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©MIXI ©MIXI リーダーのいないチームを作ってみた! ALICE KIM 開発本部 CTO室 QA1グループ マネージャー

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©MIXI ⽬次 ⾃⼰紹介 事例紹介 プロセス改善について リーダーのいないチームの運⽤について まとめ

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3 ©MIXI MY NAME IS ALICE 開発本部CTO室QA1グループのマネージャーをやってます! 開発本部は横断組織で、QA以外のグループも横断して動いてます。 そのため、担当プロジェクトが部署によってタイプが違います。 各⾃プロジェクトに合わせてQAの領域を展開しております! 効率よく動けるようにプロセス改善、プロセス構築をやっている プレイングマネージャーです! QA業務と、マネジメント業務で業務量はめちゃくちゃ多いですが、楽しくやらせてもらってます もちろんやらなくて良いですが、⾃発的に⾃分がやります!って⼿を挙げています! わくわく! これ実はセリフなのですが、わかる⽅いますか?

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44 ©MIXI ⾃⼰紹介パート2 今⽇のLTの内容ととても深い関連性があるので、 ⾃⼰紹介を⻑めにさせていただこうと思います! ⾃⼰満とかではないので許してください! それでは引き続きですが、 わたしの普段のお仕事内容について少しお話しさせてください! お仕事で私が⼀番業務で気をつけていて、やっていることは 「たくさん雑談をする」です! 雑談をすることで、気軽になんでも話ができるようになり、相談や提案もしやすくなります。 もちろんステークホルダー全員での雑談です! 強制ではなく、推奨ですが、皆さん楽しく雑談しながらお仕事されております。

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55 ©MIXI 普段私が仕事で気をつけていること 雑談をすると効率が下がるのでは? と思う⽅がいらっしゃるかもです! 私の経験上の話にはなりますが、雑談ができる現場とできない現場両⽅⾒たところ、 雑談ができる現場の⽅が効率がよかったです! はっきりとした理由はわからないですが、私のマイルールでもある 「楽して楽しく仕事をする」と繋がっていると思います。 楽しく仕事ができると、⼈は能動的になり、効率が上がる経験を今までたくさんしてきました。 今もそれができるような環境づくりを頑張っております。

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66 ©MIXI 普段私が仕事で気をつけていること2 それで私が普段やっていることを少しだけお話しします! 私から雑談をたくさんする! 笑顔デフォルトで!(これはリアル笑顔がデフォルトなのでよかったところです!) Slackでコミュニケーションをとる時は絵⽂字‧リアクションをたくさん使う!  ー声や、表情、⾝振り⼿振りでニュアンスが伝わらないため! ⾃分が楽しく仕事をする! どうしたら楽できるか検討する!  ーこれで⾃然と効率が良くなります  ーただし、⼗分なスキルを持っていないと、いざとなった時に使えるスキルがないので、普段か らいろんなスキルを取得しておくことをお勧めします!(資格をとれ!と⾔ってるわけではなく) 上記を⼼がけてQAの⽴ち上げをしたり、うまく回っていないプロジェクト⼊って、プロセスの改善 を⾏っています!

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77 ©MIXI 普段私が仕事で気をつけていること3 プロセス改善で何してるのkwsk 本当に改善してる? 具体的に説明できる? というお話し気になると思います!! 本当に改善できてます!! あり得ないと思うかもしれませんが、 笑顔でたくさん雑談をするといつの間にかみなさん⼼を開いてく れていて、 ⾃然とコミュニケーションの質が上がっていくのです。 それでは肝⼼なプロセス改善、チーム作りでの試⾏錯誤について 先にお話しさせてください!

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©MIXI プロセス改善の試⾏錯誤 不器⽤の国のアリス

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9 ©MIXI 試⾏錯誤 私はすこぶる不器⽤の国の⺠なので、たくさん失敗します。 ただしそれを繰り返さないように頑張って⽣きております。 たくさんの失敗談があるのでしくじりLTもできますが、 今回はチーム作りで失敗した経験談を少しお話しして、 本格的にリーダーのいないチームの運⽤についてお話しできればと思います! 主に私はすでに存在しているチームに⼊って、プロセス改善を⾏うので、 最初はいつも慣れてない⽅たちに囲まれてチラチラと様⼦⾒をします。 その時に怪しまれることが多く、余計にチームを乱してしまうのでは?と 誤解されることが多くあります。というかいつも最初はそう思われてると思っています! この場合どうして対策してるの? と聞かれるのが⾃然な流れかと思いますが、みなさまもそう思いますか? 回答をしますと、笑顔で雑談をする作戦をここで使います! お仕事やプライベートで失敗したことない完璧な⽅っていらっしゃいますか?! いらっしゃいましたらぜひ仲良くなりたいのでコンタクトください!!!

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10 10 ©MIXI 試⾏錯誤2 改善案を出した時にステークホルダーからリジェクトされる! 個⼈的にこれが⼀番⼼痛いし、難しくて、わくわくするところです。 プロセス改善もパターン⼀つで解決できたらどれほど嬉しいことでしょう。 しかし、100個のチームがあったら100以上の改善⽅法が必要になります。 楽しく仕事するための提案でも規模‧スケジュール‧タイミングによって適切な提案でもリジェク トされてしまう場合があります! 焦らずにPlanBを差し出せるように、複数のプラン(提案‧改善点)を⽤意してます! 最初から複数のプランを考えて提案するようにしています。 複数の選択肢から⼀つ選ぶとなった⽅が、気持ち的にも効率的にも嬉しいものです! 全部リジェクトされることもあるので、最初から⼿札を全ては⾒せませんが、 複数提案した⽅がこれどうでしょ!!より採⽤されやすいです。 こっそり推しの提案を後ろに⼊れてると採⽤されやすい気がしています ※この部分に関しては本当に気がしているだけです!分析まではしてません‧‧!

