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kiroでゲームを作ってみた 
 Classmethod AI Talks(CATs)
 入井 啓太


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2 自己紹介 名前:入井啓太(iridon0920) 所属:産業支援グループ     ゲームソリューション部     業務効率化ソリューション部 拠点:名古屋 肩書:サーバーサイドエンジニア 入社年月:2022年10月 参加コミュニティ: JAWS-UG 名古屋、DAGYA TECH 趣味:ゲーム(スト6)、漫画、猫など

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3 Kiroで五目並べゲームを作ってみた

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4 五目並べの構成要素 機能 ● Webブラウザ上で五目並べが遊べる ● 人対人/人対AIモードから選択 技術構成 ● TypeScript/Vite/Jest など 100% Kiroだけで実装できました

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5 五目並べができるまで - 要件定義 成果物 少しのプロンプトで要件定義書作成完了

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6 五目並べができるまで - 設計 プロンプトなしで設計文書作成完了 成果物

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7 五目並べができるまで - タスクリスト タスクもそのまま作成完了し、コーディングへ 成果物 タスクリスト上で各タスクを クリックしてコーディング開始

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8 できあがったソースコード、アプリ ● 各コードはMVC構造をベースに整理 ● メソッドの責務も最低限 ○ クラスは少し大きいが、ちゃんと指示すれ ば分割してくれそう ● UI/UXは特に指示しなかったが、良い感 じに作ってくれている ○ レスポンシブ対応 ○ 石を置いたときのちょっとした演出 ● 各種テストも完備 ○ 単体テスト ○ 統合テスト ○ E2Eテスト ○ パフォーマンステスト これだけの成果物が 2回のプロンプト送信とクリック操作で出力

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9 従来のVive Codingとの違い 適切なフレームワークで開発者を導く ● 決められた道筋に沿って迷わず開発を進め られる ● 最初に設計が強制されるので、大規模な開 発であっても一貫性を保って進められる ○ 反面、小規模な開発だとオーバースペック感 あり ● 設計ドキュメントが統一されたフォーマットで 残る ● 開発経験が乏しくても一定の クオリティの成果物が作りやすい ● 自由に開発を進められる ● 自由な分、どのように開発を進めるか決めて おかないと迷子になる可能性あり ○ 気づけば重要でない機能が作り込まれていた り… ● 設計ドキュメントが残しづらい ○ 残っていてもフォーマットに一貫性がない ● 小規模なツールの開発であればこちらの方 が早い 従来の Vive Coding Kiroによる仕様駆動開発

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10 Kiroによるゲーム開発のメリット ● プロトタイプ版のスクラップビルドを高速化可能 ○ ゲームのアイディアが本当に面白いか検証するためのもの ○ 試行錯誤のために何度も作り直しが必要となる ● プランナー・デザイナーのみでもある程度複雑なロジックのゲームを作 成可能 ○ エンジニア無しでもきちんと動くものを開発できる ○ 仕様書がそのまま動くので、細かな調整もしやすい

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11 まとめ ● Kiroによるゲーム開発は、少なくともプロトタイプレベルであれば十分 なクオリティの成果物を出力してくれる。 ● AIなど、複雑なロジックであっても、自然言語からそれっぽいものを 作ってくれるため、ゲーム開発のハードルが下がる。 ● Kiroは、フレームワークにより開発者を導いてくれるので、迷うことなく 開発を進められる。 ● AIを活用することで、ゲームのプロトタイプ開発は効率化し、より手軽 に行うことができるようになると思われる。 ○ つまり、これから面白いゲームはどんどん増えていく

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