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AWS初心者が苦労して CDKカスタムリソース を作った話 弥生株式会社 岩佐

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自己紹介 ■ 岩佐 祐樹 ■ 2021年1月1日中途入社 ■ 会計Nextサブシステム開発チーム所属 ■ 2023年6月頃からAWS、CDKを使い始める

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カスタムリソースとは ■ CloudFormationで非対応のリソースを作ることができる仕組み – CloudFormationでもできるしCDKでもできる ■ 作られる実体はLambda Function – LambdaがAWS SDKを実行して、リソースが作成される ■ CDKが補完してくれている部分も自力で書く必要がある

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作ったもの(一部) ■ ECS(Fargate)の AutoScaling設定を作った ■ MetricMathを使用して、 SQSキューに溜まった メッセージ数÷タスク数 =1タスク当たりの処理 可能件数になるように ターゲット追跡でスケー リングする設定 ■ 2023/12の時点でCLIでの 設定しか対応していな かった

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良かったこと ■ 環境差異やミスを無くせた – 手作業(しかもCLI)で設定しなければいけないものがコードで管理できる ようになった – 他のリソースと同じタイミングで作成できるようになった ■ CDKのありがたみがわかった – CDKが補完してくれている部分も気にする必要がある ■ AWS SDKに少しだけ詳しくなった

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悪かったこと ■ 可読性が低くてメンテナンスしづらい ■ カスタムリソースで作成したAWSリソースへのタグ付けは また別のカスタムリソースが必要になった ■ 初心者には難しく、使いこなせていない – CDKが補完してくれていたところが多かった(のだろうという推測) – AWS SDKで設定できることが多すぎて何が必要で何が不要かわからない

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まとめ ■ カスタムリソースを使うとCloudFormation非対応のリソースも コードで管理できる ■ 保守性が低いので使いどころは考えたほうがいい ■ 初心者にとっては良いことも悪いことも多い