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人工知能のための哲学塾 ニューロフィロソフィ篇 第零夜 「ニューロフィロソフィとは何か?」 三宅 陽一郎 三宅 陽一郎 @miyayou 2025.11.21 @渋谷ファブカフェ https://www.facebook.com/youichiro.miyake [email protected] 人工知能のための哲学塾 https://www.facebook.com/groups/1056157734399814/

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ニューロフィロソフィ編 全6回の予定 • 0. 唯識とニューラルネットワーク(全体俯瞰) • 1. 無著、世親と唯識 • 2. ノーバート・ウィナーとニューラルネット • 3. 河合隼雄と中空構造 • 4. 西田幾多郎と場の哲学 • 5. 鈴木大拙と禅

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すべてを ニューラルネットで捉えようとすること、 それは既に、一つの哲学である

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唯識論は ニューラルネットで実装できるはずだ

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経験(体験・ 身体感覚) 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心

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唯識とニューラルネット(本日の主旨) • 唯識は大きな知能のラフスケッチ • これをニューラルネットで翻訳とすることで精緻な理論にできる • 大袈裟に言うとニューラルネットワークで東洋の知と西洋の知をつなぐ • 数学と論理(ニューラルネット)によって概念(唯識)を分析する(分析哲学) • ゲームとの関連:唯識的キャラクターAI論、 ニューラルネット・オブジェクト表現が役に立つはず

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唯識を踏まえてニューラルネットワーク によって唯識の解像度を上げていく • 唯識の知見の千年ーーーーーー>コンピュータの時代に 唯識のシステムをAIで再現、する過程でいろんな発見があるはず

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目が見ている、しかし 目が見ているわけではない • 良い匂いであろうバラ園があるとする。 • そのバラ園の匂いはかいでいない • その匂いから来るシグナルを脳内で統合している • 「美味しそうな飲食街」は何を意味しているか? • 胃液、唾液が出る • 我々は五感で世界をなめている • その五感の情報を統合した世界を「観ている」

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元々一つであったも のが分裂(唯識) 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 問い:唯識システムの形成の起源・生成過程を 問うことは可能か?

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シンボル(物、言葉、概念) ニューラルネットワーク 一つのシンボルに対して ニューラルネットワークが 一つ存在する シンボルのように 不定ではないが、 常に変化しながら、 対象に貼り着いている

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三性とヨーガ 横山紘一「やさしい唯識」 (NHK出版、2002、P.94) 念(無分別智) 生の存在(依他起性) 分別された存在(遍計所執性) 存在そのもの(円成実性) エゴで濁った心

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物と内面の関係 • 物と内面(インナー)世界の関係 • 人の身体と内面世界の関係は違う • 知能は物に対してニューラルネットワークを割り当てる(受肉)している • 物の方は違う • 物の世界線が内面と交わるところ、内面世界の境界 • 物はそこに現れる、環世界的関係性を持って • 物と自分を含めて3次元世界を演じている • 世界線 計量ではなく境界領域としてある • その対象に沿った線

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ニューラルネットを哲学する方針・用語 • 数式を思索から追い込んで形作っていく • ニューラルネットワークを思索(唯識)から追い込んで形創っ ていく • 法界=意識が捉える世界の全て(唯識ではこう言う) • 阿頼耶識から流れのようにして知性を組み立てる • 心の働きの影像=相分(心に現れる認識対象)

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• 唯識がこうである、というより、 • いかにそれが形成されているか、を • ニューラルネットから探求する • 同時にそれはニューラルネットの技術を鍛えることになる • 意識がニューラルネットワークの塊であるなら、 • この意識、法界はいかにしてニューロンから形成されるのか ニューラルネットを哲学する方針・用語

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ

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ニューロフィロソフィとは • 2006年以降のディープニューラルネットは、人間存在のアイデン ティティを揺さぶっている • 人間とは何か? • ディープニューラルネットが揺るがすさまざまな事象やアイデン ティティに対する哲学、それがニューロフィロソフィ • Natural Philosophy (自然哲学)… 世界についての哲学 • Neuro Philosophy (神経哲学) … 神経回路的な存在(自然、人工問わず)に対する哲学 (参考文献)実はそんなにありません。特に日本語では少ないです。この資料の末尾に掲載しておきます。

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神経素子(ニューロン)とは? 入力 入力 入力 出力 入力 この中にはイオン(電解,Na+,K+) 溶液が入っていて、入力によって電圧が 高まると出力する仕組みになっています。 100mVぐらい ニューラルネットワーク内シグナル伝達スピード 100(m/sec) … 案外遅い http://www.brain.riken.go.jp/jp/aware/neurons.html

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ニューラルネットを理解しよう② 数学的原理 http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/11/index-11.html 医学的知識 http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/sozai/ai.html モデル化 数学的モデル ニューロン 人工ニューロン 入出力関係のグラフ 入出力関係の関数(シグモイド関数) ニューラルネットワーク (ニューロンをつなげたもの) 道具はこれで全て。これで何ができるだろう?

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深階層ニューラルネットワーク http://www.nature.com/nature/journal/v518/n7540/full/nature14236.html ニューラルネットワーク=信号(波形)処理だけで知能を作る。

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人工知能がブームになるとき 時間 規模 1960 1990 2000 第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム 1970 1980 2010 シンボルによる人工知能は 堅実に進化する

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2 第一次AIブーム(1960年代) もし A ならば B もし B ならば C よって、 もし A ならば C シンボルによる人工知能 (記号主義) ニューラルネットによる人工知能 (コネクショニズム) 推論ベース ニューラルネット 誕生

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3 第二次AIブーム(1980年代) IF (A) then B IF (C) then D IF (E) then F IF (G) then H IF ( I ) then J シンボルによる人工知能 (記号主義) ニューラルネットによる人工知能 (コネクショニズム) ルールベース 新しい学習法= 逆伝搬法

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3 第二次AIブーム(1980年代) 0 0 0 【逆伝播法】 ここが1になるように、 結合の強さを、 さかのぼって変えて行く。

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4 第三次AIブーム(2010年代) シンボルによる人工知能 (記号主義) ニューラルネットによる人工知能 (コネクショニズム) データベース 新しい学習法= ディープラーニング データベース 検索エンジン キーワード 検索結果 検索 人 次の章で 説明 します

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ある層の限定した領域を次の層に向けて足し合わせて 集約する=折り畳み(コンボリューション) その時にちょっとづつずらしながら折り畳みを行う。

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インターネットによる 膨大なデータ 4 第三次AIブーム(2010年代) 時間 規模 1960 1990 2000 第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム 1970 1980 2010 ルールベース 逆伝播法 データベース ディープ ラーニング 推論ベース ニューラル ネット誕生 小型・中型 コンピュータの普及 大型コンピュータ 専門家のみのブーム

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ニューラルネットをどう考えるか? ある目的・用途のためにニューラルネットワークを使う https://www.linkedin.com/pulse/recurrent-neural-networks-deep-learning-part-1-priyal-walpita/

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ニューラルネットを拡大していく • 単体では意味をなさない 外界との関係の中で変化していく • それが連結して、外界とのインタラクションすることで意味を持つ https://www.linkedin.com/pulse/recurrent-neural-networks-deep-learning-part-1-priyal-walpita/

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ニューラルネットワークが ニューラルネットワークをつなぐ https://www.linkedin.com/pulse/recurrent-neural-networks-deep-learning-part-1-priyal-walpita/

