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2024/02/07 #DevLOVE Yoshiki Iida エンジニア採用責任者と人事の邂逅 DevLOVE Dev✕〇〇の現場 LT大会

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Yoshiki Iida (@ysk_118) 株式会社ログラス シニアエンジニアリングマネージャー 2015年に株式会社クラウドワークスに入社。エンジニア、スクラムマスター、プロ ダクトオーナーを経て、2019年から執行役員として開発部門の統括を行う。現在 は株式会社ログラスにてソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発に携わった のち、1人目のエンジニアリングマネージャーとして事業と組織の成長にコミットし ている。 現在は機能開発チームのマネジメントと採用責任者。 Profile

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ログラスについて アナログ運用の多い経営管理領域のデータを一元化。 予算策定、予実管理、見込み更新、管理会計のフローを 効率的に仕組み化し、柔軟に “次の一手”を打ち出せる 機動力を届けます。

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昨年夏、ジンジニアMeetupで話した内容を擦りつつその後の後日談をお 話しします。テーマはDev×HRです! 今日話すこと

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● 責任 ● 計測(端折るかも) ● ポスモ(端折るかも) ● 泥水 ● 餅屋 New! 本日のアジェンダ

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責任

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● Responsibility(実行責任) ● Accountability(説明責任) 責任 is

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● Responsibility(実行責任) ○ 目標を置き、採用に至るまでのオペレーションの設 計・実行を行う ● Accountability(説明責任) ○ なぜ採用するのか?というWhyや実行した結果に ついての説明 責任 is

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● JDの作成 ● 採用目標の作成 ● 選考基準・選考フローの策定 ● 手法の策定(スカウト、リファラル、エージェント、イベント・・) ● 実行体制の整備(各チームでのスカウト・リファラル) ● アトラクト戦略策定 ● オファー戦略策定 ・・・ Responsibility

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● 採用計画のWhy ○ 事業・組織戦略からの採用戦略 ● 状況分析とその解釈 ● 投資に対する説明責任 ● 課題に対するふりかえり ・・・ Accountability

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計測(端折るかも)

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● 選考ステップごとのファネルは? ○ JDごと、経路ごとでは? ● 現在のパイプラインは? ● 各経路ごとの現在進捗は? ○ 経路ごとの今後の期待値は? 推測するな、計測せよ

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● 選考ステップごとのファネルは? ○ JDごと、経路ごとでは? ● 現在のパイプラインは? ● 各経路ごとの現在進捗は? ○ 経路ごとの今後の期待値は? パっと答えられますか? 推測するな、計測せよ

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● 状況についてわからないことがないようにする ○ わからないことリストを作って潰す ● 肌感を得る ○ 追っている目標の難しさ ○ 今自分が置かれている状況 ○ 改善のペース ○ 打てる打ち手の数・幅 誰よりも把握し、誰よりも考える

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ポスモ(端折るかも)

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● オファー辞退などの分析 ● 見たくない現実に向き合う ● 関わった人の視点を擦り合わせて課題を定義する ○ タイムライン ○ 起きた結果 ○ 根本原因 ○ ネクストアクション ポストモーテム

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● スタートアップには無駄打ちする余裕はない ● 正しい打ち手を確実に打つために、正しい課題設定が必要 ● 感情を切り離す ○ 課題は課題、責任者という人に向けられているわけではない 課題設定の重要性

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泥水

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● うまくいかない時はとことんうまくいかないこともある ○ どん底でも課題に向き合い、改善の手を動かし続けるしかない ● しかし、今うまくいっていないことは極論どうでもいい ○ 成果が出るまでやり抜くこと ○ = 責任を果たす 泥水をすする

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● 責任をとる = ひとりで頑張る、ではない ● ひとりで頑張っても成果は出ないし、現場から見えないところで採用を 決められてもお互い不幸になる ● 組織のために全員を巻き込むことにコストをかける この勢いを作り出すことがモメンタム!🔥 泥水からのモメンタム

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餅屋

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● なぜ泥水を飲んでいたか? ○ 全社の採用目標に対して人事の体制はミニマムの体制だった ○ 選択と集中で他ポジションに注力していた ● しかし、その後人事も増えてエンジニアのリクルーターもアサインされ た ○ 泥水を飲むべきと思っていたが、ある時気づいた 飲まなくていい泥水飲んでない?

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● なぜ泥水を飲んでいたか? ○ 全社の採用目標に対して人事の体制はミニマムの体制だった ○ 選択と集中で他ポジションに注力していた ● しかし、その後人事も増えてエンジニアのリクルーターもアサインされ た ○ 泥水を飲むべきと思っていたが、ある時気づいた 飲まなくていい泥水飲んでない? 「あれ?もっとマイルドで体にいいもの飲むべきなのでは??」

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● これまで不慣れながらなんとか頑張っていたところを見直す ○ ずっとその道でやってきた人が来たのだからもう 「俺たち泥水飲めるんです!」みたいなアピールは不要 ○ KPIの分析やスカウトの運用などは人事の体制に寄せて、 エンジニアはリファラルやアトラクトのブラッシュアップ するなど最もバリューを出せるポイントにフォーカス しなおした ○ 餅は餅屋に任せた方が成果が出るぞ! 餅は餅屋に

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まとめ

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● 責任者としてのスコープを定める ● 計測し、現状を正しく把握する ● 起きている課題を組織で振り返る ● 組織に対してモメンタムを作る ● 成果が出るまでやり続ける ● 専門家が来たらしっかり頼る New! まとめ