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問題解決の促進 New Relicの導入から全社活用までの道のり 牛尾 哲朗

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自己紹介 牛尾 哲朗 弥生株式会社(2016年3月~) 開発本部 次世代プロダクト開発 テックリード Windowsネイティブアプリ(前職) → ML系 → 新サービス(クラウド)のアーキテクチャ検討・開発 ラーメン二郎が大好き!!

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弥生株式会社 弥生会計などの業務ソフトを開発・販売

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弥生株式会社 日本の小規模企業、中小企業の事業を支えることが弥生のミッション

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弥生株式会社 会計ソフト、クラウド会計ソフト市場でシェアNo.1 登録ユーザー 250万以上 会計ソフト販売本数 シェアNo.1 クラウド会計ソフト 利用シェアNo.1 ※1 ※2 ※3 ※1 2021年9月現在 ※2 業務ソフト市場における弥生製品のシェア:第三者による市場調査をもとに独自集計(対象期間:2020年10月1日~2021年6月30日) ※3 MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2021年4月末)」

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「監視」から「オブザーバビリティ」へのステップアップ 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 ● New Relic 導入 ● 全社利用の 開始 ● 利用推進チームの 立ち上げ Getting Started: 計測を始める Reactive: 受動的対応 Proactive: 積極的対応 Data Driven: データ駆動

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監視 サーバー監視の目的で「Zabbix」や「Mackerel」を利用 監視の主体はサービスの開発チームではなく、運用チーム 障害発生時は、運用チームから開発チームに情報が連携される 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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導入:計測を始める 2016年から、一部のサービスに「New Relic」を導入 New Relicの日本法人がまだ設立されていなかった時代 導入と運用の主体は開発チーム 利用していたのは「APM」と「Browser」 成熟度モデルでいう「0: 計測を始める」の段階 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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導入:計測を始める 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 認証認可システム 基幹システム New Relicを導入していたのは極一部のサービスのみ

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導入:計測を始める 開発チームを跨るAPIの呼び出しについては、Traceできていなかった 自チームが開発・保守しているAPIのTrace 他チームが開発・保守しているAPIはTraceできない 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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全社利用の開始:受動的対応、積極的対応 認証認可システム 基幹システム 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 New Relic社の協力のもと、弥生全体のサービスや基盤への導入開始

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全社利用の開始:受動的対応、積極的対応 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 開発チームを跨るAPIの呼び出しについても、Traceできるようになった 自チームが開発・保守しているAPIのTrace 他チームが開発・保守しているAPIのTrace

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全社利用の開始:受動的対応、積極的対応 「APM」や「Browser」に加え、 「Infrastructure」や「Synthetics」、「Alerts&AI」の活用も徐々に進めた 成熟度モデルでいう「1: 受動的対応」や「2: 積極的対応」の段階 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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利用促進チームの立ち上げ:積極的対応、データ駆動 New Relic TFC(Technical Field Community) New Relic利用のコアメンバー会 New Relic社から勉強会等の支援を受けて、 弥生内でNew Relicの利用を推進するSpecialist集団 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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利用促進チームの立ち上げ:積極的対応、データ駆動 役割 New Relic社と弥生のエンジニアの間に立って、 New Relicに関する情報の集約と展開を行う メンバー 各製品サービスや基盤系システムのチームから1~2名程度選出 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 New Relic社 New Relic TFC 弥生のエンジニア

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利用促進チームの立ち上げ:積極的対応、データ駆動 活動実績 New Relic社と合同でキックオフを実施 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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利用促進チームの立ち上げ:積極的対応、データ駆動 活動実績 全開発者向けに New Relic説明会を実施 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

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まとめ  サービスを導入するだけでは、成熟度は進まない  関連するサービス全体で、オブザーバビリティを高める必要がある 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 ● New Relic 導入 ● 全社利用の 開始 ● 利用推進チームの 立ち上げ

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オブザーバビリティを高めて サービスの改善を加速させましょう

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弥生株式会社では一緒に働く仲間を募集しています https://www.yayoi-kk.co.jp/company/recruiting/engineer.html