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https://www.linkedin.com/pulse/recurrent-neural-networks-deep-learning-part-1-priyal-walpita/ ニューラルネットワークが ニューラルネットワークをつなぐ

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ニューラルネットワークの研究の動向 • 現在は、左から右へ流れるような一方向のニューラルネット (パーセプトロン型)が主流 • もちろんリカレント(回帰型)ニューラルネットワークもある • しかし将来的にはパーセプトロン型でないニューラルネット ワーク、たとえばある領域のニューラルネットを安定化する、 最適化する、といったような研究が開始されるはず

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コロニー型ニューラルネットワーク https://www.linkedin.com/pulse/recurrent-neural-networks-deep-learning-part-1-priyal-walpita/

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第二章 さまざまなニューラルネット

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https://www.asimovinstitute.org/author/fjodorvanveen/

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https://www.asimovinstitute.org/author/fjodorvanveen/

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https://www.asimovinstitute.org/author/fjodorvanveen/

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唯識 ニューラルネットワーク 空洞

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ニューラルネットはいかに時間を捉えるか? ハードボイルド・ワンダーランド (物理世界の流れ) 世界の終り 時間の分解 (瞬間)

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第三章 ニューラルネットと 環境のインタラクション

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世界無限 こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と 緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)

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世界無限 世界無限

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脳 世界無限

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脳 世界無限

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脳 世界無限 ニューラルネット 統合

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脳 世界無限 全体のニューラルネットが 分裂すると同時につながる →それぞれの部分 ニューラルネットが 外部から励起される →分裂的励起状態 →それらが自己組織化(統一) →自己の形成 現実を具材として 自己を形成する ニューラルネット(部分知能) 部分知能 =ニューラルネットが 世界のある部分と関係し 励起する これらのカオス状態 をシミュレーションし、 そこから自己が形成される(はず?) 統合

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【記者発表】脳自身が生み出す活動と外界からの入力による活動を大脳神経回路が分離する新しいメ カニズムを解明 2024年12月4日https://ircn.jp/pressrelease/20241204_kenichi_ohki

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西田 知史、西本 伸志 、自然知覚の脳内情報表現 https://www.scat.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/06/scat101_seminar_01.pdf

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Deep neural networks help us read your mind. Posted by Ben Cipollini on October 22, 2015 in Modeling https://neuwritesd.org/2015/10/22/deep-neural-networks-help-us-read-your-mind/

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Using deep neural networks to predict how natural sounds are processed by the brain by Ingrid Fadelli, Medical Xpress https://medicalxpress.com/news/2023-04-deep-neural-networks-natural-brain.html

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Nikolaus Kriegeskorte, Deep Neural Networks: A New Framework for Modeling Biological Vision and Brain Information Processing https://www.annualreviews.org/content/journals/10.1146/annurev-vision-082114-035447

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第四章 唯識、それは一本の神経網の木 その構造が知能

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。

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末那識 • デジタルが現実をつかまえるように • 我々が世界をつかまえる • 虚実反転 (世界と共創して作られる半フィクショナル・半現実的な認識を、 人は現実と思い込む) • 創発的再現という新しい概念 • 末那識は別名「染汚意」といわれる。それは末那識が我癡・我見・我慢・我愛と い呼ばれる四つの煩悩を伴っているからである。 (横山紘一「唯識思想入門」第三文明社、P.160)

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末那識・阿頼耶識 自我意識をまとめてみると次のようになる。 (1) 概念を用いた意識的な自我意識 – 第六意識の働き。 (2) 意識閾下にある根源的な自我意識 -第七末那識の働き。 このうち、(1) の自我意識は我見ないし有身見(自我は存在するとみる見解)といわれ、原始仏教いら い説かれている、 アメリカの有名な心理学者ジェームズは、自我を客我(知られれる自我) と主我(知者としての自我)とに分け、客我として、物質的客我・社会的客我・精神的客我の三種を 考えたが、これらは仏教的にいえば、すべて(1)の意識によ る自我意識の対象である。 末那識は別名「染汚意」といわれる。それは末那識が我癡・我見・我慢・我愛と呼ばれる四つの 煩悩を伴っているからである。 (横山紘一「唯識思想入門」第三文明社、P.159-160)

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経験(体験・ 身体感覚) 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心

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唯識とニューラルネットワーク • 唯識は神経網からなる一本の木である • その木の構造を理解すること = 知能の形 • 識のチャンネルに回収されない情報はどうなるのか=意識になる • 世界から識が引き算することによって意識ができる

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識=レイヤー? • 識はアクティブ • 主体性を持つ • ニューラルネットによって識を構築せよ • ニューラルネットは常に入力と出力を持つ • だからそれは「生きているレイヤー」 • その積み重ねが知能 • 意識は末那識、阿頼耶識の上にあるから • 意識は知覚しない • だからこそ、それを変えられる、ことに気づくことは • 意識を変えることになる 生きているレイヤー 入力 出力

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 問い:識の中の過程はどうようになっているのか?

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識の中の過程 • 「ぐにゃぐにゃっとした」ニューラルネットワークの絡み合いの仕方(トポロジー)が大事 • 識の中ではあらゆるものが解析されている • 子供は生まれて訓練し続けている つかれる だから眠る • キャッシュ(解析結果)なども残る(識に記憶はあるのか?) • 識の中から3次元空間が立ち上がってくる 自分を含めて • その過程こそが解明するべきこと • 先にニューラルネットワークのぐちゃっとした何かがあって、そこから認識が生成される • 認識は最後に作られる • 問:そのぐちゃっとなっているところ(識のニューラルネットワーク)はどうなっているのか? • 過去の記憶などと照合される部分でもある。

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https://bsi.riken.jp/jp/youth/know/structure.html

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https://jumokui.jp/about/

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2つのフロンティア:周辺と稠密 周辺 稠密

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知能の中空構造 • 中空と言っても、土管が真ん中に通っているわけではない。 • 樹木が根から水を吸い上げるようなイメージ • いろいろな経路が錯綜している • それがニューラルネットの立体構造をなしている

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唯識とニューラルネットワーク 唯識(観想的) ニューラルネット(構築的)

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唯識とニューラルネットワーク 唯識(観想的) ニューラルネット(構築的) 方針:唯識(東洋的なもの)をニューラルネットで構築する(構築してみる) ニューラルネット(西欧的なもの)を唯識から眺めてみる(観想してみる)

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第五章 中空構造としての知能

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https://doi.org/10.11517/pjsai.JSAI2023.0_2R6OS28b02

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を消化して生きている

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている 情報 情報

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている 情報 情報 人間の中だけを見れば情報体として解釈できないことはないが、 環境全体の中の知能を考えれば物理的存在

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 運河のようにさまざまな経路が存在する

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 運河のようにさまざまな経路が存在する

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 運河のようにさまざまな経路が存在する 識= レイヤー 識= レイヤー 識= レイヤー 識= レイヤー

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• 間にある=意識 • 意識の奥の何かが本体 • 我々は自ら目を覚ますことさえできない 意識 どちらにもたどりつけない 身体 世界との 関係の中で 色づけ される 投影 湧き出し 阿頼 耶識 行為指標 (=行為をガイドする) 感覚指標

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研究課題 • 行為指標と感覚指標のペアをDNN(Deep Netural Net)で学習 (発見)する • このようなアーキテクチャをDNNで組む • このようなアーキテクチャになった経緯を進化的に解き明かす

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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迂回 世界への作用 知能 世界からの作用 記号的保留 記憶 想起 記号 運河のようにさまざまな経路が存在する ベルクソン「遅延」「迂回」

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サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス) INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス = 自意識の構築化 Subsumpution Architecture 運動の実現のプロセス = 身体運動の生成

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機能環 効果器 受容器(刺激→興奮(記号)) 客体 活動神経網 知覚神経網 前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房) 知覚世界 活動世界 知覚微表担体 対象化された機構 活動担体 内的世界 興奮(記号) 興奮 興奮 運動形態 =特定の筋肉を動かす 中枢神経網

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環世界の不思議 • 問い:行動と感覚の整合性はどこから来るのか?