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11 11 ©MIXI 試⾏錯誤3 前のページでは改善案を提案するところの話をしました。 今回は実際受け⼊れられた提案を使う段階での試⾏錯誤の話をします! 改善提案が受け⼊れられ、それを実際適⽤させるのはもちろんですが、別の話です! 適応するタイミングでよく出てくる懸念点について ⼀番よく遭遇するのは、元々のプロセスを維持してしまう「慣れ」です その慣れをなくすために、毎回告知したり、 わかりやすいところにFIXした内容をアナウンスしたり、 説明会を開いています。 上記をある程度やると新しいプロセスが定着し始めます。

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©MIXI リーダーのいないチーム作り リーダーのいないチームってうまくいく?!

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13 ©MIXI リーダーのいないチームの運⽤ 結果から⾔いますとうまく⾏ってます! そして安定もしてます! ただ、これはメンバーの相性、性格など調整が必要になるかもしれません なぜ、このような施策を試したのか? それはうまく⾏っているのか?

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14 14 ©MIXI リーダーのいないチームの運⽤2 なぜこの施策を試すようになったかというと、 私が複数プロジェクトのプロセス改善をしていて、QAの業務まで⼿を出せる余裕がなかったため、 メンバーたちが能動的に(⾃発的に)タスクを取ってもらったらその分余裕ができそうと思いまし た。 メンバーたちがタスクの確認ができ、 進捗がわかって、スケジュールの調整が可能であれば、 各⾃でタスクを取ってもらうことが可能だと思いました。 そこで気づいたのが、リーダーがいてトップダウン形式のプロセスだと リーダーに上記仕事を求めてしまい、結果的にタスクの全体が⾒えてない状況になってしまうこ と。 なのでリーダーをなくそう!と思いました。

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15 15 ©MIXI リーダーのいないチームの運⽤3 リーダーがいなくてもスケジュールがわかるよう、 Dashboardを作成し、誰もがタスクの状況確認ができるようにしました。 合わせてリーダーしか参加してなかったMTGに全員招待しました。 最初はステークホルダー側もQA側も慣れていなくて、私も今まで通り参加し、 フォローをしました。 MTGでも発⾔をリーダーに任せたりしていたので、 タスクの担当者が発⾔するようしました。 ステークホルダー側とも直接コミュニケーション取ってスケジュールの調整をしたり、 タスクの質問や、提案もできるようになりました。

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16 16 ©MIXI リーダーのいないチームの運⽤4 また最初にDiscriptionに書いているようにQA3名で、全体30名の⼩さい規模の運⽤と、 QA7名で全体86名の⼤規模の運⽤を⾏なっております。 規模感が違うことは、チーム運⽤している⽅にはわかるかと思いますが、 とても⼤きな差になります。 しかし、私はこのリーダーのいないチームを作るに当たって、 ⼆つのチームで別の動きはしていません。 どちらも同じく、スケジュール管理ができるように タスクの可視化を⾏い、ステークホルダーと直接コミュニケーションが取れるような 環境を作りました。 今現在メインで担当しているプロジェクトも同じくリーダーのいないチームの運⽤をしたいと思 い、⽔⾯下で動いております。

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©MIXI 最後に‧‧‧ おまけもあります!

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18 18 ©MIXI まとめ プロセス改善を⾏っていて、複数のプロジェクトを担当したり、転々としている私ですが、 とりあえず、最初はスクラムの⼀員として受け⼊れられるまで雑談をします! 環境づくりはたくさんの失敗を伴います。 めげずに皆様も楽しく働きやすい環境を作って⾏きましょう! リーダーのいないチームを運⽤できるようにするためには、 メンバーが誰かに確認せずとも全体のスケジュールやバックログ、⾃分のタスクがわかるよう 環境を作る必要があります。 それができているため、ちゃんともう離れてほぼノータッチ状態で、複数のプロジェクトを担当し ております! とんでもない理想の話に⾒えるかもしれないですが、ちゃんとスクラムを理解し、 スクラムメンバーとしてどのような動きをすべきかを考えた上で、上記の働きかけをしておりま す!

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19 19 ©MIXI おまけ 時間が⾜りなかったので端折ってしまってる部分があると思いますが、 やっていることは伝えました! これで皆様もリーダーなきチームの運⽤ができると思います! 最初少し触れましたが、 ステークホルダー含めてメンバーの相性、性格も関わってくるので、 もしどうしても合わない⽅がいたら思い切ってメンバーの交代を⾏うのも対策です! 私は運が良かったので、メンバーの交代なしで運⽤できました。 もちろん最初からうまく⾏っていたわけではないですが、 そもそも雑談して楽しく仕事をする環境が整っていたので、 メンバーの皆様がこの施策に慣れるまで時間はさほどかかりませんでした! 運もお仕事スキルなのでしょうか‧‧?

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20 ©MIXI 終わり お待ちしております! みなさんとのコミュニケーションとてもわくわくです! スクラムについてもたくさん教えていただけると嬉しいです! 学びたいです! コンタクト X(Twitter) @projectalice722 気になることたくさん出てきたかと思いますので、 気軽に質問、ご連絡ください!

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