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簡単だけどものすごく便利なTIPS ~AMeDASデータをSORACOMで活用する方法~ 2024/4/6 SORACOM UG #19 ~SIMの日を祝おう~ LT 株式会社シードプラス 前嶋武

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この発表の概要 ・長野県の古民家再生+農業の手伝いを2023年から開始。 ・350km離れた農地でIoTを役立てるための基礎を作ることにした。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica 長野は涼しいから、 草刈りは楽だと勘違いしている人 (例)⇒ Page 2

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参考にしたURLに関して 2024/4/6 Page 3 By SEEDPLUS @anysonica 文中に、今回AMeDASデータを取り扱うに際して参照させて いただいたウェブサイトのURLを掲載しています。 参照させていただきました皆様に感謝申し上げます。 今回、温湿度を観測していますが、あくまでも個人利用の事 例を扱っております。

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(株)シードプラスの紹介 2024/4/6 前嶋 武 プラントメーカー営業、 教育系コンサルタント会社企画部門、 切削油剤アプリケーションエンジニア 業務用機械製造会社を経て 2019年7月に独立。 2020年よりIoT分野のビジネスに参画 ㈱ソラコム 認定済ソリューションパートナー SORACOM UG MVC2022選出 SORACOM UG もくもく会に毎回参加中 SORACOM Lagoonの個人ブログ開設 AWS クラウドプラクティショナー @anysonica http://www.seedplus-jp.com By SEEDPLUS @anysonica Page 4

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あの古民家はどうなった? (2023/9からの続き)

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古民家は、長野県の上田エリアにある。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 6 「魔改造の夜」でもおなじみの、H置電機さんから30分ぐらい。人口4000人の村に、古民家はあります。

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2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 7 すばらしい自然。

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…のなかで元気に草刈り(2023/9)。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 8 土地(農地ほか)が3000坪以上あり、頼まれて草刈りをした。埼玉よりは楽。

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2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 9 ・・・の結果、いい感じに(2024/4) 20*30=600m2(6a)

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冬は寒いのでいったん撤収。ソラカメ大活躍 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 10 データだけではわからない、 現場のことがよくわかる。 しかし、小動物の姿はとらえら れなかった。

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素敵ですね(路面は凍結、山道は大変) 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 11

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今回のテーマ 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 12 • 350㎞離れた農地の気象状態を、 ある程度把握したい。 • 同時に古民家の中の環境も把握 したい • まだ状況がが不明なので、スタン ドアローンのソーラー駆動IoTは 予測できない問題が起きそう。 • そこで、AMeDASデータを活用す ることにした。 • 古民家の中は無改造のGPSマル チユニットで観測することに。

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撤収時から、GPSマルチユニットで測定(室内)。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 13

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• AMeDASデータを、GPSマルチユニットのデータと連携させ る。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 14

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UGの木村さん「EventBridge使うと簡単ですよー」 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 15

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データはAMeDAS上田市のものを使用 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 16 http://amedas.log- life.net/index.php?%E4%B8%8A%E7%94%B0 アメダスで日本全国津々浦々

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JSON形式でAMeDASデータを取得する • https://www.jma.go.jp/bosai/amedas/const/amedastable.json 位置情報(緯度経度、海 面上の高さ、名前(英語、カタカナ、ひらがな)→このままだと日本全国すべて出力 • https://www.jma.go.jp/bosai/amedas/data/map/(YYYYMMDDhhmm00).json (ある時点の各アメダスの観測地) • YYYYMMDDhhmmには、日付と時刻のデータを入力する。 • 参照:気象庁 https://www.jma.go.jp/jma/index.html 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 18 参照したウェブサイト https://mindtech.jp/?p=1754 https://note.com/symmetrybreaking/n/nde3a52f4b217 https://hymd3a.hatenablog.com/entry/2022/02/17/193635

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Lambda、EventBrigde、API(SORACOM Inventory) • ソラコム (SORACOM) のAPIを使用して、AWS Lambdaからソラコムのデバイ スにデータを送信するプロセスは、ソラコムの v1/devices/${deviceId}/publish を使用して行われます。 • この件は、カスタマーサポートの方に大変お世話になりました。 • AMeDASデータをgetし、SORACOM Inventoryを使ってHarvestに送信するコ ードはPythonを使用しています。 • EventBridgeは、同じリージョンの中にあるLambda関数と送信タイミングを指 定すれば設定は完了です。いままでで一番簡単に設定できるサービスでした。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 19

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• 実際の観測データ 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 20

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2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 21 気温

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2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 22 湿度

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2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 23 降水量

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まとめ・その他 • AMeDASデータには、このほかに気圧、日照時間などさらに活用で きそうなデータがそろっている。屋外IoTの補助として今後も活用し たい。 • AWS Lambdaは今回からPython3.10を使ってコーディングした。 本文には書かなかったが、レイヤーも東京リージョンのARNを使用 して簡単に作成できた。9時間の時間差に注意。 • GPSマルチユニットは、使い方次第で有用なデータが得られる。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 24

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次回予告 • 次回は、埼玉の畑からソーラーを移設し、小動物から畑を 守る仕組みを作ります。 • ソラカメ+機械学習で、小動物の種類と出没回数などを自 動で調べます。 2024/4/6 By SEEDPLUS @anysonica Page 25

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ありがとうございました。 2024/4/6 Page 26 By SEEDPLUS @anysonica