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Physical Informat ion Abstract Informat ion More Abstract Informat ion Abstraction Time Decision-Making Decision-Making Decision-Making Multi-Layered Blackboard Abstraction Abstraction Reduction Reduction Reduction World World Dynamics Artificial Intelligence Object Object image on the lowest layer (Umwelt) Object image on the second layer Object image on the third layer Decision-Making Object image on the top layer

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を分割して、分割した欠片を題材に並行に分裂した行動を作り出す

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を消化して生きている

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を消化して生きている 情

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を消化して生きている 情 意 意

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている 情報 情報

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 力動 我々は世界を消化して生きている 情報 情報 人間の中だけを見れば情報体として解釈できないことはないが、 環境全体の中の知能を考えれば物理的存在

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Anil Ananthaswamy, Deep Neural Networks Help to Explain Living Brains, Quanta Magazine, 2020 https://www.quantamagazine.org/deep-neural-networks-help-to-explain-living-brains-20201028/

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睡眠中の新生ニューロンの活動とその記憶固定化への役割の解明 小柳伊代、坂口昌徳 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 DOI 10.11481/topics129 投稿日 2020/08/07

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トラウマ記憶はどのようにして脳内に作られるのか 〜光と機械学習で脳神経細胞ネットワークレベルの変化を初めて解明〜(生理学研究所) https://www.nips.ac.jp/nips_research/press/2023/10/post_519.html

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脳細胞の活動を深層ニューラルネットワークに写し取る手法を開発(東京大学) https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1904/04/news016.html

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• 深層生成モデルが訓練時に概念を獲得していくプロセス,潜在空 間の幾何,相転移の関係について考察するnotebookシリーズ • The Latent Space Geometry of Concept Grasping https://github.com/hayashiyus/geometry-of-latent-space • Transformerの潜在空間に現れる"虹"について考察したnotebookを 追加.生成AIの潜在空間の曲率を可視化

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時間に関わる考察 • 知能の中で時間は単一に流れていない • それぞれの部位が重なりつつ、独立に運動する • 意識が持つ時間には、各部位の影響がある。

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第六章 世界との関係性としてのニューラルネット

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世界との関係性ニューラルネット 物が私を主体にする =「物来って我を照らす」(西田幾多郎) • 鉛筆がある • 鉛筆と私の間に関係が生じる 行為の線が延びるときに、原点が必要となる 中心には世界から吹き上げる空がある 意識(我々)は自分の内側にも降りれない 外側の世界にもたどりつけない

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対象 脳

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対象 脳 世界と共創的に立ち上がる ニューラルネットの塊 共創的ニューラルネット (世界のイメージ) ニューラルネットの境界 =言語 唯識とは境界の理論 溝、壁、ガラス… 世界の関係の数々 ガラスを演じる、反射する、 世界を演じる(演じ直す)のがニューラルネット

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対象 脳 世界と共創的に立ち上がる ニューラルネットの塊 共創的ニューラルネット (世界のイメージ)

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我 世界

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No content

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No content

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関係=ニューラルネット

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対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 この黄色い並々の集合が自分 対象 法境 法界

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我と世界をつなぐニューラルネット • こういったニューラルネットとは何か? • 自分自身は「自分の代表ではない」としたら、 • 自分意識とは外なる野生と内なる野生の間にある波の集合みた いなもの

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法界と阿頼耶識 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 法境 法界 外境 内識

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我は空なり 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 物が自分を定立させる

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身体 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 自分の境界 世界の境界 (空)

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身体 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 自分の境界 世界の境界

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我は空なり 身体 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 自分の境界 世界 (外なる空)

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我は空 なり 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 自分の境界 自分 (内なる空) 身体 (内側) 内からの 湧き出し口

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我は空なり 対象 対象 対象 対象 対象 対象 対象 自分の境界 自分 (内なる空) 身体 (内側) 内からの 湧き出し口 (=阿頼耶識)

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意識とは何か。人間(知性)とは何か? • 2つの空にはさまれている存在 • 内側に降りてもたどつかない • 外側に出てもたどりつかない • 二つの空の間にある • 意識は世界の影像を鮮明化させる • 時間の流れにむしろ沿わない • 意識、むしろ時間を環流させる • 時間に摩擦を与える • 夢には意識の与える時間の摩擦がない

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覚知にまじわるは証則にあらず 覚知(かくち)にまじわるは証則(しょうそく)にあらず(道元) =意識したものにほんものはない(相田みつお) 意識しているものに本質はない もっとも意識できないもの自分の奥にあるもの =阿頼耶識、末那識の次元

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。

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伊藤瑞叡、比較哲学の根本問題(その五) 2014、立正大学リポジトリ https://rissho.repo.nii.ac.jp/record/7754/files/427_%E7%AC%AC40%E5%8F%B7_%E6%AF%94 %E8%BC%83%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E5%95%8F%E9 %A1%8C%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BA%94%EF%BC%89.pdf

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阿頼耶識 種子 法 触 味 我 香 声 色 意 識 身 識 舌 識 鼻 識 耳 識 眼 識 末那識 舌 根 鼻 根 耳 根 眼 根 身 根 意 根 有根身(肉体)と器世間(自然界) 外境 内識 外境 この図と類似している 横山紘一 (著) 唯識思想入門 (レグルス文庫 66) 1976/10/5 第二章、P.111

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根、境、識 • 眼根 色境 眼識 • 耳根 声境 耳識 • 鼻根 香境 鼻識 • 舌根 味境 舌識 • 身根 触境 身識 • 意根 法境 意識 • 眼根 色境 眼識

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阿頼耶識 種子 法 触 味 我 香 声 色 意 識 身 識 舌 識 鼻 識 耳 識 眼 識 末那識 舌 根 鼻 根 耳 根 眼 根 身 根 意 根 有根身(肉体)と器世間(自然界) 外境 内識 外境

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阿頼耶識 種子 法 触 味 我 香 声 色 意 識 身 識 舌 識 鼻 識 耳 識 眼 識 末那識 舌 根 鼻 根 耳 根 眼 根 身 根 意 根 有根身(肉体)と器世間(自然界) 外境 内識 外境 https://jumokui.jp/about/

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識を内包して、 識を経て、 識を地層として、 世界が再構築されている それは見ている世界が見ている通りの世界であるが、 換骨奪胎されている

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人間の認識は、識を経た何かだから 中身は自分という識を経ているもの コップはコップではない 自分の識の層を経たコップ だから裏側もある(現象学の言う「裏側を含んだコップ」)

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第七章 人工知能とは

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身体性とインテリジェンス Gray’s anatomy 脳の中心の部位は身体とつながっている。 生理機能を司っている。 それを囲うように、辺縁体、大脳がある。 http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841 脳の中心は身体とつながっている

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環境 身体 AI =無意識 意識 世界 身体 知能 環世界による接続

