットのまま、 サービスを表すロゴ タイプは日本語でカタカナに。 新しいKURANDの山の 登り方は、 日本のお客さまに届けることから始まりま す。 そして、 生まれた瞬間は名前のない猫。 招き猫であ り、 キャラクターで、 自信とたく らみを感じさせる表情を しています。 誰でも迎え入れ、 愛されるフレンドリーな 存在、 ただスマイルでお酒を販売するのではなく実は徹 底的なこだわりを潜ませる人格、 すべてこれからの KURANDのイメージです。 めでたい赤色も、 前身である 王屋の看板の光を感じ、 オフィスが地域猫にひらかれて いた時代も思い起こさせます。 すべて、 これからとこれまでの私たちを表現しています。 サ ー ビ ス ロ ゴ ��

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ク ラ ン ド の ロ ゴ が で き る ま で 酒の文字の 「 氵 」 は、 新しいお酒 をいち早く街へ届けようとした 江戸時代のレースである新酒 番船の帆や、 旅路である海を模 している。 ��

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デザインの組み方は数百通りの中からセレクト。 「クランド」 は信頼感や挑戦心をボールドで表現しつつも、 遊び心を加え るために、 ミリ単位で設計されている。 ��

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猫の表情や腕の太さや表現も 何百通りの案の中から、 クラン ドのコンセプトを最も示す、 こ の招き猫へたどり着いた。 ��

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ロゴの展開例

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オンサイン酒屋 「クランド」 のWebデザインも、 ユーザーの体験が 「ひら け!おさけ」 に適うよう、 見た目だけではなく、 ユーザー体験から設計。 ��

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KURAND VISIONING Digital Book To Social Impact 浸透に向けて 今、 改めて大事にしたいこと なにを浸透させるのか なぜ社内浸透させるのか 浸透のプロセス 浸透メッセージ

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KURANDは����年、 経営ビジョンを日々の アクションに一貫させることで、 新たなかた ちでお客さまと再会します。 その、 再会を作り 上げるのが、 今回のリブランディングという 取り組みです。 KURAND VISIONING Digital Book ʹࠐΊͨࢥ͍ ��

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KURAND VISIONING Digital Book ʹ ࠐ Ί ͨ ࢥ ͍ KURAND VISIONING Digital Bookを読み終 わったKURANDメンバーに伝えたいこと。 そ れは、 今日から新たなKURANDの歩みが始 まり、 再会という出来事を、 KURANDメン バー全員で、 ����年まで継続するアクション にしなければならないということです。 KURANDは、 今までもこれからも、 お客さまに お酒の価値を届ける企業です。 では、 これから 具体的に何が変わるのでしょう ?皆さんの日々 の業務や努力は、 どのように変わるでしょう か ? その答えがすぐに思い浮かばなければ、 繰 り返しこの本を開き直し てみて ください。 ��

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KURAND VISIONING Digital Book ʹ ࠐ Ί ͨ ࢥ ͍ KURANDはこれまでも、 私たち全体の目標 に向かって、 チームKURANDで邁進してきま した。 それはKURANDの強みのひとつ。 です が、 これから始まるのは、 皆さんがKURAND のビジョンに向かって、 判断し、 選択しなが ら歩み続ける日々です。 「共感する時代」 を 越えて、 ひとりひとりがKURANDのビジョンを 「つく り上げる時代」 に移っていきます。 進む道の先には、 KURAND自身が価値を語 らなくても、 社会がKURANDの取り組むこと に対する価値を語って くれる未来が待ってい るはずです。 ��

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今回KURAND社内でなぜ、 ビジョンを共有 し合うことを目指すのか。 それは、 KURAND メンバーが道に迷わず、 高速に成長しなが らビジネスを通じてお客さまに価値を届け るためだけではありません。 未来の社会に おいて、 KURANDのビジョンを社会に浸透 させるためです。 KURANDϏδϣϯͷ ະདྷͷࣾձ΁ͷਁಁΛ ໨ࢦͯ͠ ��

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KURAND Ϗ δ ἀ ϯ ͷ ະ དྷ ͷ ࣾ ձ ΁ ͷ ਁ ಁ Λ ໨ ࢦ ͠ ͯ 未来の社会に、 KURANDのビジョンを浸透さ せることは、 KURAND社内が同じビジョンを 強固に共有し合うことがなければ、 成し遂げ ることができません。 KURANDは����年に 向かい、 飛躍的な成長を目指します。 それは、 今の�倍から��倍の価値を社会に届けるとい うことです。 KURANDのメンバーは、 KURANDに共感する メンバーではなく、 KURANDのビジョンを共 につく り上げるメンバーです。 見たことのある 「っぽい道」 を歩むのではなく、 「KURAND の山の登り方」 で歩んでいきましょう。 ��

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社 会 浸 透 社 内 浸 透 N E W K U R A N D V I S I O N 明 日 か ら 始 ま る ︑ N E W K U R A N D の 歩 み

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Next Step → 理解する 日々、 使えるようになる 「勉強や刺激になった」 で終わ らせず、 KURANDの日々の業務 にどのように反映させることが できるか、 ディスカッションを 開始する KURANDメンバー全員が 同じようにVISIONING Digital Bookを読む KURANDメ ン バ ー は 全 員、 日々の業 務がNEW KURAND のビジョンを実現するものかど うかで、 判断し、 選択し続ける KURAND株式会社は、 KURAND のビジョンを実現してゆくメン バーが、 ヒーローになれる環境 を作り上げていく 1 2

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KURANDメ ン バ ー 以 外 に 文 化 を 拡 げ て い く NE W KURANDを実感する KURANDのビジョンが私たちだ けの手を離れ、 社会に拡がって 行ったとき、 どんな景色が待って いるでしょうか? 3 4 お客さまやKURANDのパート ナーの表情はどのように変わ るでしょう?どんな表情をして いるでしょう?そのとき、 あな たは何を感じるでしょうか? KURANDメンバー の 取り組 み に、 お客さまや酒蔵さんなど、 KURANDに関 心や関 係を持 つ 人々を巻き込んでいく

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お酒の新しい価値を生み、 世界中のあらゆる人々の人生に、 楽しさ、 豊かさ、 幸せを届ける未来を 本当に実現するために。 ひとりひとりのビジョンに 基づいた歩みが、 KURANDの登山道を切り拓きます。 KURANDͷϏδϣϯʹ ڞײ͢Δϝϯόʔ͕ू·Δ࣌୅͔Β KURANDϝϯόʔશһ͕ Ϗδϣϯʹج͍ͮͯ൑அ͢Δ࣌୅΁

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����年��月9日 初版発行 ©����️KURAND株式会社 Director Yuki Yamada Art Director YOPPY Designer Riku / Mahiro Kamioka Project Manager Ryo Kirino Editor Kiwamu Sekiguchi Published by Produced by Staff Credit