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知能の相対性= 身体と世界が違えば知能は異なる • もし人工衛星が人工知能を持ったらどうなるだろう? (C) JAXA

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 物理的インタラクション

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 知能シミュレーション

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 自分 物の世界

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 自分 物の世界 人工生物 自分であると同時に 世界の一部=両義的な世界

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 情報 処理

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 力学 運動

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 力学 運動 情報 処理

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 力学 運動 情報 処理 身体は内部は情報処理 外からは物理インタラクション この二つが相争う場

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世界 身体 部分知能 意識 世界に根を張る力 自我 人工知能 人工知性 人工精神 人工生物 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 知能 力学 運動 情報 処理 身体の中の情報処理 身体の物理シミュレーション 環境の中の身体の物理インタラクション この二つが相争う場

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力 阿頼耶識

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力 阿頼耶識 ニューラルネットの世界

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意識とは何か • 意識の中心には環境世界がある • 環境世界を取り込んで自分が形成される • それは波のようにニューラルネットを渡る、あるいは形成、学 習、変形しながら波及していく • その波及の感触=意識 • 意識とは過程である

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意識 五感と共に働いて感覚を鮮明にする。 五識の後に言葉を用いて対象を概念的に把握する。 (横山紘一『やさしい唯識』 P.59、NHKライブラリー) 意識とは何か つまり、意識は時間幅を持って、世界を鮮明化して行くもの 概念、感覚、記憶から世界を鮮明にしていく。正しかろうと間違っていようと、 ループして行く中で世界を鮮明にして行く まるで彫刻して行くように、世界を鮮明化させていく

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力 阿頼耶識

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世界 身体 知能 フレーム その時々で身体が捉える世界 フレームを作る力 意識 身体と知能の境界面 世界と身体の境界面 環世界による接続 世界に根を張る力 阿頼耶識 https://www.amazon.co.jp/dp/B07JQ3WBFH

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 機能的 知能モデル 精神的 存在論的 知能モデル 環世界 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 環世界 超越からの 流れ 世界からの 流れ 世界とそれを超えた 流れの共創的存在 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 世界とそれを超えた 流れの共創的存在 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 機能的 知能モデル 精神的 存在論的 知能モデル 環世界 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 機能的 知能モデル 精神的 存在論的 知能モデル 環世界 行為を生み出す流れ 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 機能的 知能モデル 精神的 存在論的 知能モデル 環世界 存在=自己を生み出す流れ 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 環世界的知能 存在のゼロポイント 知能の極点 機能的 知能モデル 精神的 存在論的 知能モデル 環世界 行為(アポトーシス)と存在(ホメオタシス)の 連鎖が知性を作って行く。

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 自分自身を 共創する場 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 自分自身を 共創する場 =自分自身は 一瞬一瞬作られ る存在である 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 共創する場 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 共創する場 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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自己顕現の流れ 共創する場 人工知能モデル 存在を失う =情報体の方向 存在を得る(受肉) =世界への 埋め込みのベクトル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 物質から精神へ 精神から物質へ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 種子 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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自己顕現の流れ 共創する場 人工知能モデル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 種子 自分 行為 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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自己顕現の流れ 共創する場 人工知能モデル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 種子 自分 行為 自分自身を形成する (認識もその一部。 自分自身としての認識) 行為を形成する (自分自身を 世界へ投げ出す)

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自己顕現の流れ 共創する場 人工知能モデル トップダウンの流れ ボトムアップの流れ 自分自身を形成 する流れ 自分自身を形成 する流れ 種子 自分 行為 自分自身を形成する (認識もその一部。 自分自身としての認識) 行為を形成する (自分自身を 世界へ投げ出す) 時間の作用に対して ホメオタシス的衝動 アポトーシス的衝動 行動とは恒常性の破壊 形成とは変化の破壊

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共創する場 人工知能モデル ボトムアップの流れ 種子 自分 行為 自分自身を形成する (認識もその一部。 自分自身としての認識) 行為を形成する (自分自身を 世界へ投げ出す) 時間の作用に対して ホメオタシス的衝動 アポトーシス的衝動 自己存在と 世界内存在が 融合する (お互いが引き 戻し融合する) 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 消滅 消滅 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉)

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 自分を保つ 自分を壊す

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 自分を一なるも のに引き戻す 自分を世界に 投げ出す

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉)

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡し 受け渡し

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡し 受け渡し 互いに相補的・共創的な関係を作る

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 自分を一なるも のに引き戻す 自分を世界に 投げ出す 自分の形 の素材と なるもの

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 自分を一なるも のに引き戻す 自分を世界に 投げ出す 自分という姿 を顕現する ベクトル

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡し 超時間的 自分を時間と世界 に投げ出す

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環境世界 認識の 形成 記憶 意思の 決定 身体 制御 エフェクター・身体 運動の 構成 センサー・身体 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 意思決定 モジュール 記憶体 情報処理過程 運動創出過程 身体部分 情報 統合 運動 統合 「構成的自己=知能」 の形成(創造) 「存在的自己・認識・記憶」 の形成(創造) 一なる全 (すべての源泉) 受け渡 し 超時間的 自分を時間と世界 に投げ出す 三宅陽一郎、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』第二夜、2018

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環境の呪縛 環境からの自律 環境に完全に埋め込まれている 環境からある程度自由な行動を持つ (遊ぶ) 環境から自由 実存的 存在的

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末那識 五識 阿頼耶識 意識とは?

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意識とは?

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意識の生成(常に作られては消滅する) • 我々(=ニューラルネットの森)は変化する • 変化を受け入れるアポトーシス的な可能性(可塑性)と • 変化を受けれないホメオスタシス的な慣性(維持)のせめぎ合い • それが意識を生む • 常に世界から自己の定立を促されている (物来たりて意識が生まれる)

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関係=ニューラルネット

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関係=ニューラルネット

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我 世界

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我 世界

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我 世界

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世界と自己は同時につながったものとして 形成される 我 世界

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世界と自己は同時につながったものとして 形成される 我 世界 阿頼耶識

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第八章 唯識的キャラクターAI論

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環境 (時間、空間) 人工知能 (時間、空間) 身体 (時間、 空間) 知能 コア 圧縮

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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経験(体験・ 身体感覚) 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心

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https://jumokui.jp/about/

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種子とは何か? 唯識の最も根底(=阿頼耶識)に埋め込まれる

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存在要素(ダルマ) • 思考力(マナス) • 種子が住居(アーラヤ)するから阿頼耶識と言われる • 自我意識とは阿頼耶識の流れを自我とみなす思惟を本質とする

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我々(=意識)は「間にひっかかっている」存在 • 我々は世界にも、自分自身にもたどりつけないのではないか? • 自分自身に降り立つこともできず、世界にもたどりつかない 世界 自分自身 意識

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世界の再現のされ方を探求する • 人はニューラルネットに世界を演じさせている • それが認識 • 問:どのように世界が再現されているかを探求する

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内と外が逆転 内部世界 mature 外部世界

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内と外が逆転 • 身体が誘導する • 身体が世界を方向づける • 世界は自分に向かっている • その方向 内部世界 mature 外部世界

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経験世界=ニューラルネットの森 • すべての動物が経験する世界は、こういったニューラルの森の 上の「作り出された世界」(世界に根を持つ想像)であるから、 逆に言えば、経験世界はニューラルの森の形を示唆している • どこにどう根を張っているのか?

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世界の序列 Theory of World 世界の構成の序列は身体を起源とする。それはギブソンの言う序列と同じ 身体 世界 序列 (ギブソンは光学的序列に 着目したが、 さまざまな序列を 身体を起源として 人の認識は形成する)

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世界の序列 Theory of World この世界というものがどのように形成されていくか、 それは現象学の視点 身体 世界 序列 (ギブソンは光学的序列に 着目したが、 さまざまな序列を 身体を起源として 人の認識は形成する)

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触とは? • 「境」(認識対象) • 「触」(現象学で言う志向性) • 「触がなければ心は屍のごとし」 問「ニューラルネットワークにおける志向性とは」

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触とは 「触」とは心王と心所とを対象に触れしめる心作用です。ある一 つの認識が成立するためには「根」(感覚器官)と「境」(人多 識対象)と「識」(認識する心)との三つが一つの場の中で相互 に関係し、結合しなければなりません。この三者が結合すること を「三和合」と呼び、この三つが結合したときに生じ、逆に三つ を和合せしめるような心作を「触」といいます。 (横山紘一『やさしい唯識』P.90、NHKライブラリー、2002)

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人人唯識 • 人はみな一人ひとり、根本心である阿頼耶識から生じた世界、 宇宙の中に閉じ込められ、その外に抜け出ることはできない。 すなわち、一人一宇宙である。 • (横山紘一『やさしい唯識』NHKライブラリー、2002) • 「生物は自らの環世界に閉じ込められている」ユクスキュル • 唯識の世界=環世界

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触(そく)(唯識論) • 心と外界(環境)が接触し、認識のプロセスが始まる心の動き

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遍行心所(へんぎょうしんしょ) • 触(そく) 心と物が接すること • 受(じゅ) 物から受け取る感覚 • 想(そう) 物を思い浮かべるイメージ • 思(し) 物に対して思うこと • 作意(さくい)物に心を向かわせる心の動き • 問:こういった心の動きをニューラルネットで再現することが できるだろうか?

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識のはたらき 相分(影像)… 物に対するイメージ 見分…イメージを持って物を見ること 自体分(自証分)…物を見ている自分 証自証分…物を見てる自分を見ること (NHK『唯識』(上) P.112 図3) 相分 見分 自証分 証自証分 メタ認知

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唯識、世界モデル、生きられる空間 • 唯識とニューラルネットワークをつなぐ • 識=ニューラルネットワークとなるか • 唯識は「生きられる空間」を構築する(世界モデル) • 客観的な無人称な空間はない • 言葉がないところにもニューラルネットワークはある • それは世界を縦横に結んでいるから

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形成されつつある現在 その底の方の形成=あまり表面には出てこない=夢が見せるもの フロイト、ユング、ラカンなど精神医学と関連する

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夢と唯識 • 世界を修飾する能力→夢を見る能力 • 我々は自分の世界を好きなだけ富ますことができる • 自分の世界の科学、それは世界を平和にするはずだ • 夢は現実の下地 • ~できそこないの現実 • 唯識はアバウトすぎる(実証科学という意味では。しかし、最大のモデル化を行っている) • これを精緻な理論とする • ニューラルネットワークでつなぐ • ニュールラオブジェクト表現論が役に立つはず • 数学ともつなぐ

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第九章 小説との関係性

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村上春樹 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫) 文庫 – 2010/11/5 村上 春樹 (著)

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吹き上げる風が電力というエネルギーになる エネルギーを貯め込む街=散逸構造 世界の終り エージェントアーキテクチャ

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唯識とニューラルネットワーク • 唯識 • それぞれのものの背後にニューラルネットがある • だから逆にすべてのものにニューラルネットを持たせてよい →ニューラルネット知識表現 →そして認識空間ではすべてはつながっている

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• 自己 ニューラルネット 物

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広場 獣 ニューロン ニューラルネット 内面ではあらゆるものが ニューラルネットで つながっている

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唯識 ニューラルネットワーク 空洞 「風は三日に一度吹きあげます。このあたりの地下には空洞が多いんです。 その中を風や水が往き来しています。」(村上春樹『世界の終りとハード ボイルドワンダーランド』)

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世界から吹き上げる風 内部世界 mature 外部世界 風

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外部世界は決して内部世界から見えない しかし内部世界は外部世界のレプリカとして存在する 内部世界 mature 外部世界 風

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考察 • 認識と自己確立は同時でなければならない • 世界と自己の間はニューロンの森に取り込まれている • むしろ、その森の境界こそが • 世界であり、個人である

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十章 認識とは生成である

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認識は生成である • 目の前に広がっているのではない • 目の前に広げている • 受動から能動へ、世界を受け取りつつ再生成する • 生成AIを認識モジュールに活用する • 生成とは認識である • 世界を客観的に生成する=CG、デジタルツイン • 世界を自分と混ぜ合わせて生成する • 世界の形成と自己の形成は同時 • 問い「自分から展開している生成の過程を明らかにせよ」

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感覚こそ脳の中で再現されているもの • 感覚は誤解させる • 感覚こそ脳の中で再現されているもの • 視覚こそは再現されているもの • 見ているのではなく、見ているふうに再現されているのだ • 聴こえているふうに再現されている • どのように再現されているのか

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関係=ニューラルネット

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関係=ニューラルネット

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我 世界

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我 世界

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我 世界

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世界と自己は同時につながったものとして 形成される 我 世界

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世界と自己は同時につながったものとして 形成される 我 世界 阿頼耶識

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阿頼耶識 • 世界の湧き出し口にして、世界に対するレンズ • 世界がそこから湧き出している • 世界と自己を分けている • 自分と外側に元は一体。その分割平面

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心(識)は二つに分かれて知る • 心(識)は二つに分かれて知る • 私と鉛筆 • (横山「やさしい唯識」) • ニューラルネットワークの中で私と鉛筆が分離し関係が生じる

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我の形成 世界の運動 阿頼耶識 世界に 根を張る (=阿頼耶識) 世界から エネルギーが 常に流入する (=散逸構造)

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構造のヒステリシス Energy 生物=エネルギーが高い状態で ひっかかっている。 なぜ? 構造のヒステリシス

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世界 外と内の交流=非平衡系 極めてメカニカルな次元。 内部構造を持つ。 INPUT OUTPUT 代謝機能(内部処理)

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散逸構造とは? http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090522/ http://www.applc.keio.ac.jp/~asakura/asakura_j/dissipative.html 散逸構造は非平衡系であり、ゆらぎを成長させ、系の自己組織化を促す。 ベナールセル https://www.youtube.com/watch?v=UhImCA5DsQ0 ある系にエネルギーを貯め込んでいくと抱えきれず、 構造を変える =散逸構造 (例)水にエネルギーを与え続けると渦になる 大気にエネルギーを与え続けると台風になる

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世界 外と内の交流=散逸構造 極めてメカニカルな次元。 内部構造を持つ。 INPUT OUTPUT 代謝機能

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我 世界 唯識 ニューラル ネットワーク 阿頼耶識

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世界の運動 阿頼耶識 世界への 根の張り方 =ニューラル ネット エネルギーは 構造となる =ニューラル ネットの形成 (構造化) エネルギーを貯め込むことで ニューラルネットが構造化する =ニューラルネットが変化する (散逸構造) =さらに質の変化 我の形成

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我の形成 世界の運動 阿頼耶識 世界への 根の張り方 =ニューラル ネット =認識の形成論 世界からのエネルギー の流入とニューラル ネットの揺らぎの関係 =揺動散逸定理 エネルギーを貯め込むことで 構造化する(散逸構造)

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https://en.wikipedia.org/wiki/Neurophilosophy

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%93%B2%E5%AD%A6

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十一章 キャラクターAIに 認識と感情を与えるには

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環境 (時間、空間) 人工知能 (時間、空間) 身体 (時間、 空間) 知能 コア 圧縮

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眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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環境 (時間、空間) 人工知能 (時間、空間) 身体 (時間、 空間) 知能 コア 展開

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テリトリー 3D空間 人工知能 身体 知能 コア テ リ ト リ | 3D 空間 現実で 起こっていること キャラクターAの 内面で起こって いること キャラクターA 敵キャラクターB

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環境 (時間、空間) 人工知能 (時間、空間) 身体 (時間、 空間) 知能 コア 自己 投影

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知能 環境 刺激(環世界) 情報(エージェント アーキテクチャ) 事物そのもの (華厳哲学)

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物質世界 一なる全 知能の 極 自意識 より高度な知能 存在のゼロポイント 知能の極点 環世界 超越からの 流れ 世界からの 流れ 世界とそれを超えた 流れの共創的存在 身体 環世界的知能 (中間場) 部分知能 時間を超える 時間に沿う 自己投与=行動 自己還元=内省

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十二章 知能とは何か?

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環境の呪縛 環境からの自律 環境に完全に埋め込まれている 環境からある程度自由な行動を持つ (遊ぶ) 環境から自由 実存的 存在的

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )

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唯識論 世界は識から成り立つとする理論。 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心 言葉なしで対象を直接 に把握する。それぞれ 固有の対象を持つ。 五識と共に働いて感覚を 鮮明にする。五識の後に 言葉を用いて対象を概念的 に把握する 常に阿頼耶識を対象として 「我」と執する。 眼識ないし末那識を生じる。 身体を生じて生理的に維持している。 自然をつくり出し、それを維持し続けている。 一切を生じる種子を有する。 (横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 ) 阿頼耶識から生まれた ものが、人間にさまざま なものを見せる。 =煩悩

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環境 身体(内臓)リカレント 経験(体験・身体感覚) ニューラル ネット =何でも ミキシング =経験を作る ※リカレント =ニューラルネットの出力 を入力に回帰させること

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経験(体験・ 身体感覚) 眼識 耳識 鼻識 舌識 身識 意識 阿頼耶識 (一切種子識) 末那識 感覚 (五識) 思考 自我執着心 根本心 表層心 深層心

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谷淳 • 1981年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業。 • 千代田化工建設株式会社にてプラント配管設計。 • スタンフォード大学、ミシガン大学 人工知能(修士号) • ソニーコンピューターサイエンス研究所 • 理化学研究所 脳科学研究センター 動的認知行動研究チーム チームリーダー • KAIST 教授 認知ロボットの実験から考える「自己」とは? ~理研の谷淳氏が東京財団「VCASI」で講演 http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336516.html

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主体と客体(谷淳) 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer

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主体と客体(谷淳) 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer

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主体と客体(谷淳) 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer これが意識だとすれば、 こういう力学的ループが 表象の中にあるはずだ。

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主体と客体(谷淳) 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer

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主体と客体(谷淳) • この図では、まず仮に主体と客体という二項対立 の構造を想定してみる。客体環境からボトムアップ するセンソリの流れを主体はある構えを持ちトップ ダウン的に予測し解釈しようとする。両者の相互作 用を経て認識が成立し、行為が生成される。 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer 心と環境は溶け合っている 身体と環境も溶け合っている Chaotic

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主体と客体(谷淳) • 認識の結果は主体の内部を変化させ、また生成された行為 は環境を変化させる。この相互作用を通して、主体から出発 したトップダウンの流れと客体から出発したボトムアップの流 れは分離不可能になり、もはや主体と客体といった区別は 無意味になる。この時に初めて、古典的な認知論で想定さ れてきた、客体として操作される表象と、それを操作する主 体といった構図からも自由になれるのである。 • いかにこのような相互作用の場を構築するか、本文では筆 者らが行ってきた一連の認知ロボット実験について解説しな がら、本問題について議論していく。 • 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十三章 知識表現としてのニューラルネット

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ゲーム・ダイナミクス 描画システム 人工知能システム デジタルゲームの構成 ゲームのシステム・物理的運動の原理 (衝突モデル・物理シミュレーション) ユーザーに対する絵作り (グラフィクスデータ、描画システム) ゲーム状況を認識する仕組み (知識表現・世界表現)

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知識表現としてニューラルネットを持つ

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ニューラルネットワーク形式の知識表現 • 知識表現 … シンボル形式の知識表現 ニューラルネットワーク形式の知識表現 • ある対象に関する知識表現をニューラルネットワークとして準 備し,エージェントがその対象を認識する場合には,その ニューラルネットワークを用いる.

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デジタルゲームにおける知識表現

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デジタルゲームにおける知識表現

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スマートオブジェクト、スマートロケーション 物の方に人工知能を持たせて、物からキャラクターを操る仕組み

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スマート環境アクター スマートオブジェクト エージェント スマートポイント スマートスペース エージェント エージェント 制御 制御 制御 ドア ドアノブ スペース オブジェクト(物) ポイント(座標)

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知識表現ニューラルネットワークと エージェントアーキテクチャ 対象が持つ知識表現のニューラルネットを,エージェントに渡し,エージェ ントがそのニューラルネットを意思決定プロセスにおいて用いる

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知識表現ニューラルネットワークと エージェントアーキテクチャ 対象が持つ知識表現のニューラルネットを,エージェントに渡し,エージェ ントがそのニューラルネットを意思決定プロセスにおいて用いる

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十四章 色濃くなっていく自分の世界 (マッチポンプ式自己の世界)

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造

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レイヤー 層 識 出力 入力 中空構造

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あるがままの世界と認識世界 • 現実は常に認識に食われている(恣意的な解釈によって嚙み砕 かれている。元の世界そのものではない) • 同時に、 • 現実は常に新しく世界から提供されている • 我々(意識)はそれを歪曲し続けるが、それ以外に取り込む方法 はない

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相、名、遍計所執性 もの 影像 言葉 A’ A B (遍計所執性) (相) (名) (分別) 思考 (横山紘一『やさしい唯識』 P.35、NHKライブラリー、2002)

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心の中に生じている影響を「相」、言葉を「名」といい、言葉で 影像を思考することを「分別」といいます。私たちのいわば迷い の世界はこの相・名・分別の三つから構成され、名でもって相を 分別するとき、心の中にある相が外界に投げ出され(=外界に あるものと思い間違われ)、さらにそれに執着してしまいます。 そのように言葉でもってとらえられ執着されたもの、それを「遍 計所執性(へんげしょしゅうじょう)」といいます。 (横山紘一『やさしい唯識』 P.35、NHKライブラリー、2002) 相、名、遍計所執性

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唯識 ニューラルネット 現れ 現れ

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レイヤー 層 識 出力 入力 中空構造 吸収した情報から行 動へのフィードバック

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を分割して、分割した欠片を題材に並行に分裂した行動を作り出す

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隠れるぞ! 隠れる+魔法で攻撃するぞ! 隠れる+魔法で攻撃する+ 戦略的に動くぞ! 隠れる ポイント それぞれの ポイントの つながり 魔法を撃つ ポイント キャラクターAI

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造 我々は世界を分割して、分割した欠片を題材に並行に分裂した行動を作り出す 世界に絡み 取られていく

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隠れるぞ! 隠れる+魔法で攻撃するぞ! 隠れる+魔法で攻撃する+ 戦略的に動くぞ! 隠れる ポイント それぞれの ポイントの つながり 魔法を撃つ ポイント キャラクターAI

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レベルD 行為のレベル 運動を連鎖させて行為を作り出す(連鎖構造) レベルC 空間のレベル その運動を周囲の空間に合わせる レベルA 緊張のレベル 身体の静的な姿勢のための微調整(動的平衡) レベルB 筋-関節リンク のレベル 関節の連合による運動の原型の生成(動作のリズム) 存在的 運動的 運 A

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S (身体) O (対象) 作用: f O’ 認識: p S’ (主体) 作用: f’ 認識: p’ O’’ S’’ (主体) 作用: f’’ 認識: p’’ 階層が上がる R R R 自己の階層的序列 対象の認識の階層的状列 動く向き 車に乗る場所 階層が上がる R A O D C B B’ C’ D’ する記憶 豊かなイマージュ

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レイヤー 層 識 出力 入力 中空構造 複数の現実の相=色付けられた世界 或いは、色を抜かれた世界

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十五章 表象とは

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ショーペンハウエル 「意思と表象としての世界」 • 本書は意思によって苦しむ、だから意思を抑える、という点におい て、仏教と通じるところがある • 意思と表象〜名と相、見ることもできる • インド思想書『ウプネカット』の影響もある • 問い:唯識からショーペンハウエルの本書を読み解くこともできるか? • そういった研究はこれまでもされている • 「表象(ショーペンハウエル)=境(唯識)」と見なすこともできる • 意思と表象としての世界 • https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E5%BF%97%E3%81%A8%E8%A1%A8%E8%B1 %A1%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C

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表象 • これが大筋だが、意志や存在によって何を議論したいのかというと、 「世界」があらわれることに、人々を招こうとした。ショーペンハ ウアーは、その「このように世界があらわれている」ということを、 「表象」(vorstellung)とみなした。表象とは、人間の知覚にもと づいて意識にあらわれる外界のイメージのすべてのことで、ドイツ 語では、語源的には「私の前におかれるもの」とか「私が前におく もの」といった意味をもつ。難しくは「再現前化」などと訳すこと もある。ここからショーペンハウアーの有名な「世界は私の表象で ある」という言明が生まれた。 • https://1000ya.isis.ne.jp/1164.html

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脳はいかに表象を作るか? • 主観世界の何が著しい特徴といえば、自分が接続されている、 自分と地続きの世界である、という点である。 • 仮想世界、物語世界には断絶がある • それを超えようとするのが「イマ-シブ」 • 問い ではいかに人は世界と接続されているか? • J.J.ギブソンの研究全体がその答えを示唆している

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ニューラルネットワーク・モジュール群 が世界をつかまえている • あるニューラルネットワーク・モジュールが自発性を持つこと • ニューラルネットワーク・モジュール群が風景を見て次々と発火する

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ニューラルネットワーク・モジュール群 が世界をつかまえている • あるニューラルネットワーク・モジュールが自発性を持つこと • ニューラルネットワーク・モジュール群が風景を見て次々と発火する

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十六章 ゲーム産業との関わり - ハイブリッドアーキテクチャ -

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記号主義とコネクショニズム • コネクショニズム ≃ ニューラルネットワーク 状態空間を自動学習 モデルがほどほど • 記号主義 ≃ステートマシン、ビヘイビアツリー 詳細なモデル化

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ゲームAI技術に必要な3要素 • 拡張性 ゲームの要求に応じてどんどんと機能を足していける • 多様性 同じしくみでいろいろなAIを作ることができる • カスタマイズ性 ゲームの要求に応じた変更ができる

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コネクショニズムは(あまり)使われなかった • コネクショニズムは2005年頃までは、ゲーム開発では使っては いけない、と言われていた。なぜか? • 中身がブラックボックスだから、カスタマイズできない

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ゲームAI技術に必要な3要素 記号主義 コネクショニズム 拡張性 〇 〇 多様性 〇 〇 カスタマイズ性 〇 ×

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インターネットによる 膨大なデータ 4 第三次AIブーム(2010年代) 時間 規模 1960 1990 2000 第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム 1970 1980 2010 ルールベース 逆伝播法 データベース ディープ ラーニング 推論ベース ニューラル ネット誕生 小型・中型 コンピュータの普及 大型コンピュータ 専門家のみのブーム

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記号主義とコネクショニズム • コネクショニズム ≃ ニューラルネットワーク 状態空間を自動学習 モデルがほどほど • 記号主義 ≃ステートマシン、ビヘイビアツリー 詳細なモデル化

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記号主義とコネクショニズム • コネクショニズム ≃ ニューラルネットワーク 状態空間を自動学習 モデルがほどほど • 記号主義 ≃ステートマシン、ビヘイビアツリー 詳細なモデル化

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記号主義とコネクショニズム • コネクショニズム ≃ ニューラルネットワーク 状態空間を自動学習 モデルがほどほど • 記号主義 ≃ステートマシン、ビヘイビアツリー 詳細なモデル化

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記号主義とコネクショニズム • コネクショニズム ≃ ニューラルネットワーク 状態空間を自動学習 モデルがほどほど • 記号主義 ≃ステートマシン、ビヘイビアツリー 詳細なモデル化 応用して! 無視できない!

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ゲーム開発のために どうやって ディープニューラルネットワークを使えばいい?

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ゲームAI技術に必要な3要素 記号主義 コネクショニズム 拡張性 〇 〇 多様性 〇 〇 カスタマイズ性 〇 ×

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ゲームAI技術に必要な3要素 記号主義 ハイブリッド コネクショニズム 拡張性 〇 〇 〇 多様性 △ 〇 〇 カスタマイズ性 〇 △ ×

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ゲームAI技術に必要な3要素 記号主義 ハイブリッド コネクショニズム 拡張性 〇 〇 △ 多様性 △ 〇 〇 カスタマイズ性 〇 〇 × いいとこ取り!

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インターネットによる 膨大なデータ 4 第三次AIブーム(2010年代) 時間 規模 1960 1990 2000 第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム 1970 1980 2010 ルールベース 逆伝播法 データベース ディープ ラーニング 推論ベース ニューラル ネット誕生 小型・中型 コンピュータの普及 大型コンピュータ 専門家のみのブーム 融合点

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記号主義とコネクショニズムを組み合わせることが、 今後、ゲーム産業15年の道!

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唯識とニューラルネットワーク • 唯識 … 記号主義型人工知能 • ニューラルネットワーク… コネクショニズム 唯識xニューラルネットワーク =記号主義 x コネクショニズム

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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第十七章 デジタルツインと唯識

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メタバース 実世界とメタバース 実世界 仮想によって現実をつかまえる

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ニューロン群 実世界とメタバース 実世界 ニューロン群によって現実をつかまえる

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メタバースと唯識 • 我々の頭の中の世界は、メタバースみたいなもの • メタバースによって物理世界を捉える = ニューラルネットワーク群によって物理世界を捉える = 唯識的世界で物理世界を捉える

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レイヤー 層 識 出力 入力 垂直構造 ディープニューラルネットワーク 記号主義的フレーム 中空構造

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ニューロン群 実世界とメタバース 実世界 仮想によって現実をつかまえさせる

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物理世界 メタバース

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物理世界へ の作用 (指令・行為) 知能 物理世界 情報収集 (知覚) メタバース (集合知性)

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メタバース 情報の 蓄積 シミュレー ション による予測 人間の叡知 一つの集合知性として機能する 物理空間 への作用 センサー 意思決定 エフェクター 物理空間 からの情報 物理空間へ の作用 集合知性の エージェント・アーキテクチャ

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物理世界 ニューロン群

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物理世界へ の作用 (指令・行為) 知能 物理世界 情報収集 (知覚) ニューロン群

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ニューロン群 情報の 蓄積 シミュレー ション による予測 人間の叡知 一つの集合知性として機能する 物理空間 への作用 センサー 意思決定 エフェクター 物理空間 からの情報 物理空間へ の作用 集合知性の エージェント・アーキテクチャ

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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付録1:参考文献

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ニューロフィロソフィーとしての心の唯物論 フォークサイコロジー消去主義と物理主義的還元主義の哲学 武田 一博 哲学 2008 年 2008 巻 59 号 p. 77-95,L12 武田先生の ニューロフィロソフィーの 解説がすばらしいです https://doi.org/10.11439/philosophy1952.2008.77

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ニューロフィロソフィの参考文献 • Neurophilosophy: Toward a Unified Science of the Mind-Brain • Patricia S. Churchland • 1989-09-07 • Publisher : A Bradford Book

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ニューロフィロソフィの参考文献 • 現代思想 1988年4月号 • 特集=ニューロフィロソフィー • 【対談】●廣松 渉/甘利俊一●大村 裕/ 栗本慎一郎●中村雄二郎/養老孟司 雑誌 – 1988/4/1 • J・ラカン (著), D・デネット (著), P・ チャーチランド (著), 大森荘蔵 (著), K・プリブラム (著) https://www.amazon.co.jp/dp/B074BQ85JH

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多川 俊映 (著) NHK宗教の時間 唯識 (上・下): 心の深層をさぐる (NHKシリーズ) ムック – 2022/9/24

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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付録2: 遅延反応系と サブサンプションアーキテクチャ

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世界 外と内の交流=散逸構造 INPUT OUTPUT 代謝機能

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世界 反応が遅延する 極めてメカニカルな次元。 内部構造を持つ。 INPUT OUTPUT 代謝機能

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世界 反応が遅延する 極めてメカニカルな次元。 内部構造を持つ。 INPUT OUTPUT 代謝機能

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遅延反応系 INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度

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遅延反応系 INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス 反応を遅延させるところに、知性の生じるチャンスがある。

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物質と知覚 (べルクソン) 物 作用 反作用 知性 作用 反作用 作用と反作用の間の遅延=知覚 「物」なら、作用に対する反作用はすぐに返って来る。(ニュートン力学) 生命は違う。それは内部の時間を通して遅延されて返って来る。

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参考文献③

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サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス) INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス Subsumpution Architecture

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サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス) INPUT OUTPUT 時間 情報抽象度 反射的に行動 少し場合ごとに対応 抽象的に思考 理論的に考える 言語化のプロセス = 自意識の構築化 Subsumpution Architecture 運動の実現のプロセス = 身体運動の生成

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第零夜 目次 • 第一章 イントロダクション to ニューロフィロソフィ • 第二章 さまざまなニューラルネット • 第三章 ニューラルネットと環境のインタラクション • 第四章 唯識、それは一本の神経網の木 • 第五章 中空構造としての知能 • 第六章 世界との関係性としてのニューラルネット • 第七章 人工知能とは • 第八章 唯識的キャラクターAI論 • 第九章 小説との関係性 • 第十章 認識とは生成である • 第十一章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには • 第十二章 知能とは何か? • 第十三章 知識表現としてのニューラルネット • 第十四章 色濃くなっていく自分の世界 • 第十五章 表象とは • 第十六章 ゲーム産業との関わり • 第十七章 デジタルツインと唯識 • 付録1 参考文献 • 付録2 デジタルツインと唯識、 • 付録3 ニューラルネットとエージェントアーキテクチャ

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付録3: ニューラルネットと エージェントアーキテクチャ

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世界 外と内の交流=散逸構造 INPUT OUTPUT

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世界 物質的循環 物質 物理的INPUT 物理的OUTPUT 生理的代謝機能

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世界 情報的循環 情報 INPUT INFORMATION OUTPUT INFORMATION 情報処理=情報代謝 (つまり思考) 物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、 情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。

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世界 情報的・物質的循環 物質 物理的OUTPUT 代謝機能 情報 INPUT INFORMATION OUTPUT INFORMATION 情報処理=情報代謝 (つまり思考) 生理的代謝機能 物理的INPUT

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人工知能はこの内、比較的、 生物の情報的側面を扱います。

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世界 情報的循環 情報 INPUT INFORMATION =センサー OUTPUT INFORMATION =エフェクター 情報処理=情報代謝 (つまり思考) =意志決定 物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、 情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。

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エージェント・アーキテクチャ WORLD INTELLIGENCE センサー エフェクター 認識 Knowledge Making 意志決定 Decision Making 運動 Motion Making 記憶体 Memory 情報体としての知能のカタチ

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エージェント・アーキテクチャ WORLD INTELLIGENCE センサー エフェクター 認識 Knowledge Making 意志決定 Decision Making 運動 Motion Making 記憶体 Memory 情報体としての知能のカタチ 情報の循環=インフォメーション・フロー

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エージェント・アーキテクチャ WORLD INTELLIGENCE センサー エフェクター 認識 Knowledge Making 意志決定 Decision Making 運動 Motion Making 記憶体 Memory 情報体としての知能のカタチ 「情報の循環=インフォメーション・フロー」 は物質の循環の情報版。 これによって知性は自己を情報的に自己組織化できる。やはり知性も散逸構造である。

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物質としての知能、情報体としての知能、二つ の関係をどう捉えるか?

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では、世界は物質であるのか? 情報体であるのか? 物質的世界は、身体によってしか受け取れない。 情報的世界は、情報体として受け取る。 この議論は後述する「生態学的人工知能」の主題となる。 ここでは、一旦、この議論は置いておこう。

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精神医学的立場 • 精神病はある程度、脳や身体の病気でもある。 • 投薬治療が可能だ。 • 物質的に治療することが可能 • 神経回路への影響を考える

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物質から生命へ

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精神と身体、そして進化 情報 物質 精神・知性 身体 進化 「物質と情報」から「精神と身体」までの進化は 果しなく長く、よくわかっていない。

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精神と身体、そして進化 情報 物質 精神・知性 身体 進化 ニューラルネットで物質-知能に渡るシステムを 築くことができるか?

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人工知能のアルゴリズムとして 進化とは?

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精神と身体、そして進化 情報 物質 精神・知性 身体 進化 進化アルゴリズム = 遺伝的アルゴリズムなど

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精神と身体、そして進化 情報 物質 精神・知性 身体 進化 進化アルゴリズム = 遺伝的アルゴリズムなど ニューロエヴォル―ション

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人工知能のための哲学塾 ニューロフィロソフィ篇 第零夜 「ニューロフィロソフィとは何か?」 三宅 陽一郎 三宅 陽一郎 @miyayou 2025.11.21 @渋谷ファブカフェ https://www.facebook.com/youichiro.miyake [email protected] 人工知能のための哲学塾 https://www.facebook.com/groups/1056157734399814/